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「類は友を呼ぶ」の意味や由来とは?例文でわかりやすく解説!

「類は友を呼ぶ」の意味や由来とは?例文でわかりやすく解説!

「類は友を呼ぶ」ということわざ、聞いたことはありますよね。でも、いざ「どういう意味?」と聞かれると、正確に答えるのって意外と難しいかもしれませんね。実は、インターネットでは「類は類を呼ぶ」という言い方も広く使われていますが、正しくは「類は友を呼ぶ」なんですね。

この記事では、「類は友を呼ぶ」の正しい意味や由来、実際の使い方を例文とともに詳しく解説していきます。類語や対義語、さらには英語での表現まで網羅的にご紹介しますので、きっとこのことわざをしっかり理解できるはずですよ。

「類は友を呼ぶ」を理解するための基礎知識

「類は友を呼ぶ」を理解するための基礎知識

読み方

「類は友を呼ぶ」は、「るいはともをよぶ」と読みます。

実は、インターネット上では「類は類を呼ぶ(るいはるいをよぶ)」という表現も広く使われているんですね。でも、これは正式なことわざではなく、類推変化による誤用とされているんです。正しい形は「類は友を呼ぶ」ですので、覚えておくと良いですよね。

ちなみに、「類は類を呼び、友は友を呼ぶ」という言い方なら、強調表現として認められる場合もあるようです。ただし、基本的には「類は友を呼ぶ」が標準的な表現なんですね。

意味

「類は友を呼ぶ」は、趣味や価値観、性格などが似ている人同士が、自然と引き寄せ合って集まるという意味のことわざです。

もう少し詳しく説明すると、気の合う人や共通点のある人たちが、特に意識しなくても自然と仲良くなったり、グループを作ったりする様子を表しているんですね。明るい性格の人の周りには明るい人が集まりますし、読書が好きな人は同じく本好きな友達ができやすいですよね。そんな人間関係の不思議な引力を表現したことわざなんです。

このことわざは、単に「似た者同士が集まる」という事実を述べているだけでなく、「あなたの周りにいる人は、あなた自身を映す鏡である」というメッセージも含んでいるかもしれませんね。ですから、自己啓発やビジネスの分野でも、人間関係を考える際によく引用されているんですよ。

語源と由来

「類は友を呼ぶ」の由来は、古代中国の古典『易経(えききょう)』にまで遡ります。

『易経』には「同声相応じ、同気相求む」という言葉が記されているんですね。これは「同じ声を持つ者同士は呼応し合い、同じ気質を持つ者同士は求め合う」という意味で、まさに「類は友を呼ぶ」の原型となった考え方なんです。

この中国の思想が日本に伝わり、江戸時代頃から「類は友を呼ぶ」ということわざとして定着したと言われています。日本では、似た者同士が自然と集まる様子を表現する言葉として、長い間親しまれてきたんですね。

興味深いのは、この「同声相応じ、同気相求む」という表現も、そのまま日本語のことわざとして使われることがあるということなんです。「同気相求む(どうきあいもとむ)」という形で、今でも類語として知られているんですよ。

古代中国の人々も、現代の私たちと同じように、似た者同士が集まる人間の性質に気づいていたんですね。時代や国を超えて共通する人間心理を表したことわざと言えるかもしれませんね。

「使い方」がわかる「例文」3選

「使い方」がわかる「例文」3選

それでは、「類は友を呼ぶ」を実際にどう使うのか、具体的な例文を見ていきましょう。日常会話からビジネスシーンまで、さまざまな場面で使える表現なんですよ。

1:「彼女の周りにはいつも明るい人が集まっているけど、類は友を呼ぶというのは本当だね」

これは日常会話でよく使われるパターンですね。

ポジティブで明るい性格の人の周りには、同じように前向きで元気な人が自然と集まってくるという状況を表しています。職場や学校で、いつも笑顔で楽しそうにしている人の周りに人が集まっている様子、見たことありますよね。

この例文のように、「類は友を呼ぶ」は良い意味でも悪い意味でも使えるんです。明るい人には明るい人が、真面目な人には真面目な人が集まるという、中立的な観察を表現するのに適しているんですね。

2:「趣味のイベントに参加したら、自然と気の合う仲間ができた。類は友を呼ぶとはこのことだ」

こちらは、自分自身の体験を振り返って使う例ですね。

アニメやゲーム、スポーツ、読書会など、共通の趣味を持つ人たちが集まる場所では、自然と会話が弾んで友達になりやすいものです。「オタク仲間が自然にできた」「ランニング仲間と意気投合した」といった経験をした時、まさに「類は友を呼ぶ」を実感する瞬間かもしれませんね。

このように、共通の価値観や興味を持つ人同士が引き寄せ合う様子を表現する際に、このことわざは非常に便利なんですよ。

3:「成功している人の周りには成功者が集まる。類は友を呼ぶから、付き合う人を大切に選ぶべきだね」

これは、ビジネスや自己啓発の文脈でよく使われる表現方法ですね。

「あなたの人生は、あなたが普段付き合っている5人の平均である」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。これは「類は友を呼ぶ」の現代版とも言える考え方なんです。成功している人、前向きな人、努力している人の近くにいると、自分も自然とそのような姿勢に影響されるという意味ですね。

この例文では、単に「似た者同士が集まる」という事実を述べるだけでなく、「だからこそ、良い影響を受けられる人との関係を大切にしよう」という教訓的なメッセージも込められているんです。自己啓発セミナーやビジネス書などで、このような使い方をよく見かけますよね。

似た意味の「ことわざ」は?「類語」「言い換え」表現

「類は友を呼ぶ」と似た意味を持つことわざや慣用句は、実はたくさんあるんですね。それぞれ微妙にニュアンスが違うので、状況に応じて使い分けられると表現の幅が広がりますよ。

似た者同士

「似た者同士」は、「類は友を呼ぶ」を最もシンプルに言い換えた表現ですね。

ことわざというよりは日常的な言葉で、性格や趣味、考え方などが似ている人たちを指す表現なんです。「あの二人は似た者同士だから気が合うんだね」といった使い方をしますよね。

「類は友を呼ぶ」が「集まる現象」に焦点を当てているのに対し、「似た者同士」は「既に集まっている人たちの特徴」を表現している点が少し違うかもしれませんね。より日常会話的で使いやすい表現と言えるでしょう。

波長が合う

「波長が合う」も、気の合う人同士の関係を表す現代的な表現ですね。

元々は物理学の用語から来た言葉ですが、人間関係において感覚や価値観が合う様子を表現するのに使われているんです。「初対面なのに波長が合って、すぐに仲良くなれた」というような使い方をしますよね。

「類は友を呼ぶ」が客観的な観察を表すのに対し、「波長が合う」はより感覚的で、相性の良さを感じる主観的なニュアンスが強いかもしれませんね。音楽や芸術の話をする時などにも使いやすい表現なんですよ。

同気相求む

「同気相求む(どうきあいもとむ)」は、前述した『易経』由来のことわざですね。

「同じ気質や志を持つ者同士は、互いに求め合う」という意味で、「類は友を呼ぶ」の語源となった表現なんです。やや古風で格調高い表現なので、文章語や改まった場面で使われることが多いですね。

意味はほぼ同じですが、「類は友を呼ぶ」よりも文語的で、少し硬い印象を与える表現と言えるでしょう。ビジネス文書や論文などで使うと、教養のある印象を与えられるかもしれませんね。

目の寄る所へ玉も寄る

「目の寄る所へ玉も寄る(めのよるところへたまもよる)」は、ちょっと面白い言い回しのことわざですね。

目(穴)が集まっている所には、玉(ビー玉や碁石のような丸いもの)も自然と集まってくるという意味から、似た性質のものは互いに引き寄せ合うという教えを表しているんです。

「類は友を呼ぶ」とほぼ同じ意味ですが、このことわざはやや古風で、現代ではあまり使われなくなっているかもしれませんね。でも、知っておくと会話の幅が広がる表現だと思いますよ。

「対義語」は?

「類は友を呼ぶ」と反対の意味を持つことわざもいくつかあるんですね。これらを知っておくと、人間関係の多様性や意外性を表現する際に役立ちますよ。

反対の性質が引かれ合う

「反対の性質が引かれ合う」という表現は、まさに「類は友を呼ぶ」の対義語的な考え方ですね。

これは、正反対の性格や特徴を持つ人同士が、お互いに魅力を感じて惹かれ合うという現象を表しているんです。例えば、積極的な人と慎重な人、話し好きな人と聞き上手な人など、正反対だからこそバランスが取れて良い関係になることってありますよね。

心理学では「補完性の原理」とも呼ばれていて、自分にないものを持っている相手に惹かれるという人間の性質を表しているんです。恋愛関係などでは、むしろこちらの方が当てはまることも多いかもしれませんね。

合わぬ蓋あれば合う蓋あり

「合わぬ蓋あれば合う蓋あり(あわぬふたあればあうふたあり)」は、人間関係の多様性を表すことわざですね。

これは、どんな人にも必ず相性の良い相手がいるという意味なんです。ある人とは気が合わなくても、別の人とはぴったり合うことがあるという、希望を持たせてくれる表現ですよね。

「類は友を呼ぶ」が「似た者同士が集まる」ことに焦点を当てているのに対し、このことわざは「人にはそれぞれ相性がある」という個別性を強調している点が対照的なんです。人間関係で悩んでいる時に、励ましの言葉として使えそうですよね。

十人十色

「十人十色(じゅうにんといろ)」も、ある意味で「類は友を呼ぶ」と対照的な考え方を示すことわざですね。

これは、人はそれぞれ異なる個性や考え方を持っているという意味で、人間の多様性を肯定する表現なんです。「類は友を呼ぶ」が「似た者同士が集まる」という均質化の側面を示すのに対し、「十人十色」は「みんな違ってみんな良い」という多様性を讃える視点なんですね。

実際の人間関係では、「類は友を呼ぶ」ように似た人が集まる面と、「十人十色」のように一人ひとりが違う面の両方があるものですよね。どちらの視点も大切にしたいところです。

「英語」で言うと?

「類は友を呼ぶ」は世界共通の人間観察から生まれたことわざなので、英語にも同様の表現がいくつもあるんですね。国際的な場面で使えると便利ですよ。

Birds of a feather flock together(同じ羽の鳥は群れになる)

「Birds of a feather flock together」は、「類は友を呼ぶ」の英語表現として最も有名なものですね。

直訳すると「同じ羽を持つ鳥たちは一緒に群れを作る」という意味なんです。確かに、自然界でも同じ種類の鳥たちが一緒に飛んでいる様子をよく見かけますよね。この自然の摂理を人間関係に当てはめた表現なんです。

使い方としては、「You know what they say: birds of a feather flock together.(ほら、類は友を呼ぶって言うでしょ)」のように、日常会話でよく使われているんですよ。英語圏の人との会話で使えると、かなり自然な印象を与えられますね。

Great minds think alike(偉大な心は同じように考える)

「Great minds think alike」は、ちょっと違った角度から「類は友を呼ぶ」を表現した英語のフレーズですね。

直訳すると「優れた心を持つ人たちは、似たような考え方をする」という意味なんです。友人と同じアイデアを思いついた時や、意見が一致した時に、冗談交じりに「Great minds think alike!」と言うことが多いんですよ。

「類は友を呼ぶ」が「人が集まる現象」を表すのに対し、この表現は「考え方の一致」に焦点を当てている点が少し違うかもしれませんね。でも、根底にある「似た者同士」という概念は共通しているんです。

Like attracts like(似たものは似たものを引きつける)

「Like attracts like」は、非常にシンプルで分かりやすい英語表現ですね。

これは「似たものは似たものを引き寄せる」という意味で、まさに「類は友を呼ぶ」の直訳に近い表現なんです。人間関係だけでなく、引き寄せの法則(Law of Attraction)など、スピリチュアルや自己啓発の分野でもよく使われている言葉なんですよ。

「Birds of a feather flock together」よりもストレートな表現なので、理論的な説明や科学的な文脈で使われることも多いですね。ビジネス英語や学術的な場面でも使いやすい表現と言えるでしょう。

まとめ

ここまで「類は友を呼ぶ」について詳しく見てきましたが、いかがでしたか?

大切なポイントをもう一度振り返ってみましょう。このことわざは、趣味や価値観、性格が似た人同士が自然と引き寄せ合って集まるという意味でしたね。由来は古代中国の『易経』にある「同声相応じ、同気相求む」という言葉で、江戸時代頃から日本で親しまれてきた表現なんです。

実際の使い方としては、「彼の周りにはいつも前向きな人が集まっている。類は友を呼ぶね」のように、似た者同士が集まる様子を観察した時に使えるんでしたね。日常会話からビジネスシーン、さらには自己啓発の文脈まで、幅広く活用できる便利なことわざなんです。

ちなみに、インターネットでは「類は類を呼ぶ」という言い方も広く使われていますが、正しくは「類は友を呼ぶ」ですので、覚えておくと良いですよね。

このことわざが教えてくれるのは、自分の周りにいる人は、自分自身を映す鏡のようなものだということかもしれませんね。もしより良い人間関係を築きたいなら、まず自分自身が良い影響を与えられる存在になることが大切なんです。そうすれば、自然と良い人たちが集まってくるはずですよ。

ぜひ日常会話や文章を書く時に、「類は友を呼ぶ」を使ってみてくださいね。人間関係について話す時、このことわざを使うと、あなたの考えがより説得力を持って相手に伝わるかもしれませんよ。