生命保険の保障期間や払込期間を気にしている人は、あまりいないと思います。
というのも、契約が済んだあとだし、気にしてもどうしようもないからです。
しかし、あとで気がつくと必要な保障の他に余計な保障がついて保険料が上がってることが多々あります。
はたまた、保険料を払っている割には、保障期間があっていなかったりするのもよく聞く話です。
今回は、あなたにとって必要な保障期間や払込期間について説明していきます。
これから保険を選ぶ方必見の内容ですよ。
あなたに必要な保険期間を知る2つのポイント
必要な保険期間を知るためには、ポイントが2つあります。
1つ目がライフスタイル、2つ目が保険料と保障内容です。
①ライフスタイル
必要な保険期間を知るためには、まずはご自身のライフスタイルをしっかり理解することです。
保険を決める上で、大切なのはライフスタイルです。
独身・既婚者(子供なし)
独身や既婚者(子供なし)の場合は、ご自身の葬儀費だけが必要になります。
葬儀代は、オプションにも対応できるよう200万くらいが丁度いい額だと言われています。
よって生命保険よりかは医療保険のほうが捻出しやすいです。
死亡した際には200万以上の保障を選ぶと安心できます。
既婚(子供あり)
既婚でお子さんがいる場合には、お子さんの教育費と万が一のときが起こったら残された家族の生活費が必要です。
お子さんの教育費は、大学卒業まで考えるといいでしょう。
一番悩むのが、残された家族の生活費です。
奥様が仕事をしていれば、1ヶ月程度の生活費が必要になってきます。
また、お子さんが学生の場合は、大学が卒業するまでの教育費がプラスされます。
奥様が専業主婦の場合には、仕事をするのかしないのかによって分かれてきます。
仕事をする場合は、3ヶ月程度の生活費があればいいでしょう。
仕事をしない場合は、奥様が老齢年金を受け取るまでのお金が必要になってきます。
②保険料の割に保障内容が少なくないか
二つ目のポイントは、保険料の割に保障内容が少なくないかです。
医療保険で終身タイプに加入されている方には関係ありませんが、生命保険の定期タイプに加入している方に関係します。
定期タイプだと保障される期間が決まっており、期間がすぎると更新か保険をやめるか選べます。
注意してほしい点は、保険料は高めに支払っているのに、保障期間が短いといった具合です。
せっかく保険に加入しているのに、保障期間が5年、保険料が5000円だとするとバランスが悪いです。
最適なバランスは、FPさんによると、10年更新が一番いいと言われています。
生命保険に加入する際には10年更新を選びましょう。
ポイントを抑えた上で、保険期間と払込期間について振り返ってみましょう。
生命保険の保険期間・払込期間とは何か?
保険期間とは?
保険期間とは、別名保険の保障期間のことです。
つまり、加入した保険がいつまで保障されるかです。
保障期間は、定期と終身に分かれます。
定期は一定期間保障されます。
終身はご自身が亡くなるまで一生涯の保障が約束されます。
払込期間とは?
次に払込期間について振り返っていきましょう。
払込期間は、保険料を支払う期間のことです。
払込期間は更に以下のように種類が多様に分かれます。
短期払い
一つ目は、短期払いです。
保険料は、一定年齢まで保険料を支払いますという意味です。
一定年齢をすぎると、保険料は徴収されずに保障だけはガッチリいただけます。
お支払い方法は、月払いがほとんどです。
若干割高になりますが、60歳までにお支払いが終わります。
ほとんどの保険のタイプに見られます。
終身払い
二つ目は、終身払いです。
保険料は、一生涯支払いますという意味です。
保障もいただけますが、保険料が絶えずつきまとうタイプです。
しかし、月々のお支払は60歳払済のものよりかは割安になります。
一括払い
三つ目は、一括払いです。
一括払いは、保険料を一括してお支払いする意味です。
一括払いには、更に全期前納払いと一時払いに分かれます。
全期前納払いは、保険会社に全期分相当の保険料を預けておき保険会社が月々に徴収していくというお支払い方法です。
一時払いは、保険料を一括してお支払いする方法です。
それ以上は保険料が気にすることがないので、お子さんに保険をプレゼントするときによく選ばれます。
月払い
月払いは、ひと月に決められた保険料を保険会社に支払う方法です。
生命保険を含め、医療保険、収入保障保険、個人年金保険と様々な保険に多いお支払い方法です。
特に理由がなければ月払いを選択しましょう。
では、保険期間と払込期間について振り返ったところで、何故ライフスタイルによって必要な保険期間が異なってくるのでしょうか。
何故ライフスタイルによって保険期間が異なってくるのか
理由は、ものすごく単純です。
あまり無駄な保障をつけると、必要な時期に必要な保障がもらえない事態が起こってしまうのです。
年齢によって必要な保障が違ってくるから
大きな理由は、年齢によって必要な保障が違ってくるからです。
ですが、実際は保険に加入すると加入した保険の保障しか手に入れることができません。
臨機応変に、何歳になったらこの保障といったように年齢別によって保障が変わることはありえません。
したがって、保障内容と保障期間をしっかり選ばないと保険料が高くなり、月々のお支払が大変なことになります。
適切な保険期間を知ることは保障を最低限にできる
必要な保険期間を知ることで、保障を最低限にできます。
保障を最低限にすることは、賢く保険に加入することができ余ったお金はご自身の趣味に費やすことができるようになります。
場合によっては、1つの保険に保障をあれやこれやつけるよりかは、別々に違う保険商品に加入したほうが結果安くなります。
まとめ
今回は、保険期間と払込期間について説明してきました。
保険期間と払込期間は、加入したあとは特に気にする人はいません。
しかし、意識することで必要な保障を最低限にし、賢い保険を選べる人になります。
独身・既婚者(子供なし)の方は、ご自身の葬儀代のみしっかり備えましょう。
既婚者でお子さんがいる場合は、お子さんの大学卒業までの進学費と残された家族の生活費にしっかり備えましょう。
これから保険を考えている方は、保険期間と払込期間についてもしっかり確認しておきましょう。