40代以降は様々な病気のリスクがあり、死亡保険を含め保険全体の加入が厳しくなる人もいます。病気の中でも、糖尿病といったメジャーな病気は保険に入るのは引受基準緩和型なのかなと大体推測できます。しかし、緑内障と言われたときには一瞬え?となる人が多いのではないでしょうか。
緑内障といえど、目の病気なので保険に関してはそんなに気にしなくてもスムーズに審査も通って保険に入れると思っている人もいるかもしれませんね。今回は、医者に緑内障といわれたら保険に加入できるのか?を紹介していきます。
目次
緑内障は一般の死亡保険に加入できるのか?
医師から緑内障と言われたら、片目か両眼かで結果が違ってきます。
両眼が緑内障の場合は加入しづらい
両眼とも医師から緑内障の診断をされた場合は、残念ながら一般的な死亡保険には加入しづらいです。理由は後述しますが、とある項目にどうしても引っかかってしまいます。
両眼となると保険会社もなかなかりOKは出しにくいとのこと。両眼が緑内障の人はもし既存保険があればそちらを大切にしたほうがいいでしょう。
片目の場合は条件付きで加入できることもある
医師から緑内障と診断され、片目だけの場合は条件付きの場合もありますが、一般の生命保険に加入できる場合もあります。片目が緑内障の場合は、それほど保険について絶望するのはまだ早いです。
なぜ緑内障は保険に加入しづらい4つの理由
では、一体なぜ緑内障は保険に加入しづらいのでしょうか。一般的に生活をしていると、糖尿病やがん等の病気の場合は、引き受けづらいことはなんとなくわかるものです。しかし、緑内障となると、引き受けづらいと想像しにくい人がほとんどです。
①高度障害の項目に両眼の永久失明が含まれているから
緑内障が保険に加入しづらい理由は、ただ1つ。高度障害の項目にありました。高度障害の項目のうち、緑内障に該当するのは、両眼の永久失明です。
健康のうちは、どうしても高度障害の項目を詳しく見る人はまずいません。我々の高度障害のイメージは、どうしても歩けない動けないずっとベッドの上で意識はあるけど起きれないそんな感じのイメージです。
②緑内障の治療は告知審査で引っかかるから
緑内障で病院の治療を受けている場合は、告知の項目で最近3ヶ月以内に医師による診察・投薬・検査・治療を受けたことがありますかの項目に引っかかる可能性大です。
3ヶ月よりも以前に治療を受けている場合は、医師に治療に関して前向きなことを言われているかも重要な部分です。告知審査に引っかかっても前向きなことを言われていたら、保険会社も場合によっては一般の保険に加入できます。
③緑内障の手術は告知審査で引っかかるから
緑内障は、後述しますが薬物療法が中心に行われますが、あまり効果がなく手術をする場合もあります。緑内障の手術をすると、生命保険の告知項目のうちの1つである過去5年以内手術したかの項目に十分引っかかります。
手術した期間に注意しておかないと審査の段階でお断りされる場合もあるのです。
④保険会社も緑内障はリスクとして考えているから
高度障害に失明リスクが入ってあるということは、保険会社は緑内障はすぐに保険金を支払う必要があるリスクとして考えています。保険会社としては、健康の人が万が一や高度障害に備えて欲しいんです。
さすがに、緑内障のリスクのある人を受け入れてしまうと、健康の人よりかは莫大な保険金を支払うリスクが増えてしまうのです。
そもそも緑内障とはどんな病気なのか
緑内障のことについてとりあげていますが、そもそも緑内障とはどのような病気なのでしょうか。またどのようなリスクがあるのかみていきましょう。
緑内障の症状
日本眼科学会によると、緑内障ははじめ本来なら見えるはずのない暗点が現れたり、視野が徐々にかけてくる病気です。視野がかけてくるならすぐに気づくのではないかと思われていますが、人間は両眼でみているので、なかなか気づくのが遅く、進行して視力が落ちて初めて気がつくケースがほとんどです。
40代以降発生しやすい
年齢としては40代以降に多いです。ちょうど40代というと、定期型の保険に加入していれば、1回目の更新時期に近づいてきます。
更新時期に緑内障と診断されると、見直し面においても大変厳しくなるので、加入できる保険の限られてきます。
治療法は症状を遅らすことのみ
緑内障の治療法としては、根本的な治療法がないため、治療法を遅らすことしかできません。緑内障は進行がゆっくりなので、ゆっくりなのを更にゆっくりとするイメージです。
薬物療法が中心に行われており、薬ではうまくいかない場合は、レーザー治療や手術が行われます。
緑内障の人が加入できる保険
では、緑内障の人が加入できる保険はどういった保険なのでしょうか。詳しく見ていきましょう。緑内障が片目の症状を想定しています。
もし、両眼が緑内障と診断されている場合は、引受基準緩和型か無選択型のいずれかになります。もしくは、保険の審査の段階で落とされることも高いことを理解しておきましょう。
特定障害不担保特約の条件付き一般の保険
片目が緑内障の場合は、特定障害不担保特約といって、失明といった特定障害になると、保険金の支払いがなかったり、保険料の支払いの免除がなかったかり、緑内障の方にとってはかなり厳しい条件での加入になります。
通常の保険では、高度障害になれば保険料の支払いの免除と保険金が支払われます。
引受基準緩和型
引受基準緩和型は、緑内障を含め様々な持病を持っている人のための保険です。加入する審査の基準が一般の保険に比べて厳しくあません。保険料が割高であることが多く、保険料は、一般の保険の倍額のケースがほとんどです。
無選択型
無選択型は、引受基準緩和型の告知審査よりも更にやらしく、持病の告知なしで加入できる保険です。保険料は引受基準緩和型よりもさらに割高になります。
緑内障といわれたら保険はどこに相談すればいいのか?
緑内障でも保険の加入は一応できますが、詳しい相談はどこへいけば相談に乗ってくれるのでしょうか。さすがに一社だけ絞り込んでの相談はおすすめできません。
緑内障と言われて保険の相談は複数の保険を取り扱う保険相談窓口へ
緑内障と言われてから保険の相談を行う場合は、複数の保険を取り扱う相談窓口へ出向いたほうがいいでしょう。
保険会社は引受基準を独自で設けている場合が多く、A社では保険に入れなかったが、B社では保険に入れたといった例が数多くあるからです。
また保険の相談窓口には、色んな人が相談に訪れるので病気の人でも加入しやすい多少のデータは持っています。告知審査で断られるよりも前に保険については複数比較して自分にあったものを選びましょう。
まとめ
今回は、緑内障は死亡保険について加入できるのかをお話してきました。
- 緑内障は両眼の場合は加入できない場合が多い
- 緑内障は片目の場合は加入できる
という結果になりました。両眼の場合加入できない理由としては、4つありました。
- 高度障害の項目に両眼永久失明
- 緑内障の治療に告知審査で引っかかる
- 緑内障の手術に告知審査で引っかかる
- 保険会社は緑内障について保険金をすぐ支払うリスクがあると考えている
緑内障と言われたら、保険の相談は複数比較できる保険相談窓口がおすすめです。病気で加入した人も訪れているため、どの保険が加入しやすいか知っています。緑内障でも保険への加入諦めるのはまだ早い!