保険を自分なりに見直してみたけど、本当にいいのかわからない!
あると思います。
保険を見直す時に頼りになるのが、保険のプロファイナンシャルプランナーです。
彼らは、普段保険についてどのような目線で選んでいるのでしょうか?
今回は、生命保険を選ぶ際にプロが見ている3つのポイントをお伝えします。
生命保険の選び方!プロのファイナンシャルプランナーが見る3つのポイントとは?
プロのファイナンシャルプランナーは、生命保険を見るときには、以下の3つのポイントを見ています。
ライフプラン・既存に加入している保険・必要保障額の3つです。
順番に説明致します。
①ライフプラン
まずは、ご自身のライフプランです。
ライフプランは、人それぞれなのではっきりさせておくとプロからより的確にアドバイスが受けられます。
ライフプランにおけるライフステージは、男性よりも女性の方が変化が目まぐるしく必要な保険も頻繁に変わってきます。
女性は、結婚・妊娠・出産が控えているからです。
先のことはわからないといいますが、分かる範囲である程度決めておくと保険も選びやすくなります。
②既存に加入している保険の現状
次に重要なのが、既存に加入している保険の現状についてです。
保険を見直すには、見直す対象となる保険がないと比較のしようがありません。
現状の保険の保障内容、保険料、解約した際にお金が戻ってくるのかは最低抑えておきましょう。
保険商品は、日々新しいものが出ていますので、当時なかった欲しかった保障がある可能性もあります。
③必要保障額が適切かどうか
最後は、プロらしい目線ですが、必要保障額です。
適切な必要保障額は以下のとおりです。
・独身:500万円
・専業主婦:1000万円
・夫婦2人暮らし:1500万円
・夫婦+お子様1人:3000万円
保障額が多ければ多いほど、将来は安泰と思われがちですが、額が多くなれば月々の保険料も高くなってしまいます。
保障内容をしぼりすぎると、保障額は少なくなりすぎて肝心の戻ってくるお金も寂しいものになってしまいます。
実際に、プロのファイナンシャルプランナーがどのようにして保険を選んでいるのか見ていきましょう。
プロのファイナンシャルプランナーの保険に関する5つの得ワザ
①生命保険に医療特約はつけず別で加入する
一つ目は、生命保険には様々な特約がつけられます。
医療保険に別途加入が面倒で、生命保険につけて1つにすればいいじゃないと医療特約を付ける人もいます。
が、しかし生命保険に医療特約はあまりおすすめする方法ではありません。
特約をつけてしまうと、保険料が高くなってしまい、保障内容もメインではないので、保障外のことが起きてしまえば、どうしようもありません。
プロからも医療特約はつけずに、医療保険は医療保険で病気全般に備える方が効率がいいと判断しています。
②生命保険に特約をつけるならリビングニーズ特約
二つ目は、生命保険だけでは不安で何か特約をつけるならプロの視点からは、リビングニーズ特約です。
リビングニーズ特約についての説明は、後述致します。
保険を見直したり、ライフステージの変化で生命保険を新規に加入する際には、是非ともリビングニーズ特約という用語だけでも覚えておきましょう。
③お子さんの教育費は学資保険ではなく解約返戻金の終身保険でまかなう
結婚してお子さんが増えたら、大学卒業までの教育費が一番悩ましい種です。
全部国公立か私立かによっても、金額が大きく違ってきます。
お子さんがいるご家庭では、一番慎重に決めて欲しいことでもあります。
後述しますが、なんと解約した時でもらえるお金を教育費に当てることもできます。
本来なら養老保険や学資保険で備えるのが一般的ですが、養老保険も利率があまりよくないので、選ぶ人が減少しています。
④老後資金は個人年金保険等生きている間に受け取れるもののほうがいい
お子さんも社会人になれば、いよいよご自身の老後が目の前に見えてきています。
お子さんいる世代も、いない世代も全世代共通の悩みではないでしょうか。
老後に関しては、少しでも金額を上乗せしたいものです。
プロの目線としては、生前がっちり受け取れる個人年金保険をおすすめしています。
医療保険と合わせて加入すると、病気と老後両方備えられるので、安心が増えます。
⑤月々に払う保険料は月収の5%内がバランスがいい
保険商品には、魅力的な保障が所狭しに並んでいるのが、現状です。
保険を選ぶ時に、どうしても欲しい保障が別々の保険にあったときに非常に悩みますよね。
欲しい保障全部別々の保険にしてしまうと、悩ましい問題が月々にお支払する保険料です。
保険料が高すぎると、家計を圧迫してしまうし、少なすぎると将来が不安です。
プロの目線としては、保険料は月収の5%内がバランスがとれていると言う意見が多くあります。
あれもこれも保障が欲しかった場合、保険料が月収の5%以内に収まるかも検討の基準になります。
月収が40万円なら、保険料は20,000円以内がベストなバランスです。
保険の保障は最低限くらいにしておく考え方が、プロにも浸透していることがわかります。
実際プロが勧める保険いは、どのようなものがあるか見ていきましょう。
プロのファイナンシャルプランナーが勧める保険とは?
ライフステージ別に、独身と既婚わけて考えていきます。
独身・既婚(子供なし)
独身の方と既婚でお子さんがいない場合、最低限医療保険と個人年金保険さえあればあとは入りません。
医療保険(終身保険)
医療保険は、がんや脳卒中を含め病気全般に対して備えられる保険です。
保障内容も保険会社によって違いが出てくるので、ご自身が欲しい保障をはっきりしないと結構悩んでしまいます。
医療保険では、診断されたら●万円もらえると宣伝されていますが、もらえる条件が厳しくせっかく保険に入って該当症状に当てはまるからもらえると思っていたものが、よく見たら基準に満たされずもらえなくて苦労した話をよく聞くので、検討する方はもらえる条件も見ておきましょう。
個人年金保険
個人年金保険は、一定の年齢に達すると月々にお金がもらえる保険です。
年金に不安を持っておられる方の加入が増えており、医療保険と一緒に入る方もいます。
個人年金保険は、保険会社が存在する限り確実にもらえるので現状のところ年金にプラスしてもらえます。
既婚(子供あり)
既婚でお子さんがいる場合には、生命保険や医療保険、教育費を含め、マイホームを購入する場合には、住宅ローンも関係します。
30代前半までは収入保障保険
30代前半までは、生命保険の一種でもある収入保障保険がオススメです。
収入保障保険は、もし加入者に万が一のことがあれば残された家族にお給料のように月々お支払される保険です。
一気には受け取れませんが、生活費の調整としてはやりやすいと思います。
生命保険
30代前半を過ぎていたら、生命保険をオススメします。
なかでも、生命保険の中でもリビングニーズ特約をプロは勧めています。
リビングニーズ特約
リビングニーズ特約とは、余命が6ヶ月以内と診断された時に死亡金の一部を受け取れる制度です。
生命保険といえば、生きているときにはもらえない保険ですが、リビングニーズ特約をつけることで、生前に受け取れる大変助かる保険に化けます。
予後の生活費にも当てられるので、余裕があればリビングニーズ特約をつけておきましょう。
団体信用生命保険
念願のマイホームの計画を立てているご家庭も多いことでしょう。
マイホームを購入するときには、一般的には住宅ローンを使う方が多いです。
住宅ローンの助けとなるのが、団体信用生命保険です。
団体信用生命保険は、生命保険の一種でもし万が一のことがあれば住宅ローンは遺族に代わって金融機関が払ってくれる保険です。
夫婦連生保険
団体信用生命保険の中でも、夫婦連生保険がプロも勧める保険です。
通常、団体信用生命保険(=団信)は、加入者だけが対象ですが、夫婦連生保険の対象は、夫婦と2人になりますので、どちらかに万が一のことがあれば、住宅ローンの返済がしなくて済みます。
医療保険(終身保険・解約返戻金あり)
プロの目線として、最後は医療保険です。
通常お子さんのご家庭がある場合は、医療保険を削って加入するのが一般的です。
ですが、プロは医療保険を解約したときにもらえる解約返戻金を教育費にあてるという方法です。
場合いよっては、学資保険より受け取る金額が多いという考え方もあります。
多少余裕がないとできないので、無理して医療保険を終身にする必要はありません。
まとめ
今回は、プロのファイナンシャルプランナーがどのような目線で保険を選んでいるのか紹介してきました。
ライフプラン等共通しているところもあれば、保険料の具体的な金額とプロ目線でしかわからないところもありました。
保険を選ぶ時には、バランス良く選ぶのが理想です。
月収の5%以内になるよう保障は必要最低限に留めておきましょう。
もっと具体的に話を聞きたいあなたは実際にプロに話を聞いてもらうとより具体的な結果を教えてくれますよ。