あなたも一度耳にしたことのある定期保険。
保障も一生涯じゃないし、メリットなんてそんなにないじゃない!と思われるかもしれません。
確かに保険に関してなら、終身タイプに入る人が圧倒的多数ですが、実はあなたの身の回りには意外にも定期保険の種類が7種類と多く、家を購入するときには、団体信用生命保険で万が一のときには住宅ローンチャラになったり、万が一のときにお給料のように支払いがある収入保障保険は、家計の味方になったりと、意外といいことも多いのです。
そして経営者にとって、万が一のときがあれば逓増保険(ていぞうほけん)で守られます。
そんな、定期保険について今回は紹介していきます。
定期保険とは?
定期保険とは、死亡保障に関する保険で、一定期間内に万が一のときがあれば、あなたにお支払いされる保険です。
保障期間にも2つに分かれており、10年、20年と年単位で更新できるものと、60歳満了とその歳になったら契約が終了してしまうものとに分かれています。
前者は後ほどお話する更新ができますが、後者は更新ができません。
メリット
定期保険のメリットとしては、保険料が終身タイプのものよりかは、遥かに安いです。
その安さが魅力なので、期間限定ではありますが、中には終身タイプと同じ保障が定期でつけられることがあります。
必要最低限のお支払いで多くの保障が得られます。
デメリット
デメリットは、保障内容の期間や解約した時にお金が戻ってこないことでしょう。
終身ではないので、一生涯の保障は基本的にありません。
いい保険内容でも、歳で満了するタイプのものならそれ以降続けることはできません。
どのような人が加入するのか?
このような特徴を持つ定期保険ですが、どのような人が加入に向いているのでしょうか。
それは、新卒の社会人や結婚をして子供ができて一時的にお金を安く抑えて保障が欲しい人に向いています。
新卒だと、いきなり終身タイプに入るには、金額面でも大きな負担になります。
そして新卒でもいきなり一人で遠方に行かないといけない場合もそれ以上に負担になります。
一部の保険は、自動で加入する場合もあります。
それでは、定期保険にはどれくらいの種類があるのでしょうか?
順番に見ていきましょう。
7つの定期保険の種類
定期保険
先程紹介した一定期間内の死亡保障に関する保険です。
保障期間が一定期間あるので、自分が年単位の更新できるタイプか歳になったら満了するタイプか加入している人はよく契約内容を見ておきましょう。
共済による定期保険
各都道府県やCOOPが運営している定期保険です。
加入するには組合員になって出資する形になります。
出資金もそれほど高くはなく、場合によっては一般の定期保険よりか安く保障がしっかりしているものもあります。
定期保険とは違い、運用資金が余れば、少しですがお金が戻ってくる場合があります。
団体信用生命保険
住宅を購入する予定がある人に関係がある保険です。
住宅ローンを組むときに、お支払い期間が来て万が一のときになったらお金を支払う必要がなく、生命保険会社が負担してくれるといったものです。
また、近年では、疾病に関するこのタイプの保障も出てきています。
死亡保障に加え、ガンや脳卒中でもこの保険で賄われる可能性があります。
住宅ローンをお考えの方は検討の余地大いにありです。
収入保障保険
お父さんやシングルマザーに万が一のときがあったときにお給料のように一定期間支払われる保険です。
自分に万が一のときがあったときに、家族がきちんと暮らしていけるようにできます。
大黒柱は、いつでも心配ですものね。
逓減(ていげん)定期保険
年数が経つに連れて、保障される金額が減っていくタイプの近年新しく出た保険です。
お子さんがいてなるべく1つの保険で行きたいときには効果を発揮します。
お子さんが小さいときには、がっぽりと成長したときにはそれほどなので、何かあったときにも経済的なリスクが避けられます。
逓増(ていぞう)定期保険
逓減とは反対に年数が経つにつれて保障が増えていくタイプの保険です。
この保険めっさいいじゃん!と思ったあなたに残念なお知らせです。
逓増保険は、法人保険の主に経営者が入る保険で、経営者に何かあったときの資金繰りに使われます。
長期定期保険
こちらも逓増保険と法人で使われることの多い保険です。
読んで字のごとく長期にわたる保障で、会社の役員が退職したときにその退職金として、退職慰労金がここからお支払いが行われます。
それでは、定期保険の更新と解約に関してお話します。
定期保険に関する更新と解約
保障を延長する『更新』
加入しているタイプの定期保険が10年と年単位で決まっていた場合、あなたの選択肢は、このまま保障を続ける更新か解約かの2つに分かれます。
もし、更新を選ぶと、加入した時点よりかはお支払い金額が高くなる傾向がありますが、保障はそのまま継続されます。
定期保険を解約
もし、定期保険を解約することになると2通りが考えられます。
保障期間内に、魅力的な商品が来て解約したいという思いはあなただけではありません。
いざ解約するとなると、保障期間内に解約するのと満了になってから解約するのとでは少し差が出てきます。
保障期間内の解約
保障期間内に解約すると、保険の種類によっては違約金が発生する場合があります。
違約金があるとなら、満了してから解約した方がいいともいえます。
加入しているタイプが定期保険の場合、必ず保障期間内に解約するとどれくらい違約金がかかるのか確認しておきましょう。
満期が来てからの解約
満期が来てからの解約は、違約金なく解約ができます。
ただし、更新タイプの保険に入っている場合、解約できる期間契約満了の2週間前の申請と決まっている場合が多いので注意が必要です。
うっかり申請し忘れて次の契約が始まったとないようにしておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、一見デメリットばかりの定期保険についてスポットを当ててみました。
定期保険は、意外にも会社の経営者にとってはありがたい保険なのですね。
我々にも保険料が安くなったり、住宅ローンのときには大いに関係してきます。
逓増保険や長期定期保険があるとは私も知りませんでした。
あなたに合ったライフプランに関する保険は、FPさんに一度無料相談してみましょう。
きっといい保険が見つかることでしょう。