生命保険の見直しが本当に必要な4つの理由とは？

一度、街に出ると保険の無料相談窓口の旗が目立つようになりました。旗には、はっきりと保険の見直ししませんか？の文字が書かれています。その文字を見て、そういえば保険も見直したいわねと思うけど、本当に今見直していいのか分からないのが本音。結局、わからないから後回しにしてしまいます。

今回は、今の保険を見直した方がいいのか保険を見直す本当の理由を説明します。本当に見直す理由をすることによって、ご自身が加入している保険が見直した方がいいのか、はっきりと分かるようになるのです。

生命保険を本当に見直しが必要な4つの理由

生命保険を本当に見直しが必要な理由は、主に4つになります。以下の4つを覚えることで、見直しが必要かの判断ができるようになります。

①ライフステージが変化する

1つ目は、ライフステージの変化です。ライフステージとは、人生におけるイベントのことになります。例えば、会社に就職したや結婚した等になります。

ライフステージに変化が起こると、必要な保障が少なくなったり、いらなくなったりします。

②収入・支出の変化があった

2つ目は、収入、支出の変化です。収入に関しては、転職によって給与の増減があったことも対象です。

収入の変化は、直接保険料のお支払いに関わってきます。保険料の未納問題は、収入の変化があったにもかかわらず、見直さなかったことが大半の理由となります。

③保険の更新時期が近づいてきた（保険料が高くなる）

3つ目は、保険の更新時期です。定期保険や定期型の医療保険等にみられます。更新すると、保険料が高い確率であがります。更新時期に、ライフステージの変化と重なっていたら、容赦なく保険料が高くなります。

更新時期に保険を見直す人が多いのは、保険料があかり、できたら上がる前の保険料で備えたい人が多いからです。

④法律・経済状況の変化

4つ目は、法律や経済状況の変化です。あまりピンと来ませんよね？日本では、高齢化社会に備えるための法整備が行われています。

十数年前と比べて、格段に60歳以上の方が増えているのです。そのため、問題になっているのが、保険料の未納やニーズにあった保険商品が少ないことです。今後、数年はニーズに合わせるために、法改正が変わると保険にも影響が出てきます。

加入年齢が上がったり、定年退職の年齢が変更になったり等考えられます。したがって、保険料の納める期間も伸びることも十分考えられるのです。

生命保険を見直すメリットを知る

生命保険を見直すことで、我々にどのようなメリットがあるのでしょうか。

保障を必要最低限にできる

1つ目は、保障を必要最低限にできることです。保険の見直しは、最近では、保険の無料相談等を利用してプロの人と一緒に考えるスタイルがあたりまえとなりました。

プロの人にかかれば、苦労せずともその人にあった必要最低限の保障が分かるようになるのです。

不要な保障を解約する

2つ目は、不要な保障は解約できます。保険を見直すと、絶対に出てくるのが不要な保障です。

不要な保障がでてくる大きな理由は、キャンペーン時に一定の条件で保険に加入した等になります。他にもよくあるのが、保険のスタッフさんにすすめられるがまま加入した方も要注意です。

生涯自分にあった保険選びができる

3つ目は、生涯に渡って、自分にあった保険選びができます。上記の2つを徹底していると、不要な保障を解約し、保険料を下げ適切な保険を選べるようになるのです。

生命保険の見直し！保険料が高くなる仕組み

保険の見直しが必要なのは、ご自身が加入している保険料が高くなるからです。保険料が高くなる理由は以下の2つです。保険料が高くなる仕組みを知ることで、さらに鮮明に見直しが必要なのかがわかります。

年齢が上がる

1つ目は、年齢が上がることで保険料があがります。定期型でも終身型でも同じことが言えるのです。

なぜ、年齢があがると保険料があがるのでしょうか。理由はただ一つ。年齢があがるについれて、病気にかかるリスクがあがるからです。最近の40代でも病気一つしかしない人が多くいます。

しかし、保険会社が40代以降は病気がかかる率があがるリスクとして考えているからです。もし、30代で定期型の保険に加入しており、更新時期が40代になりますと、保険料がどうしてもあがってしまうのです。

現在のところ、この部分に関しては、保険会社が考えを変えない限りは、保険料は高いままです。

特約をつける

2つ目は、特約になります。特約は種類が豊富である反面、つけるごとに保険料が上がっていきます。保険料が更新時期を迎えていないのに異様に高いと思ったら、特約をつけすぎていたケースが結構見受けられるのです。一度ご自身の加入している特約がどれくらいあるのかチェックすると保険料の高い原因がはっきりとわかります。

特約とは？

保険は、主契約と特約にわかれるのです。主契約は、メインの保障になります。医療保険なら主契約は医療部分となります。生命保険や定期保険、終身保険になると主契約は死亡保障になるのです。では、特約はというと、オプションの意味合いですから、それほど強い効力はありません。特約単体での契約は不可能なため、必ず主契約とセットで契約をします。

特約の種類

特約は、生前一定の条件で保険金が受け取れるリビング・ニーズ特約を含め、医療に関する医療特約等様々な種類があります。中には、特約と書いてあるものの、実際には何の特約かさっぱりわからないまま契約している場合もあるのです。知らない間に保険料だけが高くなっているそんな場合もあります。

もし、保険を見直す必要が今あるのなら、どのようにしたら保険料を安く抑えられるのでしょうか。詳細に見ていきましょう。

生命保険を見直すポイント

生命保険を見直すポイントとしては以下の4つの視点から行います。
保険料、保障期間、保険金の受取人、満期金の4つです。

①保険料

1つ目は、保険料になります。これから月々払う保険料です。1円でも安くしたいのが本音。保険料は、更新や特約によりすぐにでも高くあります。したがって、保険を見直すときには、保険料が適正かどうか保険の特約を見ます。

特約が適正でも年齢によって上がってしまうのも保険料の特徴です。

②保障期間

2つ目は、保障期間です。保障期間は主に2つ。10年や15年と決まっている保障期間と一生涯に渡って保障があるものです。前者は定期型保険によくみられ、後者は終身型の保険に見られます。

特に、誰かにお金を残す場合は、期間が決まっている定期型の保険の方が保障に備えられます。また、医療保険においては、いつでも備えたいので、終身型のほうが向いているのです。

どれくらいの期間備えたいのかにもよって、違ってきます。

③保険金の受取人/保険料を支払う人

3つ目は、保険金の受取人や保険料を支払う人です。主に死亡保険に関してこの部分が非常にもめやすいところでもあります。よく、テレビとかでも生命保険の保険金が1000万円入ったのよ！これはわたしのものよといった争いがよくありますよね？保険金の受取人を考えないとテレビのような話も現実味を帯びてきます。

④満期金

4つ目は、満期金です。満期金は、保障期間が終了すると受け取れるお金になります。保険料を収めていたにもかからず、満期金が少ないとなると凹みますよね？満期金もいくらぐらいなのか把握しておく必要があるのです。

生命保険を見直す裏技

実際、保険を見直すには、以下の裏技をしっておきましょう。保険のスタッフレディからよっぽどのことがない限り自ら口を発することはしないものばかりです。

なぜなら、保険会社としては、より新しい保険商品を売りたいからです。自社保険は解約して新たに加入してほしいからです。自身の成績にも影響してことも要因のうちの一つになります。

払い済保険

1つ目は、払い済保険です。一瞬なんのことかさっぱりわかりませんよね？あまり一般的なことではないので一瞬とまどいます。しかし、払い済保険を知っていると、保障だけ残すことができます。解約するほどまででもないけど、保障は残す選択ができるようになります。

払い済保険とは？

払い済保険とは、以後の保険料を0円にして保障だけを残す保険の見直し方法です。保険の見直しと聞くと、既存保険を契約して他社の保険に加入するイメージがあります。保険を見直すときには、1円でも保険料を安く抑えるために、他社の保険にする方法のほうがまだまだメジャーなのは確か。ただし、特約は全て消えます。

賢く保険を見直すためにも、払い済保険を頭の片隅に残しておいてください。いつか役に立つときがきます。

延長保険

2つ目は、延長保険です。こちらも払い済保険同様あまに目にしません。こちらも解約しないまでも保障期間を短くする保険の見直し方法です。

ただし、延長保険の場合は、解約返戻金を使い切ってしまうので戻ってくる額が原則ありません。保障をより充実させたい場合のみ有効です。

生命保険を見直すときに絶対行ってはいけない行動とは？

生命保険を見直す必要があるときに、絶対に行ってはいけないことが2つあります。特に、保険の下取りは当たり前のように使うので、言われても無視してください。お宝保険の解約についても同様です。

保険の下取り（転換）

1つ目は、保険の下取り（転換）です。よく保険の見直しにいったときに、こちらの保険制度が古いものですので、解約していただいて解約返戻金を頭金にして新しい保険に加入し直しませんか？保険料もお得になりますよと言った感じで保険の下取りをすすめてきます。

保険の下取りは、保険の契約者にとってメリット一つもありません。保険会社が儲かるだけなので、絶対に応じないようにしましょう。ほとんどのケースで損をします。

お宝保険の解約

2つ目は、お宝保険です。お宝保険は、主に1990年代前後に契約した保険のこと全般を指します。なぜこの時代の保険がお宝保険なのかというと、保険料を決定する率が、ありえない率で運営し、解約返戻金も今よりかはるかに大きなお金が戻ってくるからです。

お宝保険かどうかの判定も、プロがします。ご自身で思い込むとあとでがっかりするので、保険を見直すときにでもご自身がもっているものがお宝保険かどうか聞いてきましょう。

まとめ

今回は、保険を本当に見直す必要がある4つの理由について紹介してきました。もし4つに当てはまっていたら、見直しをおすすめします。

• ライフステージの変化
• 収入・支出の変化
• 保険の更新時期が近い
• 法律・経済状況の変化

保険を見直す理由を知ると、今ご自身が保険を見直す立場にいるのかどうかはっきりとわかります。保険はいつでも見直せますが、見直す判断は最終的にご自身が下して行動します。周りに振り回される人ではなく、ご自身の意見をもって保険を見直しましょう。次は、あなたが賢く保険を見直す番です。