結婚して、落ち着いたら大体の家庭に共通の悩みがあります。
その悩みとは、保険のことです。
結婚前は、2人で保険に入っていることが多く、結婚してからも見直しをしないまま時間だけがすぎる状態のご家庭も多いのです。
今回は、保険の選び方として家族になったら必要な保険と見直すタイミングについてお伝えします。
保険を見直すタイミングを逃してしまうと、不利な条件で加入するケースが出てきます。
それを避けるためにしっかりと見直すタイミングを逃さず早めの相談を心がけましょう。
まずは、結婚してからどんな保険が必要なのかを見ていきます。
目次
結婚して新しい家族になったときに必要な4つの生命保険とは?
結婚して新しい家族になった場合に、お二人に必要な保険は以下の4つです。
特に医療保険以外は加入していないと思いますので、覚えておきましょう。
死亡保障のついた生命保険
生命保険は、家族に残すための保険です。
主に、結婚してから旦那様が加入されるケースが多くなっています。
万が一のことがあれば、葬儀代や残された家族の生活費に当てられます。
生命保険は、奥様が主婦になられたときに必要です。
お子さんを作る予定もなくしばらく共働きの場合にはあまり必要ではありません。
医療保険
結婚前に加入している方がほとんどです。
主に病気に対して保障が得られるものです。
ガンなどの大病にも対応しています。
結婚してから、妊娠するまでは主な見直しは不要です。
お子さんが生まれたときには、終身から定期の医療保険に変えられる方もいます。
地震保険
日本では、地震が多い国なので持っておいて損はありません。
地震保険は、ご自身の家が全壊や半壊すれば保障が得られます。
将来、東海・南海の大地震が起こると言われているので、結婚と同時に加入する人もいます。
火災保険
火災保険は、事故や水害等で家がダメになってしまったときに保障が受けられます。
ただし、地震による火災や津波は保障されないので、オプションで地震特約をつけるか地震保険に加入する必要があります。
以下は、お子さんのご予定がある方のみ対象になります。
学資保険又は養老保険
学資保険は、0歳から6歳までの加入期間が設けられており、進学費に当てられます。
保障期間も大体の保険が大学生になるときに終わります。
一方、養老保険は0歳から70歳までの加入できます。
保障期間も長いので、学資保険の代わりに養老保険に加入される方もいます。
利率がいいときに加入すれば一生涯にかけて見直しが不要になるのでオススメです。
知っておこう!保険会社の考え方
健康リスクがある場合には不利な条件で加入することが多い
保険会社の考え方としては、『健康リスクがある人には優しくない』というスタンスです。
つまり、健康リスクがある人が保険に加入するとすぐにお支払いをしなければいけないケースもあるのです。
そういったケースが続くと保険会社もビジネスなので倒産するリスクが出てきます。
なので、あえてリスクがある人にとっては不利な条件で設定してあるのです。
結婚してからの健康リスクは、妊娠及び出産に当たります。
ともなると、結婚してからの保険の見直すタイミングもおのずと決まってきます。
生命保険の選び方!家族ができたら見直すタイミングはいつ?
保険を見直すタイミングは全部で3つあります。
該当される方は、すぐにでも窓口に相談へ行きましょう。
①結婚してからすぐ
1つ目のタイミングは、結婚してからすぐです。
最近では、核家族(父母子のみの家族)が増えてきていますので、医療保険の他に地震保険や火災保険、死亡保障のある生命保険に追加して加入されています。
これまでの家族を離れるのですから、自分たちの家は自分たちで守るしかありません。
②奥様が妊娠する前
2つ目のタイミングは、奥様が妊娠する前です。
特にお子さんを考えている方は注意が必要です。
妊娠前に保険を見直して加入することになれば、お子さんが生まれるときに帝王切開等の手術を保険で補填することができます。
妊娠してからでは、帝王切開が保障されませんのでお子さんが生まれてポケットマネーが多く出ていった話を聞きます。
理由は後ほど述べます。
③お子さんが独立または社会人になった
最後の見直すタイミングは、お子さんが独立・社会人になったときです。
お子さんが独立・社会人になれば、お子さんの分の保険が不要になります。
医療保険を定期から終身にする最後のチャンスです。
では、何故妊娠前に一度保険を見直す必要があるのでしょうか?
具体的な理由をお伝えします。
奥様が妊娠前に保険を見直した方がいい理由
妊娠してからの見直しは加入する際不利になる場合がある
理由はただ一つ。
妊娠してからの見直しでは、帝王切開等の保障を受けられないからです。
近年、帝王切開は増加しつつあり、お子さんの予定がある方は必ず保険前には加入しておくことをおすすめします。
妊娠してからの加入は不利な条件があります。
このような不利な条件を保険用語では、特定部位の不担保といいます。
帝王切開の他にも以下の状態が保障されなくなります。
妊娠してからの保険加入はどんな不利があるのか?
特定部位の不担保
特定部位の不担保は、手術になった際に特定の部位を保障しませんという内容です。
特定部位にあたるのは、帝王切開の他にも切迫早産、切迫流産、吸引分娩、早期破水、子宮外妊娠、前置胎盤、妊娠中毒症、死産等です。
細かい部位は、保険で相談したときに何が保障されないのかしっかりと聞いておきましょう。
どれも妊娠や出産のときに数多く当てはまります。
くどいようですが、特定部位の不担保を避けるためには、妊娠前の見直しをオススメします。
結婚してから一度は話し合ってほしいこと
最後に、結婚してからは一度話し合いをすることをおすすめします。
一人での行動は厳しいので、夫婦揃って、今後仲良く将来設計について考えましょう。
自分たちのものは、自分たちで守るしかないのです。
結婚してから考えておきたい2つのこととは?
結婚してからのライフプラン
一つ目は、結婚してからどのようなライフプランにするかです。
結婚してからそれぞれの道があります。
家族を増やすのか、そのままかは真っ先に話し合っておきましょう。
話し合う前に妊娠してしまったら、出産時の保障なしの条件で加入しないといけなくなります。
そうなってからでは、基本的に遅いと考えておきましょう。
自宅をどのようにして守るのか
次に、せっかくのご自宅を保険でどのように守るかです。
災害が起きてからいざ整理してみたら保険が何もなかったからでは遅いのです。
保障がないと路頭に迷うことになります。
地震災害の他にも最近ではゲリラ豪雨による水害も多々起きています。
災害から家を守るためには必要な保険でカバーすることを考えましょう。
まとめ
今回は、生命保険の選び方として家族になったら必要な保険について取り上げてみました。
結婚してからはまずはライフプランを立て、妊娠前までに保険の見直しが必要です。
結婚してからすぐご自宅を守るために、地震保険や火災保険について検討してみてください。
妊娠前には、奥様の医療保険について見直したほうがいいでしょう。
妊娠した後の見直しでは、加入条件でもある特定部位の不担保に引っかかります。
出産はリスクを伴う出来事として保険は捉えているからです。
これからお子さんを予定している方は特に注意が必要です。
加入したときに帝王切開で保障されないとなると論外だからです。
見直す際にも損をしないようにしましょう。