子供でも大人でも咳をしつづけている人を見かけませんか?風邪じゃない?といわれたらそれまでですが、病院へ行って検査をしてもらうと喘息(ぜんそく)だったという声が頻繁に聞かれます。
喘息と保険なんて関係ないじゃないと思うじゃないですか。なぜ急に喘息の話を持ち出すのかと驚かれる方も多いかと思います。実は、喘息は持病扱いとなって保険に加入するとなると条件がついてしまうことがほとんど。
今回は、喘息の人は生命保険に加入できるのか?見直しのポイントはどんなものなのかを中心にお話します。
喘息の人は生命保険に加入できるのか?
喘息の人は、生命保険に加入できると言われれば、加入はできます。ただし、発症時期によっては条件が違ってきます。ご自身がどの条件に当てはまるか確認しておきましょう。
喘息の発症時期によって違ってくる
発症時期は、保険加入前、保険加入後、子供の頃に発症して再発の3つにわかれます。保険会社によって違うので、かならずしも以下の通りになるとは限らないのです。
保険加入前に発症
まず1つ目の条件は、子供の頃に発症はせず、保険の加入前に喘息がわかった場合です。保険の加入前に喘息が発覚した場合、原則保険の加入は、通常の保険ではなく保険料が割増になった引受基準緩和型をすすめられます。
通常の保険加入もできることはできますが、喘息と関連する肺や胸等の臓器の保障はなし(=部位不担保)といった条件も課せられることがあります。
保険加入後に発症
保険に加入したあとで喘息を発症した場合は、既存保険の加入に関して、解約をせまられることはほぼありません。通常の保険料で契約の継続ができます。
ただし、加入した保険を手放して、他の保険に加入する場合は、引受基準緩和型になったり、部位不担保での契約になります。
子供の頃に発症して再発
子供の頃に発症して喘息が再発した場合は、保険ご加入後の扱いと同じになります。したがって、加入した保険の条件変更もなく通常の保険に加入できる場合があります。
喘息を発症してしまった人は、どのように保険を見直せばいいのでしょうか?ポイントは以下の4つです。
①喘息の人こそ積極的に保険の無料相談を利用する
1つ目は、保険の無料相談を利用することです。保険の無料相談は、複数の保険会社を簡単に比較できます。複数の比較がポイントです
。保険に加入できる条件は、一律ではなく保険会社によって違ってくるのが現状です。
例えば、Aの保険会社では、喘息は引受基準緩和型しか加入できないが、Bの保険会社では部位の不担保だけで保険料も安く通常の保険でも可能といった違いが頻繁にあるのです。
保険の複数比較は、保険の無料相談が一番あっている方法です。喘息を持っている方こそ積極的に利用したほうが賢く保険に加入できます。
②保険会社によって引き受ける基準が違うことをしっておく
2つ目は、保険会社によって引き受ける基準が違うことを知っておきましょう。喘息をはじめ持病を持っている方は、どうしても保険に加入するとなると、保険料が高くなってしまうからどうしようという悩みがつきまといます。
しかし、保険会社によっては引き受ける基準を知るだけでも、選択の幅が広がるのです。
告知書に喘息と書かれていない保険会社もある
引き受ける基準が違うということは、主に保険に加入する審査でもある告知書にも現れます。告知書には、全部いいえで保険に加入できます。しかし、一般的には、告知書に喘息も書かれていたら、それだけで審査に引っかかってしまいます。
しかし、引受基準が違うところもあるので、告知書に喘息が含まれないケースも頻繁にあるのです。
③頭ごなしに自分から引受基準緩和型と言わない
3つ目は、喘息だからといって、保険に相談する最初の一言が引受基準緩和型希望とは言わないことです。最初に、ご自身から引受基準緩和型と言ってしまうと、相手も引受基準緩和型の商品しか紹介してくれません。
中には、気を利かせて心中お察し致します、実はこの会社なら通常の保険でもご加入できますよと言ってくれるスタッフもいますが、誰しもが気を利かせるとも限らないのです。
保険のスタッフには、きちんと本音を言ってください。喘息があるけどできるだけ通常の保険に入りたいとはっきり伝えましょう。
④部位不担保の条件だけで保険に加入できることも知っておく
4つ目は、少し応用になりますが、部位不担保の条件だけで保険に加入できるケースもあることを知っておきましょう。部位不担保は、持病に関連する部位の保障はしないということです。
中には、部位不担保の条件が一定期間といった保険もあり、期限がすぎれば、通常の保険と同じように扱われる保険もあります。知っておくことで、持病があるからと落ち込む必要がないこともわかるのです。
喘息の人が保険に加入するときに課される条件とは?
喘息の人が保険に加入するときに、課される条件をピックアップしていきます。先程から部位不担保がよく出てきていますが、他にもあります。一体どんな条件が課されるのでしょうか。
削減
削減は、保険を契約してから一定期間、保険金の給付が必要になった場合は、減額してお支払いをすることです。この条件が課されるのは、16歳未満で保険に加入する場合に適用されます。
あまり関係ない方のほうが多いので、気にする必要はありません。
部位不担保
部位不担保は、持病に関連する臓器の保障をしないことです。喘息の場合は、肺、気管、気管支、胸郭が保障されません。
部位不担保と言われた場合には、どの部位が保障されないのか確認しておきましょう。中には、部位不担保が一定期間だけの場合もあり、期間がすぎれば、通常の保険と同じように扱われる場合もあります。
部位不担保は、大人の人が保険に加入する場合によく聞く条件です。保険料の割増がないので、非常に好条件の保険になります。
保険料割増(引受基準緩和型)
最後は、保険料の割増です。引受基準緩和型によく見られる条件です。保険料の割増は、1割か2割でしょう?対してかわらないじゃないと思うかもしれませんね。しかし、保険の場合、保険料割増の金額は、通常の1.5倍から2倍の金額になります。
したがって、あまり引受基準緩和型は好まれません。
喘息の人が保険を見直すときには、どのようなことに注意しておけばいいのでしょうか。特に告知書に関してまとめてみました。
告知書にはできるだけ正直に書く
告知書は、正直に書きましょう。虚偽申請をするとあとあと問題になります。
通常の保険に入りたい気持ちはわかりますが、保険の仕組みとしては健康な人に備えてもらいたいようにできています。保険会社から見ると、通常と同じ保険だと保険金の給付がすぐに必要なリスクのある人としてみなされます。公平にしてしまうと、運営のバランスが崩れるからです。
医師から喘息のことについていいことを言われたらそれも書く
もし、医師から随分良くなったと、喘息に関していいことを言われた場合は、その分も告知書に記入しておきましょう。
自分に有利なことを書いておくことで、保険会社にとってもこの人なら部位不担保だけでいいかと判断してくれる可能性もあるのです。医者が太鼓判をおしているなら、保険会社にとっても安心できる判断材料になります。
まとめ
今回は、喘息の人が保険に加入できるのか?喘息の人が保険を見直すポイントについて解説してきました。
- 喘息の人は条件付きで保険に加入できる(発症した時期によって条件が違ってくる)
- 喘息の人は積極的に保険の無料相談を利用する
- 最初から引受基準緩和型希望と言わない
- 保険会社によって引き受ける基準が違うと理解する
- 部位不担保の条件だけで通常の保険に加入できることもある
喘息があるからと、消極的になるのはまだ早いです。実際部位不担保の条件だけで通常の保険に加入している人もいます。ぜひとも積極的に保険の無料相談を利用して、ご自身にあった保険を見つけてください。