会社に就職するときに、自社で団体保険に加入しませんかと言われたことはありますか?一般企業なのに、そんなことを言われたあなたは、非常にラッキーです。
なぜラッキーかというと、団体保険では通勤中のケガや仕事中のケガを含め、プライベートでも同様の内容を保障してもらえるからなんです。しかも、保険料もかなりの割安というおまけ付き!
今回は、団体保険の一つでもあるNTT関連のまもる君について紹介していきます。
まもる君とはどのような保険なのか?
NTTグループや関連会社に勤めている方は、一度は聞いたことあるのではないでしょうか。現在は、まもるくんを提供している保険会社では、まもる君からMyセーフティへの移行をすすめています。
電通共済生協グループの組合員に提供する団体傷害保険
まもる君は、電通共産生協グループ(NTT)の組合員に提供する団体傷害保険です。傷害とついているように、保障内容は主にケガを中心としたものです。ただし、交通事故によるケガの保障はありません。
例えば、一人自転車に乗って不注意でケガをしてしまったなら、保障の対象になりますが、他人がこぐ自転車にぶつけられケガをしてしまったなら保障の対象外になります。
Webから資料請求や加入申請ができ、現段階ではまもる君だけの加入は申込みができず、サイト側もMyセーフティの加入申請しかできない状態です。
まもる君の加入対象者
続いては、まもる君の加入対象者です。NTTとさらっといいましたが、更に加入できる人は限られてきます。在職者はもちろんですが、一定期間勤めていて退職した人も対象となります。
まもる君を提供しているユアサポート株式会社によると、以下の条件があります。
- 日本電信電話(株)およびその子会社および関連会社の在職者で、毎月給与の支払いを受け、かつ一般社団法人電気通信共済会で保険料の給与控除可能な方
- 日本電信電話(株)およびその系列会社の退職者
(退職者とは、日本電信電話(株)およびその系列会社に10 年以上勤続された方、または退職時に在職者として「まもるくん」に加入されていた方を指します。(勤続10 年未満の方は一度脱退されると再加入できませんのでご注意ください)引用元URL:ユアサポート株式会社
要約しますと、NTT及びグループ関連会社の在職者と同関連企業に10年以上勤めていた退職者に限ります。また、10年未満の方は一度脱退されると再加入ができなくなるとのこと。
早期退職する方は、団体傷害保険を脱退すると加入はできなくなるので、注意が必要です。保険料が割安なので絶対に残しておいたほうがいいと思います。保険料に関しては後述します。一般的な傷害保険とは比べ物にならないくらい安いです。
まもる君の保障の種類
まもる君の 保障の種類は、主に2つにわかれます。1つは日常のケガ、もう一つは日常のケガにプラスして災害に関する保障をつけることができます。詳細に見ていきましょう。
ケガのみ(交通事故を除く)
まず、ベースとしては、日常やレジャー等のケガです。交通事故は保障対象外なので、注意が必要です。
もちろんケガをしたときには、Webサイトから保険金を請求できます。ケガによる入院は1日から保障、更に手術も保障の対象になるので、該当になる場合は、必ずWebサイトから行いましょう。
のちほど説明するオプションが付いている場合は、物損事故で弁償だった場合の申請も同じサイトから申請できます。
ケガ+天災危険保障
2つ目は、ケガに天災危険保障をつけたものです。天災危険保障とは、地震や津波、噴火によるケガが保障されます。保障の範囲が災害レベルまで広がります。ただし、地震と津波、噴火のみとなり、台風は対象外となります。
こちらのタイプは、自分で選択するので、加入してる人は天災危険保障がついているのか確認しておきましょう。
まもる君の保障期間
次は、まもる君の保障期間についてです。一般的な企業だと定期の場合は保障がすぎればそのまま契約終了となりますが、まもる君の場合は少し特殊です。
1年間(自動更新)
まもる君の保障期間は、基本は1年間となります。1年がすぎると手続きをしない場合、自動更新になります。もし、加入してやめたい場合は、申請が必要となってきます。
また、まもる君に現在加入している人は、Myセーフティへの切り替えが推奨されてますので、切り替えがまだの方は早めに切り替えておきましょう。
まもる君の保障対象者
まもる君は、誰に対して保障を行うか紹介しておきます。保障する対象者も他の保険に比べて特殊なのが特徴的です。一般の保険なら、加入した人なら加入した人だけですが、まもる君は違います。
本人型
もちろん、一般の保険と同じように本人だけの保障もあります。加入申請した本人に保障が乗るパターンです。主に、ご家族がおらず独身の人にはおすすめの保障です。
夫婦・子供を含めた家族型
少し特殊な保障対象として、本人にプラスして夫婦や子供を含めた家族型というものがあります。つまり、家族全員保障と対象です。子供が通学途中にケガをしたというのも保険金請求の対象となります。
会社に勤めて結婚して子供が生まれたとなると、こちらに切り替えると安い保険料で家族全員分ケガに対しては備えられます。もちろん習い事途中のケガでも保障されます。
まもる君に追加できるオプション
まもる君のベースは、ケガや天災となりますが、特約として様々なオプションをつけることができます。オプションをつけることによって、ケガによってものを壊してしまったりしても安心して保障に備えられます。
申請方法は、上記のWebサイトから請求できます。
個人賠償責任特約
個人賠償責任特約は、ケガにより他人の物を壊したときに法律で弁償となる場合があります。弁償となった場合は基本自費で行いますが、高額な場合そういうわけにはいきませんよね。そういったときに個人賠償責任特約があれば、弁償金の保障をしてくれます。
ただし、自転車で転んで相手の車にぶつかり凹んだ場合は対象になりますが、同じく自転車で転んで相手の車にぶつかりへこませ、更に自分の手荷物の中に他のから借りたものも潰れてしまった場合、対象となるのは相手の車のみとなります。
受託品賠償責任特約
受託品賠償責任特約は、ケガをして他人のものを借りている荷物を壊してしまったときに保障されます。
例えば、自転車に車をぶつけてしまい車をへこませました。プラスして友達に借りてた本を転倒した際に田んぼの中に落としてしまいページがぐちゃぐちゃになったとしましょう。
受託品賠償責任特約では、友達に借りていた本が保障されます。凹んだ車については個人賠償責任特約でしか保障されないので、特約をつけるなら個人賠償責任特約とセットにすることをおすすめします。
携行品特約
携行品特約は、自分の持ち物が盗難等の事故にあった場合、保障されます。ただし、故意の置き忘れの盗難にあった場合は保障されません。
例えば、自転車で近所のスーパーに買物にいったとしましょう。自転車を鍵をしっかり鍵をかけているにもかかわらず自転車が盗まれた場合は保障の対象になります。ただし、鍵をかけ忘れている場合は保障の対象になりません。
住宅内生活用動産特約
住宅内生活用動産特約は、住宅内の家財が火災や水災、盗難にあった場合に保障される特約です。
家財とは、家にある家具類です。電子書籍やデータやプログラムは家財には含まれません。家にあるタンスが盗難の際に壊された場合、保障の対象に入ります。
貴金属や宝石の場合は1つ30万円以上に限ります。
ホールインワン・アルバトロス費用特約
国内9ホール以上のコースで、ホールインワン・アルバトロスを達成したときに費用を負担する特約です。ゴルフ好きなら必要ですが、あまりしない人にはからっきし不要な保障となります。
まもる君の保険料
最後にまもる君の保険料についてです。団体傷害保険の特徴はみんなで加入するから安い保険料で充実な保障が得られます。どのくらい安いのか最安値を見てみましょう。
本人のみ傷害保障のみ月額590円から
本人のみ加入で、保障をベースのケガのみの場合は月額590円からとなっています。天災危険保障に加えて、特約をプラスするなら金額がかかってきます。
590円ですよ!他の傷害保険では考えられないような安さ。加入条件を満たしているなら是非とも加入して欲しい金額です。
家族の場合傷害保障のみ月額900円から
更に、家族の場合、ケガのみの保障で月額900円からです。子供何人いようが900円からとなっているので、相当お安い金額で保障に備えられます。
オプション料金は月額に更に100円プラスから
特約のオプションは1つ100円プラスからです。個人賠償責任特約と受託品賠償責任特約で月額200円プラスとなります。お子さんがいる家族型でも月額1000円でケガ、賠償に備えられるので力強い保険です。
まとめ
今回は、NTTグループの団体傷害保険まもる君について取り上げてきました。現在、まもる君の保障では、交通事故や医療に関する保障がまったくないので、新しくできたMyセーフティへの切り替えが推奨となっています。
現在まもる君に加入している人は、Myセーフティに切り替えたほうがいいでしょう。現に、まもる君は保険料11%値上げしています。お早めの切り替えをお願いします。