保険の見直しなら、保険の無料相談を利用する人も多いのではないでしょうか。複数の保険から選べて、保険の契約もできて何ら保険会社と変わらないじゃないかと思っている人も多いのも事実。実は、街角にある保険の無料相談のほとんどが代理店ってご存知でしたか?
今回は、街角の保険の無料相談、代理店を利用する前に知っておきたいことを紹介していきます。代理店のことをしっておくと必要以上に警戒しなくても満足の行く相談が可能です。
生命保険を代理店で見直しするなら知っておきたい3項目
生命保険を代理店で見直しを考えているなら、以下の3項目は理解しておきたい項目になります。一つずつ解説していきます。
①保険の無料相談は勧誘が避けられない
1つ目は、保険の代理店(無料相談)では、勧誘があることです。相談する側としては、一番嫌な項目なのにみなさん保険を相談するときには、無料相談へ行ってますよね。いきなり矛盾項目が出ました。
しかし、代理店のサイトを良く見てみると、勧誘については『勧誘はしない』とは書かれていません。書かれているとしても『プランがあっていれば継続を提案』だったり『しつこい勧誘があれば制度があります』とやや勧誘を強調された書き方が特徴的です。
となると、しつこい勧誘はしないけど契約者の希望する保険と代理店が提案する保険がマッチングした場合は勧誘をするということです。
大概が契約者側も満足しているので、勧誘には気が付きません。よって勧誘がない優良店が生まれていくのです。
②保険の代理店の売上は保険の加入
保険の代理店では、相談者から一切のお金をいただいていないことのほうが一般的です。そこで気になるのは、保険の代理店は、どうやって成り立っているのかになります。
無料なのに何もなければ、保険の代理店なんてとっくの昔に潰れています。今でこそ保険の無料相談に押し寄せる人は多いのに、売上がなければビジネスとしては致命的です。
代理店の売上は、勧誘を行った上で提携している保険会社から手数料としてお金が入ります。一般的な代理店の売上の相場は、5%~7%と言われています。
保険の無料相談は、よっぽどのことがない限り1回では終わりません。2~3回、人によっては4回以上利用して契約までたどり着くので、代理店としては非常に理にかなったサービス方法です。
③保険の代理店から加入すると保険料が高い場合もある
いざ代理店を介して保険に加入する場合、保険料については変わらないことのほうが多いです。保険料については、代理店でも直接保険会社と契約を結んでも差は出てきません。
ただし、代理店でもインターネットの保険を取り扱っている場合は、人件費等の影響で高くなる可能性もあります。特にインターネットで販売している保険についても検討している方は、注意をして聞いておきましょう。
保険の代理店とは?街角にある保険の無料相談は代理店なのか?
街に出れば、必ず目にする保険の無料相談ができるショップの数々。駅から近いところに必ずあります。これらの保険ショップは、代理店になるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
街角にある保険の無料相談所はほとんどが代理店
街角には、ほけんの窓口や保険見直し本舗等の保険ショップを目にしますよね。複数の保険から選べるところが契約者にとっては最大のメリットなので、便利そうと思うもの。
しかし、複数の保険を比較を謳っているところは、ほとんどが保険代理店という位置づけになります。上記に挙げました有名な保険ショップほけんの窓口や保険見直し本舗は保険の代理店です。
保険の代理店でできること
保険代理店でできることは、一体どのようなことでしょうか。主だったものを見ていきましょう。
保険の無料相談
まずは、保険の無料相談です。無料相談では、今の保険についてと保険についてわからないことが聞けます。
保険の無料相談は、ほとんどの保険ショップで何回利用しても無料なので納得行くまで相談できます。
保険契約の締結
もし、保険の代理店で気になる保険があれば、そのまま契約することも可能です。保険の契約は、保険会社と行うものですが、代理店でも契約が可能となっています。
気に入る保険があってもご自身から保険の無料相談後に保険会社に問い合わせる手間も必要ありません。
保険証券の交付
続いて、保険を契約したら必ず届くものが、契約しましたよと証拠として発行してくれる保険証券です。
保険証券には、支払い条件等大切なことが記入されているのでなくさないように持っておくことをおすすめします。もし、保険証券をなくしても再発行できますが、すぐにできるものではないこを覚えておきましょう。
保険料の領収証の発行
保険料を現金や小切手支払ったときにもらえるのが保険料の領収書です。通常では口座引落やクレジットカード払いがほとんどなので、あまり見たことがない方もいます。
保険の領収書も代理店で発行してくれます。
保険契約の変更や解約の受付
もし、保険を契約して、契約内容を変更したり、いらない保障を解約するときも代理店でできます。
契約後はあまり面倒を見てくれないイメージですが、代理店では、契約から変更までしっかりサポートしてもらえます。
保険金の請求手続きの援助
いざ、保険金の請求が必要になったときも、手続きのサポートも代理店で受けることができます。
よく見ると保険会社の一連の流れすべて代理店でも行えるようになっています。代理店でも保険会社と同じことができるなら、違いはどこにあるのか気になりますよね。
通常の保険会社と代理店の違い
一連の手続きも保険の代理店でできるので、保険会社と代理店どう違うのかも気になるところ。主に違うところは以下の通りになります。
保険の取扱の数
保険会社と代理店の大きな違いは、保険の取扱い数です。
保険会社では自社の保険しか取り扱いがないので、1社となります。一方保険の代理店になると、代理店によって数は違いますが、少なくとも10社以上保険の取扱があります。
複数の会社から一人で検討するのは至難の業です。その点代理店では専門のFPさんもいるので、説明を聞きながら比較検討できます。
保険を契約するまでの時間
保険を契約するまでの時間も保険会社と代理店では違ってきます。基本的に保険会社では、自社の説明を1度来てもらって契約と割と短時間で終わることがほとんどです。
一方保険の代理店では、最低でも2~3回程度は利用します。契約までに時間がかけられるので、保険会社とは違って変な気をつかわなくてもすみます。
まとめ
今回は、街角にある保険ショップ(=保険の代理店)の話を中心にしてきました。相談する前に以下のことは理解しておきましょう。
- 保険の無料相談の場合少なくとも勧誘がある
- 保険の代理店の売上は保険の契約の手数料で成り立っている
- 保険料も基本一律ですが、インターネットの取り扱いもある場合高くなることもある
特に、保険の勧誘についてはあることを前提で利用したほうがいいでしょう。勧誘はありますが、無理にしつこく勧誘されることはありません。もし嫌な勧誘をされたなら代理店によって勧誘に対する対策も実施されています。
いい保険代理店は、きちんと継続したほうがいいなら継続したほうがいいと言いますし、希望している保険と代理店が売りたい保険が一致した場合のみすすめられます。勧誘と聞いて嫌なイメージもありますが、勧誘と感じない程度に商売をしているのでいい店にであったなら気にするほどでもないのが現状です。