最近は、いきいきしたおじいちゃん、おばあちゃんが増加してきています。
道を歩いていても、元気なおじいちゃんおばあちゃんが散歩している姿は誰しもがみたことある光景だと思います。
いつまでも元気にいてほしいおじいちゃん、おばあちゃん。
体も心もそうですが、安定した生活ももちろん必要不可欠です。
今回は、高齢者になっても生命保険をどう選べばいいか選び方について伝授致します。
高齢になって生命保険を選ぶ時の3つのポイント
テレビCMでも高齢者向けの保険が増えてきています。
が、正直選ぶときには、以下の3つのポイントを抑えておけば失敗はしません。
基本的なことは、保険に関しては万が一のことを中心に考えればあとは不要です。
ポイント1:保障は葬儀代が出せる程度で
一つ目のポイントは、万が一のときのご自身の葬儀代です。
もし、万が一のことがあれば、残された家族には迷惑をかけたくない高齢者の方が多くいらっしゃいます。
貯蓄があれば心配は不要ですが、どうしても心配になるのがお金です。
もし、保険で賄うことをお考えなら、ご自身の葬儀代は準備しておきましょう。
生命保険文化センターによると、葬儀の平均金額は200万程度あれば問題ありません。
ポイント2:病気に関しては公的制度を利用する
高齢になると、お金の次に心配がご自身の体のことです。
病気のことが心配で医療保険を見直して新たな保険と言われる方も多いですが、あまりオススメできません。
オススメできない理由については、後ほどお話します。
病気に関しては、持病が特にない場合は、公的の医療制度をフルに活用しましょう。
ポイント3:死亡保障について考える必要一切なし
最後のポイントは、死亡保障については一切不要な点です。
なかには、娘さん、お孫さん思いでお金を少し残したい人も多くいらっしゃいますが、無理をする必要もありません。
お財布事情と相談して無理そうならきっぱり諦めたほうがいいでしょう。
理由としても、医療保険がオススメできない理由とほぼ同じです。
元気なおばあちゃん、おじいちゃんの中でも特に高齢者は病気の心配が大きい方です。
心配なら保険で賄えばいい考え方は、高齢者では通用できないのです。
次に、医療保険が高齢者にとってオススメできない理由を述べていきます。
高齢者に生命保険特に医療保険がオススメできない理由
病気のことが心配なら、保険でという考え方は残念ながら高齢者にとっては痛手となります。
全般的に、医療保険がオススメできない理由は以下の3つに大きく分かれます。
①加入できる医療保険が限られてくるから
1つ目は、加入できる医療保険がかなり限られてくることです。
加入できる保険も、健康告知をしなくても加入できる無選択型の保険や引受緩和型の保険に限られてきます。
一般の医療保険はまず諦めたほうがいいでしょう。
もともと、若い時に終身の保険に加入していれば見直す必要ありません。
②①に伴い必然的に保険料が高額になるから
2つ目は、保険料の問題です。
1つ目の保険加入の問題から、健康を告知しないで加入、引受緩和型のものを選ぶとなると保険料が上がってしまいます。
高齢者にとって、保険料の上昇は基本的に避けたいものです。
高齢者には、保険に加入しなくても手厚い制度があります。
・高齢者医療制度
・高額介護合算療養費制度
特に前者の高齢者医療制度では、病院にかかると1割負担と現役世代よりかは割安に設定されています。
これが高額医療で保険適用のものなら適用になりますので、上限でも外来で12,000円となるので、積極的に活用していきましょう。
後者の高額介護合算療養費制度では、自己負担額の上限を超えた時にお支払される制度です。
大きな病気をしてもこの制度があるので、保険料を払うよりかは十分と言えます。
③保険によっては保障を受けられないケースもあるから
最後は、保険によっては保障が受けられないケースもあります。
終身保険なら加入したときから保障が受けられますが、高齢者の保険となると保障も限られてきます。
最低限の保障しかつかないケースもあるので、大きな保障は期待してはいけません。
では、高齢者でオススメの保険の種類は何がいいのか最後にお話します。
高齢者が生命保険を選ぶ種類は?
少額短期保険
高齢者に必要な保険は、万が一のときの葬儀代の費用だけで十分です。
当たる保険が、少額短期保険といったものです。
少額短期保険は、引受金額1000万円の保険のことを言います。
保障は、病気、障害、損害、入院と商品によりけりですが多岐に渡ります。
金額があまり高くないので、最終的には葬儀代に回せます。
あらゆる心配事も少額短期保険で解決できるので、高齢者の方で保険の見直す場合は真っ先に検討しましょう。
まとめ
今回は、高齢者向けの生命保険の選び方についてお話してきました。
医療保障は、公的制度を利用することを前提に、基本的にはご自身の葬儀代が出せれば十分です。
金額は、200万程度のものを選んでください。
無理をして引受緩和型の保険に加入する必要もありません。
どうしても心配な場合は、病気を含め少額で様々な保障が受けられる少額短期保険の検討をオススメします。