結婚して、子供が産まれて幸せな家庭を築いた途端急に離婚!
いやいやあるわけないじゃないと思うかもしれませんが、近年母子家庭は増えています。
何らかの事情で離婚せざるをえない家庭があるのです。
いざ離婚ができて落ち着いてみると、保険の請求書の山。
じりじり負担がのしかかってたとの話を多く聞いています。
保険が結婚した状態のままでは、母子家庭になった場合釣り合いません。
今回は、母子家庭の生命保険の選び方について紹介していきます。
母子家庭の場合、保険料は最低限に抑え、公的制度を積極的に利用していくのが一番賢い方法と言えます。
目次
生命保険の選び方!母子家庭(シングルマザー)にオススメな3つの保険とは?
母子家庭になったときに、一番に考えて欲しい保険を3つに絞り込みました。
収入保障保険
収入保障保険は、加入者に万が一のことがあれば、残された形に月額という形で支払われる保険です。
死亡保障の部類に入るので、母子家庭になったら収入保障保険一択です。
もし、生命保険を契約しているあとなら、今後も負担が増え続けます。
ほとんどのママさんは、夫が生命保険に加入していてのケースがほとんどなので新規で収入保障保険に加入する形になります。
収入保障保険がいい理由は、後ほど述べていきます。
母子家庭になって保険のことが頭によぎったらまずは収入保障保険を考えましょう。
医療保険(終身)
次に、医療保険です。
医療保険は、終身タイプがオススメです。
というのも、ご自身の病気や葬儀代に備えられるからです。
また終身タイプにすることによって、解約返戻金がありますのでお金が戻ってきます。
学資保険
学資保険は、お子さんのための大学までの教育費と考えましょう。
母子家庭の保険のポイントは、学資保険にあります。
お子さんが大学まで全て私立に行かれる場合は、平均1800万円ほど必要になりますので、それに合わせて保険を考えていきましょう。
お子様の医療保険は、基本的に不要です。
とりあえず上記3つの保険があれば乗り切れます。
何故母子家庭の生命保険は収入保障保険がいいのか?
次に、母子家庭の生命保険は収入保障保険がいい理由についてです。
理由は大きく2つに分かれます。
保険料が安い金額で万が一のときには大金に備えられるから
1つ目の理由は、保険料が生命保険より安く、万が一のときには大金に備えられるからです。
母子家庭の場合、収入保障保険の支払い相手は、お子様になります。
もし、万が一のことがあるとケースによってはお子様がまだ社会人でない場合も考えられるのです。
就労できない場合には、残りの教育費を含めて考えないといけません。
となると、人数が減った分、収入保障保険は金額は安く多くの大金を手にすることができます。
経済的な負担が増えてしまうから
2つ目の理由は、経済的な負担がどうしても増えてしまう点です。
人数が減った分、家計は苦しくなります。
奥様が専業主婦だった場合には、仕事をしているママさんよりかは負担が増えてしまいます。
結婚してからもご自身が加入している保険があれば、請求が続いてしまいます。
母子家庭になれば即刻保険料を抑えないと毎日の生活がきつくなります。
母子家庭の生命保険に加入するときに抑えたいポイント
母子家庭になってから保険を見直す事になった場合、2つのポイントを抑えて賢く保険に加入しましょう。
子供の大学までの教育費から考える
1つ目のポイントが、子供の大学進学までの教育費です。
大学進学までの教育費が、全て私立だった場合平均して1800万円ほどかかると言われています。
死亡保障は、お子さんのためにも手厚くする必要が出てきます。
となると一般的な生命保険だと負担が出てきます。
より安くより大金に備えるためには、収入保障保険になってしまうのです。
母子家庭では、経済的負担が大きくなりがちですが、公的制度を知っているのと知らないのとでは負担も大きく違ってきます。
公的制度を知らずに、保険に加入してから公的制度でまかなえたじゃんと後悔している人の話を多く聞きます。
保険は高額なお買い物になるので、加入してからではまたすぐに違う保険に加入し直すのは現実問題あまりよくありません。
是非とも公的制度を知って、足りない部分は積極的に活用していきましょう。
母子家庭なら生命保険加入前に絶対理解しておきたい公的制度5つ
母子家庭に是非とも知ってほしい公的制度は5つあります。
遺族年金
1つ目は、遺族年金です。
遺族年金は、お子さんが18歳になるまで支給され続ける制度です。
対象は、国民年金や厚生年金に加入されている方です。
厚生年金の場合は、特に気にする必要はありませんが、国民年金の場合は、未払いがあると制度が利用できません。
児童手当
2つ目は児童手当です。
児童手当は、国が行っている制度です。
お子さんが中学生卒業まで支給されるお金です。
もし、中学生までのお子さんがいて明日からシングルマザーのママに今すぐにでも利用して欲しい制度です。
児童手当は、母子家庭でなくても利用できます。
医療費助成
3つ目は、医療費助成です。
医療費助成は、お住まいの自治体によっても違うので、利用する場合は自治体のホームページをチェックしましょう。
医療費助成は、主にお子さんの場合医療費が無料になったり減額になったりします。
よく、お子さんが病院へ通院している場合は積極的に利用したほうがいいでしょう。
傷病手当金
4つ目は、傷病手当金です。
特にママが会社に勤めている場合には非常に役に立ちます。
毎日バリバリ働いていても、何があるかわかりません。
通勤で骨折して長期に渡って働けなくなることもあります。
そういった場合には、給料の3分の2がもらえる傷病手当金の制度を利用しましょう。
母子家庭で長期間働けなくなると、経済的ダメージが大きくなります。
傷病手当金の制度は是非とも理解しておきましょう。
高額医療費
最後は、高額医療費です。
万が一病気になって医療費が高額になった時に利用できる制度です。
限度額を超えてのお支払いしたときには、払い戻しでお金が戻ってきます。
限度額は、ご自身の月収によって違ってきます。
月収26万円未満の方は、57,600円以上の医療費を支払っていたら対象になります。
低所得者は、35,400円以上のお支払いがあれば、対象になります。
戻ってくる額も月収によって違ってきます。
賢く公的制度を利用して保険料を抑えよう
母子家庭の生命保険は、いかに保険料を抑えるかです。
家族が減った分保険の負担は増えます。
賢く公的制度を利用して、特にお子さんに関する医療は公的制度のほうが安い場合もあるので、自治体のホームページで確認して対象ならお子さんの医療費は公的制度を利用しましょう。
保険は、収入保障保険(死亡保障)と医療保険(終身)と学資保険は必須となってきます。
それ以外は公的制度でいいと思います。
まとめ
今回は、母子家庭の生命保険についてオススメを紹介してきました。
母子家庭の場合、お子さんの教育費から考えていくと必要な保障がはっきりします。
収入保障保険で、ご自身の万が一の場合に備えておきましょう。
残す相手は、お子さんになります。
収入保障保険は、生命保険よりも安い保険料で備えられます。
ご自身の医療保険は、終身タイプがオススメです。
お子さんに対しては、公的制度の児童手当や医療費助成があるので積極的に利用していきましょう。
教育費に関しては、学資保険が一番のオススメです。
大学1年分はいける額が戻ってくるので、是非ともお子さんには進学を考えているママには必須の保険と言えるでしょう。
母子家庭でつらくなるのは、家族が減った分の負担が増えることです。
積極的に保険を見直し、公的制度で利用できるものはフル活用していきましょう。
保険の相談は是非とも専門家に見てもらってくださいね。