生命保険や医療保険は、いつまでも万能ではありません。
ライフステージの変化によって、必要な保障も足りないお金も日々変わってきます。
周りからもそろそろうち保険見直さなきゃといった声も聞こえてきます。
実際、保険を見直さないとと思っていても何をどう見直していいのか検討もつかないことが多いのです。
今回は、見直し方のポイントを5つ伝授します。
ポイントを見て今自分が保険を見直したほうがいいのか、見極めましょう。
生命保険の選び方!見直すときの5つのポイント
まずは、見直すときの5つのポイントです。
この5つのポイントに当てはまっていれば、保険を見直したほうがいい可能性が高まります。
①ライフステージの変化
1つ目のポイントは、ライフステージの変化です。
例えば、これまで独身で過ごしてきたが、結婚した。
結婚してから子どもが生まれた等がライフステージの変化です。
また、学生から社会人になったもライフステージの変化にもなります。
ご自身がライフステージの変化に直面していると思ったら、保険を見直したほうがいいでしょう。
②保険の更新タイミング(定期保険のみ)
2つ目のポイントが、保険の更新タイミングです。
あらかじめ、定期保険に加入しており、定期保険の更新タイミングになったらということです。
定期保険の更新タイミングは、商品にもよりますが、およそ10年が一般的です。
10年も経っていると、保険に加入していた当時に欲しい保障がついた保険はなかったが、更新タイミングのときには欲しい保障がついた保険が出ていたなんてざらにある話です。
定期保険の更新タイミングは、保険を見直すポイントにも直結します。
積極的に見直していきましょう。
③足りない保障の把握
3つ目のポイントが、足りない保障を把握することです。
①とも関係してきますが、ライフステージの変化によって足りない保障は常に代わります。
独身時代のときには、将来の生活だけでよかったものが、結婚してから子どもが生まれるとなると、お子さんの教育費がプラスされます。
絶えず、足りない保障を把握することによって、ご自身で必要な保険が決めやすく、またいらない保障をつけず保険料を抑えることにもつながります。
④お金がいくら戻ってくるのか
4つ目は、保険を見直すときには既に加入してある保険を解約しないといけません。
加入してる保険が終身タイプの保険だった場合、お金がいくらか戻ってきます。
保険を見直すときには、戻ってきたお金で新たに保険に加入する方法を取るのがほとんどなので、いくら戻ってくるのか理解しておきましょう。
戻ってくる保険料が理解できたら、次に加入する保険も場合によっては一括払いにして、月々の保険料は一切かけず保障だけがっちりもらうこともできる可能性があるからです。
⑤保険料が高すぎるのではないか
最後に、加入している保険料が高すぎるのではないかです。
保険を見直すとなると、これまでの保険料より安い保険で同じ保障がついてくるパターンがざらにあります。
加入当時では実現できなかったことが10年も経つと、安い保険料で同じ保障がついてくる保険があったという話をよく聞きます。
ライフステージの変化とともに、同程度の保障を安く手に入れたい場合には、非常に有効な手段です。
次に、何故保険には見直しが必要になるのか理由を説明します。
何故保険には見直しが必要なのか?
必要な保障が変わってくるから
保険の見直しが必要になる理由は、必要な保障がライフステージの変化によって変わってくるからです。
人間は、共通して学生時代が終わると、多くの方が社会人として歩みだします。
社会人になると、保険を考える第一ステップを踏みます。
もちろん、フリーランスや自営の方にとってもライフステージの変化になります。
そして、社会人で頑張っていると結婚すると、必要は保障も変わってきますし、子どもが増えても更に目まぐるしく必要な保障が増えます。
ライフステージの変化が、保険を見直すタイミングであると理解しておくと、見直すタイミングを見逃さずに済みます。
保険を見直すときも同じ!保険の基本的な考え方を理解して必要な保障を選ぼう
心配事で選ぶのではなく足りない保障で選ぶ
保険を見直すときにも、保険の考え方は変わりません。
よく心配事で選ぶ項目があるサイトも見受けられますが、保険の基本的な考えは、今ご自身のライフステージで何が一番足りないのかといったふうに足りない保障で選ぶことです。
足りない保障で保険を選ぶと、自分に必要な保険がなんなのかしっかりわかるので余計な保障をつけなくても何の後悔もしないからです。
これから保険を見直すときには、足りない保障から考えるとあの保障も、あの保障もといったことが抑えられます。
逆に、心配事で選ぶとスタッフのいいなりで加入してしまい、加入してからやはりあの保障はいらなかったといった事態になりやすいのです。
具体的にどのような保険が見直されるのか例を見ていきましょう。
よく見直される保険一覧
生命保険(家族構成の変化で追加)
まず最初は、生命保険です。
生命保険は、加入者本人に万が一のことがあれば、残された家族にお金が渡る仕組みの保険です。
受け取る金額は、一括になるのが特徴です。
結婚して家族が増えると同時に保険を見直して加入するパターンが一番多いです。
収入保障保険(シングルでお子さんを育てる時に)
もし、残念ながらお子さんがいるのに離婚した場合には、収入保障保険へ加入するのが一般的です。
収入保障保険は、生命保険と同じく加入者本人に万が一のことがあれば残されたご家族に支払われる保険です。
生命保険と違うところは、支払われる金額が月額になる点です。
また、生命保険よりかは保険料が安く高い保障に備えられるのも特徴です。
余裕が無い場合には、収入保障保険を死亡保障にしましょう。
医療保険
医療保険もライフステージの変化によってよく変わります。
独身時代では、まず終身タイプの医療保険に加入しておき結婚して出産を機に定期保険に乗り換えるパターンが一般的です。
というのも、お子さんが増えると一番足りない保障が教育費になるからです。
教育費を医療保険でまかなう場合もありますが、一般的には学資保険や養老保険に新たに加入するのでお支払いがどうしても増えてしまいます。
となると、医療保険を抑えてお子さんの教育費を捻出するほうが病気にもお子さんの将来にも両方備えられるからです。
お子さんの医療保険は基本的に不要です。
自治体によっては、医療費が無料になるからです。
詳しくは自治体のホームページで対象になっているか確認してみましょう。
まとめ
今回は、保険の見直し方について5つのポイントを説明してきました。
見直す時のポイントは以下のとおりです。
・ポイント①ライフステージの変化
・ポイント②既存保険の更新タイミング
・ポイント③足りない保障の把握
・ポイント④お金がいくら戻ってくるのか
・ポイント⑤保険料が高すぎていないか
特に、結婚してお子さんが産まれたときにはライフステージの変化が目まぐるしいので一般的には保険を見直す場合がほとんどです。
また保険を見直すときには、足りない保障が何でどれくらいの金額か正確にわかっていると、保険を選ぶときにも苦労はしません。
スタッフにも乗せられ余計な保障をつけなくてもすみます。
うっかり心配事で選びがちな保険ですが、足りない保障で選ぶようにしましょう。
あなたにぴったりな保険が見つかるといいですね。