険料が割安といった理由で定期保険に加入している方も多いのではないでしょうか?しかし定期保険の保障期間は期限が決められており期限が終了すると更新する作業が必要となってきます。更新するときの問題点としては保険料がどうしても上がってしまうことです。
今回は、保険を見直すときに更新する前にあなたにできることを具体的にお伝えします。
生命保険の更新のはがきが届く前にあなたにできる3つのこと
定期保険の更新があと1〜2年後に迫っているあなたに朗報です。実は保険の更新のハガキにが届く前にできることがあります。事前に備えておくことによって実際更新ハガキが届いたらすぐにでも行動できやすくなるからです。それでは早速見ていきましょう。
①更新のタイプについて再確認
1つ目は、今加入している保険で更新のタイプについて再確認しておきましょう。更新と言われていても、実は3つのタイプに分かれます。
更新型
更新型と呼ばれるタイプは、保険の中でも1番多いタイプです。主に一定期間保障期間が設けられています。保障期間が終わったら保障も終了してしまい、引き続き保障を受けたい場合には更新する作業が必要になってきます。
更新の手続きをすると、これまでの保険料では保証が受けられないのがデメリットです。せっかく安く保険に加入したのに、高くなってしまっては元も子もありません。だから更新ハガキが届く前に、ご自身の加入している保険が他の保険会社に乗り換えたほうがいいのか、それとも、同じ保険会社で定期保険を止めて終身保険に変えるかなどの作業が必要になってくるのです。
全期型
全期型とは、一旦保険を契約すると、保険期間が満了するまで保障内容も保険内容も変わりませんが、保障期間が過ぎると保障もなくなるのが特徴のタイプです。
一般的な保険ではあまり見かけないタイプでもあります。かなり終身保険と似たような特徴を持ちますが、実は違います。終身保険では確かに保険料も変わらず保障も一生涯なのですが、全期型の保険は、保障は保険期間内までです。一生涯ではないので保障期間が終わってしまったらそれで終了となります。
終身型
終身型は、保障が一生涯のタイプです。保険料の支払いが終わっても、一生涯保障してくれるのでいつでも万が一の時に備えられます。終身型の保険の場合は、見直しが難しく、タイミングも逃しやすいので、放置される傾向が多いです。
いつの間にか高い保険料だけ支払って損をしているケースも多々見受けられます。
②必要保障額の把握
2つ目は、必要保障額の把握です。必要保障額を知ることによって、今契約している保険の保障額が多すぎないか、または少なすぎないかがある程度わかります。
更新を迎えるライフステージと、保険に加入した時点でのライフステージは変わっていることが多く、いざ10年経てば必要な保障が減っていたって言う事はよくあることなのです。
③不要な特約のリストアップ
3つ目は、不要な特約のリストアップです。契約に加入していたときは、これ最高の保証じゃないか!つけておこうといった思いも、時間が経つにつれ、よく考えてみるとその保障は不要だったりすることがよくあります。
特約をつけることによって、保険料が上がる原因にもなるので、見直すときにリストアップをすることで、新しい保険に入るときに本当に必要な保障が分かります。
何故はがきが届く前に検討するのか?
では、いったいこれらの作業なぜハガキが届く前に検討したほうがいいのでしょうか?
更新ハガキが届くと同時に行動を起こしやすくするため
何事も行動するときには事前準備が必要です。それは保険の更新においても同じことが言えるからです。更新ハガキが、届いてから保険料が高くなっていることに驚きを隠せずなかなか判断ができないケースもあります。
しかし、あらかじめ準備をしておいたら、更新ハガキが来たときにすぐにでも行動が起こせるようになるからです。
次に生命保険を見直すときの最終目標をお伝えします。
生命保険を見直すときの最終目標
生命保険を見直すときに、何のために見直しをするのでしょうか。それは以下の2つに分かれます。
保険料の節約
1つ目は、保険料の節約です。保険は結構高額な買い物と言われています。生涯にわたって、万が一の状態に備えるためには、それなりのお金が必要になってきます。ですがライフステージが変わると、保険料も大きく変わってくるのです。
保険料が変わったとしても、人間の心理としては、1円でも安くしたいそういった思いが強いのではないでしょうか。何も人は保険料だけにお金を使っているわけではありません。ご自身の生活費、お子さんがいる場合にはお子さんのための教育費、そしてご自身の貯金と様々なことにお金が使われています。
どうしても保険だけに、それほどお金がかけられないのが現実なのです。
必要最低限の保障を理解する
2つ目は必要最低限の保障をご自身で理解することになります。やはり保険の魅力はたくさんの保障がついていることがあげられます。保険はいい保障がたくさんあるので、あれも、これも、それもつけなきゃ!と思いがちです。
多くの保障をつけることによって、確かに様々な状況に備えられることができますが、実はそれが不要な保証だったりすることも多々あります。
保険とうまく付き合うためには、ご自身の最低限これだけの保障があればいいと言うものを理解しておく必要があるのです。
さらに、更新ハガキが届く前に生命保険を見直すポイントについても理解しておきましょう。
生命保険を見直すポイント (更新編)
更新が来ると、いろいろ焦りますが、見直すポイントを理解することによって、あなたの必要な保障が理解できます。
現在加入している保障内容がいまいちなら転換もあり
もし現在加入している保険の保障内容が、いまいちなら、保険の下取りをして他の保険に加入し直すのも全然ありです。このことを保険の専門用語で転換と言います。一般的に、転換はあまりいいイメージがありませんが、保険の更新するときには、得になることが多いのです。
転換したほうがいいかの相談は必ずプロを介して
更新するときには転換と言う思い込みは、非常に危険なので、もし転換を考えている場合は、一度プロを介して相談することをお勧めします。
古い保険の解約は新保険の契約できるまで行わない
いざ保険を見直すときは、古い保険の解約は新保険の契約ができるまで行わないことです。新保険の契約でも、告知書による記入が必要だったりするので、解約してからの契約はあまりお勧めしません。解約して新保険のほうに契約ができなければ元も子もありませんよね。
複数の保険と比較する
保険を見直すときには、複数の保険と比較することです。昔は、スタッフの方に家まで来ていただきそのまま契約する流れが一般的でしたが、今や保険商品は数が多いので、中には同じ保険料でも保障内容が充実だったりすることが多々あります。1社だけではわからないことも多いので、必ず複数の保険と比較することをお勧めします。
まとめ
今回は、保険の更新ハガキが来る前にできることを中心にお伝えしてきました。
- 更新タイプの確認
- 必要保障額の把握
- 不要な保障のリストアップ
保険の更新は、保険料が上がったりするのでなかなか保険料の節約にはつながりません。やはり保険でも1円でも安くしたいのが人間の心理。保険料安くするためにも、最低でも更新ハガキが届く前には、不要な保障だけはリストアップしていきましょう。