生命保険の定番の選び方は、保障内容で選ぶ方がほとんどだと思います。
病気なら医療保険、死亡保障なら生命保険や収入保障保険、年金なら個人年金保険といった具合にです。
保険期間については、どうしても保障内容の次に注目されるので気にするとしても定期か終身かでしょ?と言われてしまいます。
実は私も思ってました。
が、しかし保険期間から選ぶと、逆算できるので必要な保障が一発でわかる利点があります。
また、あえて保険料を安くすることもできますよ。
今回は、保険期間をメインにして保険期間から保険を選んでいきたいと思います。
保険期間の選び方!オススメの保険期間はいつなのか?
まず、保険期間から保険をどう選ぶかについてです。
保険期間は、保険商品によって違ってきます。
また、契約者ご本人が、何に備えたいのかによっても違ってきます。
医療保険
医療保険は、病気に備えられる保険です。
医療保険の保険期間は、ライフステージによって異なってきます。
独身や既婚でも子供がいない家庭では、保険期間は一生涯で問題ありません。
ただ、子供がいる場合には、お子さんが大学を卒業するまでは、定期にしておいたほうが、いいでしょう。
生命保険や収入保障保険
生命保険や収入保障保険は、契約者本人が亡くなられたときに遺された家族にお支払いがされる保険です。
主に家族が増えた時に加入される保険です。
保険期間としては、一生涯でもありますが、プラスして奥様が老齢年金を受け取るまであると奥様としては助かるといった意見もあります。
特に奥様が専業主婦ですぐには働けない場合は、奥様が老齢年金を受け取るまでも合わせて考ええおきましょう。
学資保険
続いては、お子様の教育資金に備えるための学資保険です。
0歳から6歳までしか加入ができないので、検討に急がされる保険でもあります。
学資保険の保険期間は、お子様が大学を卒業するまでです。
近年は、大学に進学してからの就職が浸透してきています。
何かしらの事情で高校を出てから働く場合もあると思いますが、保険を検討する段階では、大学までシミュレーションすることがほとんどです。
保険期間とはなにか?
次に、保険期間についての用語解説を行っていきます。
保険の保障期間
保険期間とは、保険内容の保障期間のことです。
保険商品によって、保障期間が決まっています。
契約者ご自身で勝手に決められないのがネックです。
例えば、医療保険は60歳までしかいらないから60歳まででいいやといったことができないのです。
保険期間は大まかに以下の2種類に分かれます。
保険期間の種類
定期
定期は、一定期間の間だけ保障する保険のことです。
一定期間のほとんどが10年からとなり、保障期間をすぎれば更新しない限り同じ保障は手に入りません。
更新すると、以前契約した同じ額では契約できずに保険料が値上がることがほとんどです。
更新すればするほど保険料が値上がる一方、解約したときにはお金が戻ってこないのが特徴です。
みなさんもお聞きした方が多いと思いますが、保険期間故、『掛け捨て』と呼ばれています。
しかし、保険期間があるからこそ、元々の保険料は安めです。
終身
続いては、終身です。
終身の保険期間は、一生涯です。
つまり契約者本人が亡くなるまでずっとという意味です。
保険料は、支払期間が決められており支払期間まで月々保険料を払い、一生涯に渡って保障を得られるといったものです。
保険料は上がらず、保険料の払込期間が終了するまで一定の金額です。
代わりに元々の保険料は定期保険よりかは桁違いに高いです。
しかし、最後に高い保険料を少しだけ抑える方法をお教えします。
何故、保険期間は保険によって違ってくるのでしょうか?
どれでも一律ならややこしくなく、シンプルでやりやすいですよね?
しかし、保険期間がバラバラな理由は主に2つに分かれます。
何故保険期間は保険によって違ってくるのか?
保険商品によって保険期間が決められているから
まず、1つ目の理由は保険商品によって保険期間が決められているからです。
つまり契約者側で勝手に決められないのです。
例えば医療保険は、終身か定期に分かれます。
保険期間は、一定期間(定期)か終身かしか選べないのです。
ほとんどの保険が二つからしか選べないのです。
よって、保険期間もしっかり見ておかないと思わぬところでお金がかかったりしてしまうのです。
環境変化には弱いので、状況が変わればいつしか契約している保険の保険料が保険期間の割に高くなったという話はよく聞きます。
保険商品によっては一定年齢を過ぎると保障がいらなくなるから
2つ目の理由は、保険商品によっては一定年齢を過ぎると保障がいらなくなるからです。
学資保険だけが当てはまりますが、大学卒業後の保障はいりませんよね?
不要になる分、見直ししないと他の保険期間と保険料は下がりません。
就職した頃を振り返ると、両親は保険見直しに真剣になっていました。
必要な保障が自分の分だけになるので、あとはご自身の葬儀代に備えれば万事OKです。
保険期間を理解すると保険料が安くなる!
実は、保険期間を知ると保険料がやすくなるといったことができます。
やり方は主に2つです。
保険期間は終身が対象です。
保険料を安くするには保険期間と同じ終身払いにすると下げられる
まず1つ目のやり方ですが、保険期間が終身であることに注目してお支払いも終身にすることです。
通常、保険には保険料の支払期間が設けられています。
支払期間がすぎればあとは解約しない限り保障だけが残ります。
しかし、まだまだ働いて保険を支払える方には、保険料の支払いも一生涯にすることで月々支払う保険料が安くなります。
低解約返戻金制度を使う
2つ目は、解約返戻金(つまり解約したら戻ってくるお金)を低額に設定することです。
低額といっても70%ほどになるので、経済的に苦しい方は同じ保障で解約した時の金額だけちょっとになる制度もオススメです。
月々の保険料が下がるので、お財布にも優しくなります。
ライフステージが変わった時に、どうしても終身がいい方にはオススメの方法です。
まとめ
今回は、保険期間によって保険を選ぶ方法について説明してきました。
オススメの保険期間は、保険商品によって違ってきます。
保険期間は、定期と終身に分かれるので、特徴を知ってうまく使い分けていくことがポイントなります。
定期は、保険期間は一定期間で一般的には10年が一区切りとなる保険が多いです。
終身は、保険期間は一生涯になります。
保険期間は、どうしても保障内容の次にきてしまいます。
というのも、保障内容が一番気になりすぎて、保険期間なんてどうでもいい人が多いからです。
保険期間をきっちり理解すると、必要な保険の保障期間が分かってきます。
保障期間がわかれば、どのタイミングで保険を見直せばいいのかもわかるので、気がついたら保険の見直すタイミングを逃していたといった事態にはなりません。
学資保険のように一定年齢を過ぎると保障が全くいらなくなる保険もあります。
となると、死亡保険については、保障内容が年齢が上がるにつれて保障も少なくなる収入保障保険のほうが節約につながります。
最後に、オススメの保険期間は、以下の通りになります。
・医療保険⇒一生涯(ライフステージの変化によって合わせること)
・学資保険⇒お子さんが大学を卒業するまで
・生命保険・収入保障保険⇒奥様が老齢年金を受け取るまで
保険は、高額なお買い物になります。
詳細なことは、FPさんに聞くとはっきりとご自身の必要な保険を提示してくれます。