死亡保険の保険金は老衰でももらえる?疑問すっきり解決!

生命保険に加入したけど、お支払い条件で気になるところがありませんか?お支払い条件には、必ず病死と書いてあります。我々からすると、病死は病気が起因の死と思いがちです。実際、亡くなる方の多くがなんらかの病気で亡くなります。

でも、病気ではなく自然と亡くなる老衰もありますよね?世間では、天寿を全うしたという言い方もあります。ここで疑問です。老衰は死亡保険の保険金はもらえるのか?です。病死ではないし、もらえないのでは?と思っている方非常に多いのも事実。今回は、老衰について保険金はもらえるのか疑問をすっきり解決していきます。

死亡保険では、契約者に万が一のことがあれば受取人が受け取れる保険です。一般的にはお子さんが誕生したときに万が一のことに備えるために加入します。 生命保険は、多くの人が加入しており、万が一のことに備えているのです。では、老衰はどういう扱いになるのでしょうか。

老衰も保険金の受取の対象になっている

死亡保険では、老衰も保険金の受取の対象になっています。したがって、老衰でもちゃんと保険金が下りるのです。

死亡診断書には、老衰とは書かれないことが多くあんまり見慣れなくなりましたが、もし、死亡診断書にも老衰と書かれていても安心してください。所定の手続きを行えば請求できます。

なぜ老衰でも保険金がおりるのか?

では、なぜ老衰でも保険金がおりるのでしょうか。老衰といえば、病死ではなく自然になくなったという印象があります。

老衰は生命保険では病死となる

老衰は、生命保険では病死と扱うからです。我々とは考え方が違うので老衰では保険金はもらえないと思われます。病死となると、肺炎等の病名を思い浮かべる方がほとんどです。老衰が病死とはてな状態になるのはよくわかります。

しかし、すっきりと問題が解決しましたね。老衰でも保険金の請求ができ保険金を受取ることができます。

老衰の定義を確認

では、実際老衰とはなにかを解説していきます。我々の考えとしては病死ではなく自然になくなったイメージが強いです。実際医学では下記ような死を老衰と定義されています。

老衰とは?

老衰とは、Wikipediaによると下記のように定義されています。

加齢による老化に伴って個体を形成する細胞や組織の能力が低下し、多臓器不全多臓器不全により恒常性の維持・生命活動の維持ができなくなることが原因

医学分野なので、専門用語がずらりと並んでいます。わかりやすくいうと、加齢による老化に伴って人間に備わっている臓器を含め生命活動が終了することです。病気が原因で死亡したことはあてはまりません。

老衰はどこで分かるのか?

では、老衰は正式にどの段階でわかるのでしょうか。もちろん個人の思い込みでは決まりません。

死亡診断書

老衰と正式に診断を下すのは、病院です。その際に死亡したことを証明するものとして、死亡診断書がもらえます。死亡診断書に『老衰』とかかれて、我々ははじめて、老衰が原因でなくなったと知るのです。

最近では、老衰とはかかれないケースのほうが増えてきます。死亡を特定するには解剖を行うからです。病気もないから老衰かと思われてみても解剖結果では潰瘍ができていたりすることも日常茶飯事です。

保険金が受け取れるケースと受け取れないケース

はっきりと老衰は保険金が受け取れるということで、合わせて他にも保険金が受け取れるケースと受け取れないケースについても見ていきましょう。

受け取れるケース

保険金を受け取れる場合は、以下のケースです。

  • 老衰を含む病死
  • 保険金を目的としていない
  • 高度障害になったとき
  • 精神障害等で意思能力の判断がないとき

受け取れるケースは、保険会社によっても違うので今一度契約している保険で条件を確認しましょう。

受け取れないケース

逆に以下のケースに該当している場合は、保険金は1円も出ないので注意が必要です。

  • 保険金を目的としている
  • 保険金が1億円以上と高額
  • 契約者が告知義務違反をしている
  • 加入してから定められた期間内における自殺

一番よくあるのが、契約者の告知義務違反です。持病があるのに黙っていたりしていると、悪質な場合は告知義務違反となります。特にうつ病も持病のうちに入るので、わからない場合があるときにはその場で質問することも大切です。

また、保険金のかけている額もあまりにも高額である場合は、保険会社から保険金を目的をしていると睨まれます。ドラマでよくある保険金殺人です。

受け取れない場合は、1円もでないので条件に該当しないようにしましょう。

知っておこう死亡保険でかかってくる税金の話

受け取れるケース、受け取れないケースの次は、税金の話です。受取人が誰になろうが何かしらの税金がかかります。この部分を知らないとあとで大変なことになります。

税金と保険が関連してくるのは、保険を契約するときに出てくる契約者と被保険者と受取人です。契約者は保険料を払う人、被保険者が保障を受ける人、受取人はお金を受け取る人という意味合いです。

契約者A 被保険者A 受取人Bは相続税(非課税枠)

1つ目のパターンは、契約者と被保険者が同じで受取人が違う場合です。関連する税金は相続税です。相続税でも非課税枠で適用されるのである程度の節税対策にもなります。

多くの人が上記のパターンでかけていることがほとんどです。

契約者A 被保険者B 受取人Aは所得税・住民税(一時所得)

2つ目のパターンは、契約者と受取人が同じで被保険者が違う場合です。関連する税金は所得税で一時所得扱いになります。

ただし、死亡保険なのでこのような形でかけている人はまずいないと思います。

契約者A 被保険者B 受取人Cは贈与税(110万以上は課税)

3つ目のパターンは、契約者、被保険者、受取人が全員違う場合です。関連してくる税金は贈与税で110万以上ある場合は課税されます。

生命保険の受取には、必ず何かしらの税金がかかってくることを覚えておきましょう。パターンによって、かかってくる税金も違ってくるので知らなかっただけでは済まされません。

死亡保険の保険金請求の手続き

では、実際老衰で死亡保険を受取るときの請求の手続きは、どうなるのでしょうか?受け取れる条件に該当していたら、即座に行動を起こしてください。

まずは保険会社に連絡を

まずは、契約していた保険会社に連絡を入れてください。連絡をすると保険会社から書類一式と専用の返信封筒が送られてきます。

必要な書類が揃えば、保険会社に一式を返信用封筒に入れて送りましょう。書類不備がなければ、書類到着から5営業日以内に保険金が指定された口座に振り込まれます。

書類不備や、保険会社から怪しいと思われると特殊な操作が必要であり保険金受け取れるまでの期間がかかります。

まとめ

今回は、死亡保険では老衰は保険金を受け取れるかの疑問に関してお答えしてきました。

結果、老衰でも保険金は受け取れます。正確な死亡要因は医師が判断し、死亡診断書に死亡要因が老衰と書かれていた場合は、老衰となります。老衰は、生命保険では病気の一種として扱うので何の問題もありません。

契約者の方に万が一のことがあれば、すぐさま保険会社に連絡をして手続きを行いましょう。手続きに不備がない場合は、保険会社から送られてきた書類を一式そろえ返信用封筒に送って到着してから5営業日です。土日はかうんとしませんので注意してください。

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