生命保険の選び方!持病があっても加入する2つの選択肢

最近テレビのCMで、『持病があっても入れるんです!』といったものを見かけませんか?

ついつい病気でも入れると聞いたら、本当に保険に入れるのか疑問に思ってしまいます。
今回は、持病が持っている人でも加入する2つの選択肢について紹介していきます。

また、通常の保険との違いや、持病が持っている人でも加入したのに実はその症状通常保険でも十分加入できるケースについても紹介していきます。

賢いユーザになって、生命保険に加入しましょう。

生命保険|持病を持っている人が加入するための2つの選択肢

持病のある人が、保険に加入すると2つの選択肢があります。
テレビでは、引受基準緩和型の話がよくありますが、それ以外にも方法があるとは驚きです。

①引受基準緩和型

持病がある人にとって、加入するときに一番メジャーなのが『引受基準緩和型』です。
引受基準緩和型とは、通常保険に加入する条件を優しくした保険です。
引受基準緩和型の条件も保険会社によって異なります。

別名限定告知型と言われますが、近年では引受基準緩和型の方がよく使われています。
仮に限定告知型と言われたら、引受基準緩和型だと思いましょう。

例は以下の通りです。

・3か月以内に医師から入院・手術を勧められていない
・過去1年以内に、病気で手術を行っていない
・過去5年以内にがんを患っておらずまた肝硬変でもない

詳細な緩和条件は、保険会社に直接聞くかほけんの窓口等で確認した方がいいでしょう。
持病を持っている人の大半が、引受基準緩和型で加入します。

②無選択型

無選択型とは、引受基準緩和型よりも更に条件を緩和した保険です。

保険会社に健康状態を告知せず加入できるので、どなたでも入れます。
ただし、引受基準緩和型よりも緩和されている分保険料が割り増しになります。

保険加入の最後の砦のようなものです。

もし、無選択型で加入する場合は、相当お金を貯めておかないとお支払いに困難になります。

 

通常の生命保険と引受基準緩和型の2つの違い

 

持病の持っている人が多く加入する引受基準緩和型と通常の生命保険と何が違うのか見ていきましょう。

見かけは、通常の保険と引受基準緩和型の保険と全く同じですが以下の2点が違います。

①保険料

1つ目は、月々支払う保険料です。

引受基準緩和型は、通常保険よりいくらか割り増しになっています。

割り増し金額は、保険会社によって違いますので一概に金額の話はできません。

もし、引受基準緩和型で加入予定の方は、保険料が割り増しになる覚悟だけは忘れないようにお願いします。

②保障内容

2つ目は、保障内容です。

通常保険の場合、加入直後から保障されますが、引受基準緩和型の場合加入してから1年は半額しか保障されません。

通常の保険と全く内容が同じ引受基準緩和型になると何故違いがでてくるのでしょうか。

 

引受基準緩和型等持病をもっている人にはありがたいのに保険料が高くなる理由

ここでは、引受基準緩和型では保険料が高くなる理由についてお話します。

せっかく持病があり保険に入れると思った瞬間絶望がやってくる感じです。

何故でしょうか?

保険は元々健康な人が将来のリスクに備えるために作られたもの

1つ目の理由は、保険の本来の意味にありました。

保険の本来の意味とは、元々健康な人が将来病気や万が一のことに備えるためのものです。
なので、持病の人は含まれておりませんでした。

健康な人だけずるい気がしますよね?

しかし、2つ目の理由で納得するかと思います。

保険に加入してすぐお金を払うと保険会社の倒産リスクもある

2つ目の理由は、持病の人に同じような保障をすると加入してすぐお金を支払う事態になりかねません。

持病の人にお金を支払う状態が続ければ、保険会社が倒産してしまうリスクがあるのです。

健康な人にお金が一円も行かない事態があっては元も子もありません。

健康な人と公平性を保つため

3つ目の理由は、健康な人と公平性を保つためです。

お金の面を見てみるとやはり、健康の人の方が少なくともすぐに大きな支払いがいる事態が少ないのです。

比べ持病の人だと、すぐにまた入院となれば多くのお金が出て行ってしまいます。
健康な人はなくて、持病の人がすぐにお金を多額にもらえるとなっては、不公平になってしまいます。

その差を埋めるためにも、引受基準緩和型で料金を割り増しにしてどんな人でも必要な時に必要なお金が出ていくように設定してあるのです。

引受基準緩和型の保険料が高い理由が分かったところで、次はなんと持病と思っていたものが通常保険でも加入できる可能性が高い症状を紹介していきます。

一見、病気があるから引受基準緩和型だけを見ていたら結構損します。

 

実は損してる!思い込み危険!持病があっても通常保険に入れる可能性が高い症状一覧

病気=引受基準緩和型の保険にしか入れないと思っていませんか?
実は、これあなたの大きな思い込みの危険性があります。
わざわざ病名を言って、引受基準緩和型でお願いしますという必要はないかもしれません。

ここでは、通常保険に加入できるかもしれない症状についてお話します。

①高血圧

年齢が上がるにつ入れて、増えてきている高血圧。
実は、高血圧だけでは通常の保険に加入できる可能性があります。
結構高血圧で保険に入れないのではないかと心配される人が多いですが、実際は違います。
詳細は、FPさんに相談してみましょう。

②喘息

子供から大人まで意外と喘息を持っている人は多い。
喘息持ちだからといって、引受基準緩和型の保険に加入する必要はありません。
悪化のこともあるので、完全な通常保険での加入は難しいですが、条件付きで通常の保険に加入できる場合があります。

③胃潰瘍

ピロリ菌が主な原因で発症する病気です。
実は胃潰瘍も、喘息と同じで条件付きですが通常の保険に加入できる場合があります。

また、ピロリ菌は保険対応で除去できますので、除去してからの加入だと難なく審査に通る可能性もあります。

もし、ピロリ菌を除去してからの加入の場合、申告の際に診断書が必要になることがあります。
詳しくはFPさんに聞いてみましょう。

④糖尿病(合併症なしに限る)

国民病ともいわれる糖尿病。
インシュリンが出なくなり、よく糖尿病患者が注射を打ってるあの光景が印象に強い人もいるでしょう。

糖尿病は、合併症が伴っていない場合通常の保険に加入できる場合があります。

⑤痛風

日本にはおよそ50万人いるのではないかと言われている病気です。

尿酸値が高くなり、尿酸が固まり関節に溜まります。

溜まった固くなった尿酸を白血球が攻撃するときに、激痛が走ります。

尿酸は特に腎臓に溜まりやすく、最悪の場合人工透析が必要になってきます。

重症化すると恐ろしい痛風ですが、尿酸値の数値や痛風発作回数によって通常の保険に加入できる可能性はあります。

しかしながら、保険会社によっては正確な申告でも引受基準緩和型での加入の場合があります。

 

持病を持っている人が保険に加入するときに不安を解決する質問

持病があると、保険に関しては人一倍不安になってしまうものです。

繰り返しになりますが、持病があるからといって問答無用に引受基準緩和型の保険に加入する必要はありません。

かといって、保険会社のスタッフが持病があってもこちらなら通常の保険でも入れる可能性がありますと親切に教えてくれるとも限りません。

引受基準緩和型で加入したのに後から通常の保険でもOKだったという話をよく聞くので、相談するときには以下のことを必ず聞いておきましょう。

①持病〇〇(症状名)ありますが通常保険に入れますか?

まず1つ目の質問は、Yes/Noで簡単に答えられます。
持病あるけど、通常の保険に入れますかといった至ってシンプルなものです。
ダイレクトに聞いているので、スタッフさんも沈黙のまま違う話にすり替えるといった失礼なことはしないはずです。

思い切って自分から聞くことによって道は開けるものです。
勇気を振り絞って聞いてみましょう。

②病気〇〇(症状名)して今は完治していますが、診断書はいりますか?

病気はあったが、完治している場合は、診断書についても聞いておきましょう。
申告の際、診断書を合わせて提出すると加入できるケースも多々あります。
また保険会社によっては、診断書代の負担をしてくれる場合もあります。

最後に、持病がある方にどこで保険について相談しに行けばいいのかオススメを書いておきます。

 

持病がある人への保険加入の相談先

病状を含め公正にアドバイスをくれる保険を総合に扱う窓口

持病がある方の保険についての相談先は、病状を含め公正にアドバイスをしてくれる窓口がおすすめです。

具体的に言うと、保険のテラスやほけんの窓口等第三者の視点を持っているFPさんだと安心して相談できるのではないでしょうか。

ここまでくるとあとは、行動のみです。
知識をみにつけ、確実にあなたの合う保険を見つけてください。

 

まとめ

今回は、持病がある方の生命保険の選び方についてお話してきました。
持病と聞くだけで、自分は保険に入れないのではないかというのは大きな間違いです。
引受基準緩和型といった条件付きの保険があります。

しかしながら、症状によっては通常の保険に加入できるケースもあるので持病だからと諦めるのはまだ早いです。

第三者の立場を持った窓口のあるFPさんに持病を相談してできるだけ保険料を抑えたいものです。

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