子供が生まれたら生命保険に加入するベストのタイミングであることは、周知の事実です。
テレビCMでも、妊婦さんが保険のスタッフさんに相談しているシーンについてのものは、印象に残るでしょう。
しかし、ネットで調べてみると、子供のための生命保険と保険商品が多くヒットしてくるようになりました。
今までは、子供が生まれたらすぐ生命保険に加入する考えはありませんでした。
一体子供に生命保険を赤ちゃんからかけるなんてどうかしてると突っ込みたいのですが、どうやらまんざらでもない様子です。
今回は、子供でも加入できる保険の紹介と子供の保険商品が何故増えているのかを詳しくご紹介します。
子供が生まれたときから加入できる生命保険とは?
子供が生まれたときに加入できる保険は、大きく分けて4種類あります。
これまでは、主に進学に備えた保険がほとんどでしたが、最近では医療保険や傷害保険も選ばれるようになっています。
①学資保険
子供のための保険と言えば、学資保険を想像される人もいます。
学資保険は、主に子供の進学に備えるための保険です。
一定の年齢になれば、お金を受け取れるので入学金や授業料の一部に当てることができます。
子供で一番お金がかかるものと言えば、学費です。
義務教育が終わる高校・大学は、公立でも私立でもお金がかかります。
加入できる年齢が6歳までとなっている保険がほとんどです。
決断に悩んでいるとあっという間に加入できなくなったといった事態にはならないようにしましょう。
②養老保険
システムは、学資保険と似ていますが、養老保険は70歳まで加入ができる保険です。
一定の年齢に達するとお金がもらえるので、子供のときは教育関係に大人になったときにはプチご褒美にといった使い方ができます。
学資保険や養老保険の目的は、主に貯蓄なので基本的に病気に関しての保障はありません。
③医療保険(終身)
病気全体を保障する保険です。
ガンをはじめ、三大疾病には対応しています。
診断、手術や治療でもお金がもらえるので、医療保険に加入すれば明日から生活できないことはありません。
オプションとして、健康祝い金が数年ごとにもらえるので、貯蓄にも回せるのがありがたいです。
中には、学資保険の代わりに医療保険でお子さんの進学に備えている人もいます。
本来は子供にはあまり関係ありませんが、近年考え方が変わってきているので後ほどお話します。
④傷害保険
進学の次にお金がかかるのが、お子さんがケガをして物を壊してしまったときです。
子供は風の子元気な子と言いますが、一番恐れているのはケガのついでに他の人にケガをさせたり、ものを壊したりではないでしょうか。
最悪の場合、弁償だと莫大なお金が消えていきます。
弁償になったとしても傷害保険に加入していると、弁償代金を保障してくれます。
子供でも加入できる保険も色々あります。
最近子供向けの商品が多いような気もします。
決して気のせいではありません。
次に、何故子供向けの保険商品が増えているのか述べていきます。
何故子供向けの保険商品が増えたのか?
子供の進学に備えるため
第一に、子供の進学です。
義務教育は、中学生までですが大半の子供が大学まで進学して、就職を迎えます。
進学といっても学校の授業料だけではなく、受験料や入学金も莫大にかかってしまいます。
一気にお金がなくなってしまうので、備えがあればお子さんの好きなように進学先も選べるようになります。
万が一ものを壊したときの弁償のお金
子供は外で遊ぶことが最も多いです。
すると、一番心配なのがお子さんのケガです。
結構ヒヤヒヤしている親御さんも多いです。
お子さんのケガだけならいいのですが、中には物を壊してしまったり、他の人をケガをさせたりしたら大変なことになります。
最悪、物を弁償したり、相手の治療費を全額負担させられてしまいます。
傷害保険だと金額無制限に保障があるので、安心して子供を外へ遊びにいかせることができます。
子供が大人になったときに保障をプレゼントするため
最近の新しい考え方として、あえて赤ちゃんのときから医療保険(終身)に加入しておきお子さんが会社員を迎えた頃に、保障をプレゼントする考え方です。
はっきりいって、子供に医療保険は公的制度が充実していることもあり必要ありません。
がしかし、公的制度も一定の年齢に達すると、保障がなくなってしまうのも事実です。
大人になってから自身で保険の加入を決めないといけなくなります。
保障をプレゼントされた子供は、解約して別の保険に一括で加入することもできますし、保障だけもらって自分の好きな買い物もしやすくなります。
経済的に余裕のある家庭でないと厳しいのが難点です。
詳しくは、 生命保険の終身保険を子供から加入する1つの考え方から御覧ください。
子供のときから加入する保険のメリット・デメリット
メリット
子供の時から加入する保険のメリットとしては、保険内容にもよりますが、保障が早い段階から、もらえる点です。
医療保険なら病気に関して、学資・養老保険は将来の進学に関して、傷害保険ならケガ・対人対物保障です。
保障があれば、お子さんを安心して外に出せます。
また、医療保険においては、大人になると保障がまるまるもらえるので、お子さんがお金を払うことなくお金に自由がきくところです。
デメリット
デメリットは、お金がかかることです。
医療保険にしろどうしても高いものがあります。
特に貯蓄のために加入するなら、尚更のことです。
家庭によっぽど余裕がないとできることではありません。
お子さんが生まれるとなると、人によっては今まで入っていた保険を見直すタイミングでもあります。
したがって、なかなかお子さんのために保険に加入という考え方はできない場合がほとんどです。
デメリットを克服してなんとか損せず子供に保険を加入させたいあなたに、オススメの方法を紹介します。
損をしない子供の保険の選び方
子供へ保険を考えている人は、医療に関しては公的制度を利用されたほうが早いです。
自治体によっても違いますが、主に医療に関する制度は差があります。
一度、お住いの自治体に確認してみましょう。
保険を検討するときには公的制度では保障されない部分を補填する形にしよう
どうしても子供に保険を付ける場合は、医療保険は高い上に公的制度もあるので、省いたほうが懸命です。
保険を検討する場合には、公的制度にはない子供の進学を助ける学資保険やケガの保障が手厚い傷害保険がオススメです。
特に傷害保険は、審査がない上加入しやすく、保険料も安いので追加する分には申し分ない保険です。
公的制度にない部分を補填する形を取ることによって、無駄のなく保障範囲が広がります。
無理のないよう賢く保険を選びましょう。
まとめ
今回は、子供の生命保険の選び方についてお話しました。
子供の場合、医療保険については公的制度と被ることがないので、必要ありません。
ただ、子供の頃に医療保険に加入して、大人になったら保障としてプレゼントする人も多いです。
今後、子供のために保険を検討する場合は、経済事情にもよりますが、学資保険と傷害保険がオススメです。
特に傷害保険は安いので、子供が生まれたけどどうしていいか分からなければ、真っ先に検討していただきたい保険でもあります。
日本では、大学まで進学するのが当たり前の昨今、お子さんには是非とも大学まで進学していただきたいと思います。
賢く保険を選んで、お子さんの成長を見守りましょう。