保険は、一旦加入するとなかなか見直すことが難しいのです。
料金の問題もありますし、解約してもお金が少額しか返ってこないケースも多々あります。
特に、20代は就職・人によっては結婚とライフステージが目まぐるしく変化する年代でおあります。
今回は、20代で保険を見直す時にどういった点を理解しておけば損をしないのかお伝えします。
目次
生命保険の見直し方!20代で抑えておきたい4つのポイント
では、まず最初に20代で保険を見直したいときに抑えておきたいポイントを紹介します。
以下のポイントをしっかり理解しておくと保険を見直した時に損にはなりません。
ポイント1:保険はすぐに解約すると損と理解する
1つ目のポイントは、保険はすぐに解約すると損です。
保険は、スマートフォンのように2年縛りといった縛りがありません。
止めようと思えば、手続き1つで完了してしまいます。
続けようと思えば、手続きしなければ自動的に継続になります。
自分のタイミングで止められるので、損じゃないんじゃないの?と言われますが、違います。
保険は、目的によって違いますが、貯蓄型の保険に加入してすぐ解約した場合、お金の戻ってくる額が少なくなります。
1~2年経過して解約すると、保険料はたくさん支払っているのに、戻ってくるお金は少額といった事態になり新しい保険に加入する資金にすることはできません。
ポイント2:保険の見直しはライフステージの変更時に行う
2つ目のポイントは、保険の見直しはライフステージの変更のときにするとやりやすい点です。
保険は、万が一なにかあったときのための保障をお金で買うイメージです。
ライフステージが変わると、必要な保障も変わってくるからです。
例えば、学生から就職して社会人になったら、親から独立する方もいます。
独立すると、保障がなくなりますので、病気については新たに保険でといった方が大半をしめます。
結婚して子供ができれば、お子さんの教育費や万が一のときの保障が必要となってきます。
子供が独立したら、子供の分の保障は外し、再び自分たちの最低限の保障に戻します。
ポイント3:同僚・親戚・セールスレディのいうことに耳を傾けない
3つ目のポイントが、同僚や親戚、セールスレディのいうことに耳を傾けない点です。
無視なんてあんまりだとおっしゃると思いますが、20代の大半が親戚や同僚、会社に説明にやってくるセールスレディの一言で、私も入らなくちゃと加入してしまうケースがあるのです。
他人の一言でなんとなく加入してしまった人は、本来不要な保障までついている可能性が多く、後で見直したらFPさんにこの保障はいらないとばっさり斬られるケースも増えてきています。
保険に加入する場合は、必ず第三者の立場になって保険のことを教えてくれる無料相談からはじめるのが今の定番です。
気になれば、行ってみましょう。
ポイント4:20代の必要な保険は医療保険だけでいいケースが多い
最後のポイントは、20代の必要な保険は、医療保険のみです。
もちろん、ライフステージが20代で変われば都度必要な保障を足せばいいのです。
ほとんどの20代の方は、医療保険(終身タイプ)で十分事足ります。
よって滅多なことでは不測の事態にはならないので、安心して生活していただきたいと思います。
徹底解説!保険の基礎を理解しておこう
次に、保険の基礎について理解しておきましょう。
中には、不安要素だけぶつけてきて、肝心の保険の説明はしないセールスレディの人もいます。
基礎知識を理解しておけば、聞きながらも相手がどのような目的で勧誘してきているかがわかります。
生命保険
生命保険とは、加入者が死亡したときに遺された家族に一括でお金が支払われる保険のことです。
ということは、お金を残す人がいない場合は全くの不要となります。
セールスレディによっては、うまい具合に、お母様に親孝行しましょうよと生命保険を薦める人もいます。
親孝行とくるとグサッと来ます。
普段から親孝行している人も、あまりしていない人にも刺さり文句です。
生命保険はお父さんがしっかり加入しているのと、両親とも何かしらの医療保険で老後に備えているので、必要ないことがほとんどです。
医療保険
医療保険は、病気や入院に備えるための保険です。
多くの人が、社会人になってから一生涯お世話になります。
ほとんどの病気に備えられるので、病気に関してはよっぽどの事情がない限りは医療保険で事足ります。
医療保険は、がんや他の成人病も対象となるので、新たにがん保険に加入すると保障が被ってしまい、無駄なことになるケースがあります。
個人年金保険
個人年金保険は、一定期間保険料を払い、老後になったら戻ってくる保険です。
自営業等で国民年金が少ない人は、加入が必要となります。
一定期間ですが、金額が多くもらえるので、大変人気となりつつある保険です。
養老保険
養老保険は、一定年齢に達するごとにお金がもらえ、死亡保障にも備えられます。
満期になると死亡保障が消えますがお金が受け取れます。
最近では、終身保険の方が売りがいいので、あまり薦めてくる人はいません。
学資保険
学資保険は、お子様の進学に備える保険です。
加入できる期間が0~6歳と小学生になる前に終わります。
満期は18歳であるものが多く、大学入学前には満期を迎えます。
一定年齢に達するとお祝い金としていくらか出ます。
保険の種類によっては、大学在学の授業料までカバーできるものおあります。
ライフステージ別!ずばり20代で保険を見直すなら抑えておきたい保険
独身なら医療保険のみ
独身なら、原則医療保険のみで大丈夫です。
医療保険の終身タイプは、一生涯病気に備えることができ、万が一のことがあればご自身の葬儀代としても使えるからです。
20代は、医療保険以外の保障は不要と思っていればセールスレディの一言に惑わされずに済みます。
結婚して子供を予定しているなら生命保険と学資保険
もし、結婚して子供ができたら、医療保険に加えて、生命保険と学資保険をあわせましょう。
生命保険は、残された家族の生活費として、学資保険はお子様の教育費として使われます。
ご自身の医療保険は、終身から定期に切り替え、お子さんが大きくなればまた終身に戻すパターンが一般的です。
20代で保険に加入するメリット・デメリット
簡単に20代で保険に加入するメリット・デメリットを紹介します。
メリット:保険料が安い
メリットとしては、終身保険でも保険料が安い点です。
何故かと言うと、保険会社は健康な人に加入してもらいたいからです。
保険会社は、もし病気や長期入院になったときにお金を出さないといけません。
しかし、頻繁に入院している人がいたら、保険会社のお金がなくなってしまい、あなたになにかあればお金が出ない事態にはあってはいけません。
保険は、健康の人には優しく、病気がちな人には引受緩和といって金額を高くする代わりに保険に加入できる制度を取っています。
20代から医師に不健康で保険に入れないことは滅多にないので、途中病気をしてもお値段変わりません。
デメリット:保障がもらえることが少ない
デメリットとしては、保障がもらえるケースに滅多にありません。
テレビのCMでも20代の入院が増えている!就業不能に注意だと流れていますが、滅多なことで自分が事故に遭う確率や入院する確率は低いと言えます。
また、死亡する確率は事故や入院よりも格段に低くなります。
何も保障を受け取ることなく、気がついたらおばあちゃんの年齢になっていた話をよく聞きます。
保障を受け取らなくていいということは、ご自身の心身も健康である証拠なので是非とも誇りにもってください。
まとめ
今回は、20代の保険の見直すポイントについてお伝えしてきました。
- 保険はすぐ解約すると損
- 保険を見直す時はライフステージが変わる時
- 同僚やセールスレディの一言を聞かない
- 20代で必要なのは医療保険だけ
上記の4つをしっかり理解しておくことで、保険を見直すときにも無駄な保障をつけることなく、なんとなく見直すことにもつながらず、あなたのお財布をがっちり守ります。
最近の保険の加入は、従来のスタッフに来てもらってそのまま契約ではなく、無料保険相談を行って様々な保険会社の保険商品と比べてから加入するケースがほとんどです。
まず、保険のことが気になりだしたら、無料相談から始めてみましょう。