いざ、結婚をして次に悩むのが、生命保険による死亡保障はいくらぐらいにしようかです。
生命保険も大きな買い物!将来に渡って万全を期したいあなたのその気持分かります。
ですが、もしあなたが妻の立場で子供がいるのなら、実は生命保険に関しては加入する必要がありません。
それでも死亡保障が心配だと言われそうですが、実は日本の公的制度で遺族年金がもらえるからです。
ここを知らずに、生命保険に加入する人が多いので、加入する前に遺族年金がもらえることを把握してから、自分には生命保険が必要なのかそうではないのか判断していきましょう。
しかし、子供がいないのなら、遺族年金が発生しないので、葬儀代程度の生命保険に加入しておいたほうがいいでしょう。
妻から見た生命保険は、今あなたの置かれている状況によって違ってきます。
生命保険が必要な場合
あなたが、主婦出会った場合においても実は生命保険が必要なケースがあります。
あなたの置かれている状況を整理しましょう。
子供の有無関わらず専業主婦で住宅ローンが多い
実は、専業主婦は保険に入らなくてもいいケースが多いのですが、住宅ローンが多い場合は加入する必要があります。
住宅ローンに関しては、夫が同時に団信(団体信用生命保険)に加入している可能性が多いのです。
団信とは、もし、夫に万が一のときがあれば、生命保険が住宅ローンの半分をお支払いしてくれる制度です。
しかし、半分と言っても住宅ローンが多ければ、それだけの負担が妻にきます。
そうはならないよう、住宅ローンが多い場合は、払えるように別途生命保険の検討が必要です。
子供がおらずあなたも働いている
もし、あなたに将来的に子供を作る予定がない場合は、独身時代に加入していればそのままの保険で大丈夫です。
もし、まだ加入していないのであれば、ご自身の葬儀代、お墓代程度出せるような保険に加入しておきましょう。
大体保険で500万程度死亡保障があるもので、十分です。
子供がいないと、後に紹介する遺族年金の制度が利用できないからです。
生命保険が不要の場合
実は、生命保険が不要の場合があります。
それが次に紹介する、妻がどのような状況であれ子供がいる時です。
子供がいると、自動的に遺族年金の制度が利用できるようになります。
子供がいて子供の年齢が18歳未満
もし、夫に万が一のことがあれば、遺族年金の公的制度があります。
公的制度なので、条件が合えば誰でも利用することができます。
この遺族年金は、子供が18歳になるまで支給されるものなので、子供が18歳未満の間だけ有効です。
子供のことが心配で、保険を検討される方も多いのですが、子供のことは遺族年金があればそれほど心配する必要がありません。
子供の有無関わらず住宅ローンがそれほど多くない場合
夫が団信にて万が一のことがあった場合、半分が生命保険の支払でまかなわれるのですが、その際にそれほど住宅ローンが多くない場合は、加入しなくてもOKです。
過度に不安になる必要もありません。
それでも不安なあなたにオススメする保険2つ
いざ、自分の立場がわかって、保険が不要でも心配はつきものです。
そんなときにオススメしたい保険がいくつかあります。
それを紹介します。
是非夫と相談した上で決めておきましょう。
収入保障保険
収入保障保険は、万が一の時があれば、お給料のように月々に支払われる保険です。
死別してシングルマザーになった時に大変助けになる保険とも言えます。
もし、あなたが専業主婦の道を選ぶのであれば、是非とも夫に加入してもらいましょう。
妻が加入すると残されたお子さんにお支払われるようにすることができますよ。
学資保険
お子さんが小さいと、ないよりかはあったほうがいいでしょう。
公立にしろ私学にしろとにかく教育費にはお金がかかります。
せめて、あなたのお子さんが大学までは行けるように調節しておきましょう。
もしあなたに万が一のときがあれば、保険料のお支払いがストップし、満期になればまるまる受け取ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
生命保険の妻の加入についてお話してきました。
あなたの条件はどこにあてはまりましたでしょうか?
当てはまる所によっては、生命保険は不要になったり、必要になってきたりします。
ともいうのも、2016年4月から遺族年金に関する決まり事が変わったからです。
お子さんがいる場合は、住宅ローンの問題がない限りはそれほど生命保険の加入については不要です。
お子さんがいない場合や専業主婦の場合には、夫に予め収入保障保険を入れておくと、万が一のことがあって、奥さんが働くところを探すまでの間のつなぎとしては非常に有効です。
また、今回載せていなかった夫と離婚しお子さんがいる場合は、条件によっては
遺族年金がもらえる場合がありますが、もらえてもトラブルが結構つきものだったので割愛しています。
あなたの現在置かれている立場を理解して、必要な保険に備えましょう。