生命保険の選び方!かんぽ生命とはどんな保険なのか?徹底解説!

生命保険と聞くと一番思い浮かぶ会社は、日本生命や第一生命、CMで何度も聞いたことあるソニー損保ではないでしょうか?

保険を検討するときにも、まずは民間の保険会社でという方がほとんどです。
というのも保障も充実しており、加入するときにも厳正な審査があるからなんです。

今回は、民間の会社の生命保険ではなく、旧国が運営していた郵便局の保険で現かんぽ生命について紹介します。
かんぽ生命ご存知ですか?
郵便局に行くと、旗にかんぽ生命というのが見えると思います。
中に入ると、奥の窓口にもかんぽ生命の案内があります。

かんぽ生命とは?

かんぽ生命を簡単に言えば、郵便局が運営している保険です。
最近ではあまりCMを見ないので、郵便局でも保険やってるのかと驚かれている人も多いのではないのでしょうか。

名前だけは知っていても、具体的にどのようなラインナップがあるのか分かりませんよね?
民間の保険と比較して説明していきます。

かんぽ生命のラインナップ

かんぽ生命は、主に以下の5つしかありません。
民間の保険だと5種類以上はあり、商品数も結構多くて選択する時間がかかりますが、一方かんぽ生命は5種類17の商品しかありません。

終身保険

民間の終身保険と聞くと、医療保険をイメージする方が多いと思います。
かんぽ生命でも医療保険の終身保険があるんだと思うかも知れません。

しかし、かんぽ生命の終身保険は基本契約は死亡保障のみとなっています。
では保険として死亡保障だけだと意味ないのではないかと突っ込んでしまいそうですが、実は医療特約をつけることによって、病気やケガにも備えることができます。

終身なので、もちろん民間の保険通り、解約返戻金があります。
通常のものと低解約返戻金プランとに分かれています。
また、特約で解約返戻金がないものにも変更できます。

養老保険

養老保険は、民間でも聞くことが多い保険です。
というのも、生きている間も一定年齢に達せばお金がもらえます。
民間の養老保険だと、受取金額と受取年齢が決まっているケースがほとんどです。

しかし、かんぽ生命の養老保険は、満期の受取金額と受取年齢を設定することができます。
例えば、老後の資金として65歳に受け取りたいといったことが可能となります。
年齢は1歳単位、金額は10万単位で設定が可能なので、細かいところに手が届く保険となっています。

学資保険

学資保険は、民間でもかんぽ生命でもお子様の進学費として備える保険です。
民間の保険ですと、受取金額が決まっており満期を迎えるのが18歳で以降は保障がないといったものとなります。

しかし、かんぽ生命の学資保険は3プランから成り立っており、1つは大学入学時に受け取れるタイプと、小中校大学の入学時に受け取れるタイプと大学入学時+在学時にも受け取れるものとなります。

前者2つは民間の学資保険にもありますが、最後の大学入学時と在学時にも受け取る保険はあまり見たことがありません。
4年制の大学なら、きっちり4年間学資金として受け取れるのが最大の魅力です。

定期保険

定期保険は、民間の保険でもかんぽ生命でも一定期間のみ保障されている保険です。

終身保険同様、定期保険と聞くと医療保険のことだと思う方が多いです。
しかし、かんぽ生命では基本契約は死亡保障のみです。
期間も10年しかありません。

長寿支援保険

長寿支援保険は、民間保険でいうと50歳から入れる個人年金保険です。
民間の個人年金保険では、20代から加入できるもので60代でお支払いが完了して65歳から年金がもらえるタイプのものがほとんどです。

しかし、かんぽ生命は50歳から加入できる珍しい保険です。
保障期間も年金がもらえる年齢から20年と長期に渡るので、年金にプラスして長期間老後の資金として運用できます。

 

かんぽ生命の特徴

では、かんぽ生命の特徴を簡潔にまとめていきたいと思います。

定期保険と終身保険は基本特約は死亡保障のみ

民間保険でいう定期保険と終身保険は、基本特約としては死亡保障のみとなります。
つまり民間保険で言う生命保険の役割しかないので、かなり人を選ぶこととなります。

独身の方や既婚者で共働きの場合の場合、死亡保障は不要です。
となると、かんぽ生命を選択する理由がなくなります。

医療保険は特約しかない

かんぽ生命は、医療保険単体の製品がありません
民間では、当たり前のように単体で医療保険があります。

かんぽ生命で医療保険となると、特約しかないのが現状です。
サブのポジションになるので、メインとしては心細いものとなります。

民間保険でいうガン保険がない

お気づきかもしれませんが、かんぽ生命ではがん保険がありません
民間会社の保険では、がんに特化した保険があります。

医療保険に関しても特化したものがないのが現状なので、恐らくほとんどの方が民間の保険にお世話になるのが現状です。

学資保険と養老保険はカスタマイズが可能

最大の特徴は、学資保険と養老保険はカスタマイズが可能となっています。

受取金額と受取年齢が調節できるのは、大変ありがたい機能となっています。
民間の保険では、まずカスタマイズができないものが多いのです。
まして1歳単位で10万単位で動かせるものは見つからないと思います。

嬉しいのは、大学在学中にも保障として受け取れるプランもあることです。
民間の学資保険は、18歳で満期を迎えることがほとんどです。

50歳から加入できる保険がある

民間の保険会社だと、50代にもなると徐々に加入できる保険が減少してきます。
かんぽ生命だと、50歳からでも民間の個人年金保険のような保障の保険に加入できます。

保障期間も20年あるので、老後の心配は不要です。

 

かんぽ生命をオススメできる人

お子さんが進学を控えているご家庭

まずは、進学を控えているご家庭です。
かんぽ生命だと、民間の学資保険に加えて、選択肢の幅が広げられます。

大学入学時に一括に受取もありですし、小中高大学の一定時期だけの受取もありますし、ザ大学在学中に受取もできます。

50代から年金の資金が欲しい人

2つ目は、50代から年金資金が欲しいといった人です。

50代からになると、お子さんがある程度成長して、死亡保障がいらなくなったり、保障が減少していく年齢でもあります。
50代から保険を見直したい人も結構いるので、オススメです。

特に老後の資金にプラスアルファしたい人にとってはありがたい選択肢です。
民間の個人年金保険で50代からとなると、保障も少ないですし、期間も5年程と少ないものです。

 

かんぽ生命が気になったら考えてほしいこと

医療保険は民間にしたほうがいい

まず1つ目は医療保険は民間にしたほうがいいことです。

残念ながら、現状では医療保険は民間の保険商品の方が優れています。
かんぽ生命だけでは、心細い面があるのであまりかんぽ生命だけで備えるのは得策とはいえません。

保険料が増える

かんぽ生命を実際加入するとなると、保険料が増えます。
ほとんどの方が、別に医療保険に入り、貯蓄の面でかんぽ生命を利用するといったやり方だからです。

2つの別々の会社の保険に加入することになるので、どうしても保険料が増えてしまいます。
いくら安くても減ることはありません。

かんぽ生命で上記2つのことをしっかり理解しておくと、あとで損した!保険料が増えて家計が圧迫するといった事態が減ります。

 

まとめ

今回は、かんぽ生命について述べてきました。

かんぽ生命単体での加入は、医療保険の保障がサブになってしまうので、心細いものとなります
しかし、民間の保険と組み合わせることによって、通常では不可能な組み合わせもできます。
たとえば、養老保険ではカスタマイズができますので、自分の好きな年齢で受け取ることができます。

かんぽについて検討するときには、貯蓄面で考えることをオススメします。

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