結婚してから、将来の夢はマイホームと頑張っていらっしゃる夫婦が大勢います。マイホームと聞くとローンとセットで出てくることが多く保険とは縁がなさそうだと思いませんか?実はこれ大きな間違いです。
マイホームと保険は大いに関係があり、マイホームを買うと強制的に保険料があがります。これからマイホームを買う予定のある人は保険についてもしっかり理解しておいたほうがいいでしょう。
今回は、マイホーム購入時に保険料を安くする方法をお伝えします。
生命保険の見直しでマイホーム購入で保険を安くする3つの方法
マイホームを購入するときは、強制的にローン返済に関係する保険団体信用生命保険への加入が必須となります。したがって、見直しを放置していると家計への圧迫がひどくなります。マイホームを買ったときにどのようにしたら安くなるでしょうか?
重複している保障内容の保険をなくす
1つ目に重複している保障内容の保険を解約しましょう。解約することによって保険料の負担がずいぶんと減ります。
団体信用生命保険で保障がかぶる部分は、民間の生命保険です。団体信用生命保険は、生命保険とあるので死亡保障の保険となります。具体的な説明は後述しますが、かり生命保険と重複する部分がありいらない場合があります。
奥様が専業主婦だった場合、収入保障保険への加入がおすすめです。
疾病は別途民間の医療保険に加入する
団体信用生命保険には、オプションとして疾病特約があります。特定の病気になればお支払いされますが、団体信用生命保険でのオプションは保険料がアップするだけなので、医療に関しては民間の医療保険に任せたほうが得策です。
マイホームを購入したら夫婦名義で団体信用生命保険に加入する
最後に、マイホームを購入したら夫婦名義で団体信用生命保険への加入がオススメです。将来、必ずしもサラリーマンで働いているとは限りませんし、もし契約者が夫だけなら夫だけしか適用になりません。夫婦名義で加入することで、奥様も対象になり、ローン返済が相殺される形となります。
特に夫婦共働きの場合は、シングルになったときには大幅な収入がダウンする可能性もあるので夫婦名義にしておくと、家計が圧迫することが少なくなります。
マイホーム購入すると必ず出てくる団体信用生命保険とは?
マイホームとセットで出てくる団体信用保険についてです。加入はほぼ必須なのでいらないわと断ることができません。したがって、保険料が必然的に上がり、見直しが必要なのです。一体団体信用生命保険とはどのような保険なのでしょうか?
特徴
団体信用生命保険は、以下の特徴を持っています。
名義者が万が一のときや高度障害のときにローン返済がなくなる保険
契約者が契約期間途中に亡くなったり、高度障害で途中で返済ができなくなる状態になると、銀行が困ります。せっかく信用して貸したのにそんな馬鹿なといった状態になっては元も子もありません。したがって、万が一のときや高度障害になった場合は、契約者のローンの返済はなしにする代わりに、生命保険会社が代わりに残ったローンを銀行へ返済してくれる保険です。
団体信用生命保険は、死亡保障の保険ですがローンに関する部分だけがなくなるので、死亡したらお金がもらえたりする保障はありません。
またオプションで特定疾病特約がつけられたり、保障を手厚くする住宅ローンサポート保険もあります。
加入条件
団体信用生命保険の具体的な加入条件を見ていきましょう。
満15歳から満70歳(満70歳の誕生日の前日)まで
まず、加入年齢に制限があります。満15歳から満70歳(誕生日を迎える前日まで)が対象となります。高齢になってマイフォームを購入する方は、年齢に気をつけましょう。念願のマイホームを買うときになって団体信用生命保険に加入できないとなると元も子もありません。
生命保険会社の加入承諾がある人
次に、生命保険会社の加入承諾がある人です。加入承諾とはつまり、健康状態に問題ない人のことを言います。ということは、告知が必要となってくるので、マイホームの購入を考えている方は健康にも注意しておきましょう。
特に40代からは、人間ドックで色々な項目にひっかっかりやすいので注意に越したことはありません。
健康告知の診査あり
医療保険や生命保険と同じく加入するためには、健康告知も必要になってきます。花粉症程度なら、健康を著しく損害したといった具合にはならないので、無告知でも加入できる場合があります。
特に持病を持っている人には保険会社は厳しい見解を持っていますので、なにか不安な点は告知の前に一度勇気を振り絞って聞くことも大切です。もし加入できなくても治療が終わっていれば完治の証明書を出すだけで入れる場合もあります。
専門家が健康告知のことについても詳細に教えてくれますよ。
万が一健康告知に問題があった場合は引受基準緩和型に該当するワイド団信あり
もし、健康告知でお断りされた場合、ローンに関してはどうにもならないのでは?と不安になりますよね。ご安心ください!健康告知に問題があれば、引受基準が緩和されたワイド団信に加入できます。
引受が緩和されている分保険料が高くなりますので、FPさんの説明はよく聞いておきましょう。
オプションで疾病保障付きあり
団体信用生命保険は、特約で特定の疾病保障がついています。任意で選択できるので民間で医療について充実している場合は、無理に疾病のオプションをつける必要がありません。
疾病保障をつけると、診断一時金が出たり長期間に渡って就業不能状態に備えることができます。
保障を手厚くする住宅ローンサポート保険もある
更に、団体信用生命保険だけの保障では物足りない場合は、別の保険になってしまいますが、住宅ローンサポート保険で保障がより一層強化されます。
住宅ローンサポート保険では、病気やケガで長期入院を余儀なくされた場合、住宅ローンの返済が終わるまで毎月お金を出してくれます。
団体信用生命保険と民間の保険とどのような保障ないようで重複が起こるのでしょうか見ていきましょう。
団体信用生命保険と民間の保険と保障が重複しやすい保険
意外な落とし穴として、団体信用生命保険と民間の保険の保障内容が重複しやすい点があります。どのような保険でどんな部分で重複するのか見ていきましょう。
生命保険
団体信用生命保険と生命保険は、場合によっては保障内容が重複する場合があります。基本的に生命保険は、死亡保障ですので万が一のときにあったときに残された遺族にお支払いされます。団体信用生命保険と保障内容がかぶらないし関係もなさそうに見えますよね?どのような部分で重複してしまうのでしょうか。
生命保険との重複部分
実は、生命保険においても住居費も含めて保険金を設定した場合、保障内容が団体信用生命保険と重複してしまいます。見直しをしないままだと、保障内容が重複したまま高い保険料を収めることになります。
マイホームを購入するときには、生命保険の保障内容も詳しく見ておきましょう。またご自身の生命保険が住居費を含めているかどうかわからない場合は、FPさんに相談しましょう。
まとめ
今回は、マイホームを買ったときに保険料を安くする3つの方法をお伝えしてきました。
- 重複する保障内容の保険を解約
- 医療は民間の医療保険に任せたほうがいい
- 夫婦名義で団体信用生命保険に加入
マイホームを購入するときには、団体信用生命保険への加入が強制的なので断ることができず、結果的に保険料の負担が増えてしまいます。特に生命保険で住居費を含めて設定していた場合は、団体信用生命保険の保障内容と重複するので、見直して生命保険を解約しておいたほうがいいでしょう。
団体信用生命保険は、告知が必要になり持病がある場合は引受が緩和されたワイド団信への加入となります。健康状態にも気をつけておきましょう。