生命保険の見直し方!解約するときの解約返戻金について徹底解説

生命保険を解約したら、保険によっては戻ってくる解約返戻(へんれい)金。戻ってくるとこんなにいっぱい嬉しいと思いますよね?でも、解約返戻金はいきなり多くもらえるお金ではないんです。しかも人によって金額の差がどうしても出てきます。

したがって、あの人は解約していっぱいもらっているのに、いざ確認してみたら自分は少額でがっかりしたという展開が出てくるのです。今回は、解約したときに戻ってくる解約返戻金について詳しく解説していきます。

まずは、解約返戻金の基礎知識からきっちりと理解しておきましょう。

契約者が保険を解約したときに戻ってくるお金

簡単に言うと、解約返戻金とは 契約者が保険を解約したときに戻ってくるお金のことです。額が大きくなると思わず嬉しくなり、やっと払い込んだ保険料が全部戻ってきたわと思う人が多いのも特徴のうちの一つ。でも実は違うんです。

戻ってくるお金は積立部分の生存保険料のみ

そもそも解約返戻金があるタイプの保険は、3層に分かれています。

1層目は、死亡保険料といって死亡したときに死亡保険金として契約者が受け取れるお金です。もちろん生存した状態で解約すると戻りません。2層目は、付加保険料といってこちらも掛け捨て部分です。3層目は、生存保険料といって、解約返戻金部分にあたりプラスして運用利益をあわせた額になります。

解約したときには、3層目の生存保険料の部分しか返ってこないのです。金額が増えると下2層のことなんて忘れてしまうので、保険料を取り戻したと契約者側は錯覚を起こしてしまいます。

次は、解約返戻金の種類についてです。実は3種類あります。ご存知でしたか?

知ってた?解約返戻金の種類は3種類!

①従来型

まず、1つ目は従来型。保険料が高い分、解約返戻金も継続年数が多くなればなるほど増えるタイプになります。特別な制限もないので、契約者が何も言わないとこのタイプに加入していることがほとんどです。

②低解約返戻金型

2つ目は、低解約返戻金型。このタイプは保険料が従来型より安いのですが、払込が終わるまでは戻ってくるお金は全体の70%となります。このタイプに加入するためには、スタッフの提案がほとんどです。特にこちら側から保険料が高くてちょっとと言わない限りは問答無用で従来型の保険になります。

戻ってくる額が大きくなるのは払込期間が終了してから

低解約返戻金の多くな特徴として、保険料を支払っている間は戻ってくるお金が少ないのですが、保険料の支払いが終わった途端に増えることです。保険料も安く抑えられ、支払い後は大きな額になるので、まさにおいしいとこどりのタイプになります。

③無解約返戻金型

最後のタイプは、無解約返戻金型。こちらのタイプは解約返戻金が全く無いか、あったとしても少額のタイプになります。保険料が低解約返戻金よりも安いのが特徴です。

解約返戻金のあるタイプの保険に加入していたら、あまりお目見えすることのない保険ですが、あまりにも保険料が保険料がと言い過ぎるといつの間にかこのタイプにされており、解約したときになにも戻ってこなかったという展開にならないようにしましょうね。

解約返戻金がある3つの保険

次は、解約返戻金がある保険について紹介していきます。

①終身保険

一番メジャーどころは、終身保険です。医療保険や生命保険でも終身保険ならお金が戻ってきます。特に医療保険は多くの人が加入しており、一番お世話になる保険です。また保険を見直すときにも変化が目まぐるしい保険でもあります。終身保険を解約するときには、慎重になってくださいね。いざ解約すると戻ってくることが少なすぎてがっかりといったことになりかねません。

②養老保険

養老保険は、学資保険と似ており一定年齢ごとにお金をもらえて、死亡したときも遺族に残せる保険です。また満期を迎えるとお金を受け取れます。最近では医療保険の終身保険で貯蓄をしている人がほとんどで合わせて養老保険に加入する人は少ないです。

③子ども保険

子ども保険も終身保険の一種。満期を迎えればお金を受け取ることができます。また養老保険と同じく一定年齢に達するとお祝い金がもらえるのが特徴のうちの一つ。子供の教育費に使われることがほとんどで、大学までの進学資金に使われます。

では、解約返戻金の特徴も理解した上で、ご自身の解約返戻金がどのくらいもどってくるのか知りたくありませんか?実は知る方法が2つあるんです。

解約返戻金を知る2つの方法

解約返戻金を知るには以下の2つの方法があります。

①年に1回くる契約内容のお知らせのはがきにて

1つ目の方法は、年に1度くる契約内容のお知らせのはがきです。結構真面目にみることが少ないので場合によってはさっと見て処分をすることも多いと聞きます。しかしここで真面目に見ましょう。はがき内に、解約返戻金のおおよその額が記されています。

②保険のスタッフに電話

でもより詳細な額を知りたいあなたには、2つ目の方法が有効です。直接保険会社に電話をしていくらか聞くことです。受け付けてくれる部門は保険会社のコールセンターになります。はがきにもコールセンターの電話番号が記載されているのではがきを捨てる前にチェックしたほうがいいでしょう。

最後に仰天するようなお話をします。特に解約返戻金が多く戻ってくる世帯に関係してきます。

実は解約返戻金税金がかかるって知ってました?

実は、解約返戻金多く戻ってくると舞い上がる気持ちは分かりますが、一定金額を超えてしまうと税金がかかり、毎年3月15日締切の確定申告が必要です。該当者は申告を忘れないようにしましょう。

解約返戻金と払込保険料の累計額が50万以上だと所得税がかかる

解約返戻金が関連してくる税金は、所得税です。所得税のかかる条件は、解約返戻金の額とこれまで保険会社に支払ってきた払込保険料の累計額の差額が50万円以上だった場合に限ります。

例えば、解約返戻金が150万戻ってくるとしたら払込保険料の累計が100万円を下回っていたり、200万円を上回っていたりすると所得税の対象になります。 ついついお金が戻ってくるとなると税金のことなんて忘れがちになるので注意が必要です。

心配であれば、コールセンターで一度訪ねてみると答えてくれますよ。解約返戻金は端数まで細かいので一度電卓で詳細金額を出しておくことです。

まとめ

今回は、解約返戻金について紹介してきました。

解約返戻金は、金額が多くなればなるほど保険料の分まで取り返した気持ちになりますが、実は生存保険料の部分だけしか戻ってないのです。また一番注意してほしいことが、解約返戻金と払込保険料の累計額の差額が50万円以上あると所得税の対象になります。該当する方は確定申告を忘れずにしましょうね。

まさか解約返戻金に所得税かかるとは驚きを隠せません。大きな金額が戻ってくると所得税のことなんて忘れてしまいますよ。一度、差額を計算してご自身がいつになったら所得税の対象になるのかも把握も必要です。

また、解約返戻金のタイプは3種類あります。

  • 従来型
  • 低解約返戻金型
  • 無解約返戻金型

もし保険料が高くでどうにもならない場合には、低解約返戻金型がおすすめです。払込が終了するまでは解約返戻金が少ないのですが、終わったあとにお金がどかんと戻ってくる特徴を持っているからです。せっかく解約返戻金でお金が戻ってくるのですから、間違っても無解約返戻金に加入してはいけません。せっかく入ったのに解約したら0円のショックは大きいものです。やめておきましょう。

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