近いうちに念願のマイホームを買う!となるとワクワクしてきますよね。でもそのワクワクは一瞬で消えてしまうもの。
なぜならマイホームを購入するときには、ほとんどの方がローンを使って買うからなんです。引っ越してから、ローンの返済が始まるので、きちんと計画しないと家計の圧迫にもなってしまいます。
今回は、せっかくのマイホーム購入ですから月々のローンが増える分、保険料を抑えるポイントをお伝えします。住宅ローンと保険って全く関係ないと思うかもしれませんが、大いに関係ありです。というのも、ローンを貸すときには、団体信用生命保険かフラット35への加入が必須条件となります。合わせて理解も必須です。
目次
生命保険を見直す時に住宅ローンで保険料を節約する3つのポイント
まずは、住宅ローンで生命保険の保険料を節約するポイントについてお伝えしていきます。ポイントを知ることで、知らず知らずのうちに保険料を節約できることにつながることでしょう。
ポイント①新たに加入する場合は既存の保険を解約してから
一つ目のポイントは、保険を見直すとき全般に言えることですが、保険を見直していざ行動に写すときには、既存で加入している保険を解約してからにすることです。保険を解約すると既存の保険が終身保険だった場合、お金が戻ってくる場合があり、その資金で新たな保険に加入することもできます。
また、既存の保険の解約を後回しにすると、解約月によって保険料がWでお支払いになる可能性もでてきます。もちろん、解約月に保険料の支払いになっていたら後日返金されますが、それでもWでくると一瞬焦りますよね?あらぬトラブル回避のためにも、保険を新たに入り直す場合は、既存の保険を解約してからにしましょう。
ポイント②保障が重複する部分はなくす
二つ目のポイントは、保障が重複する部分はなくすことです。保障が厚いほうが確かに安心できますが、保障が重複すると保険料の値上がりにつながります。目的は節約なのに、保険料が上がってしまっては元も子もないですよね。保険は、メイン契約でも特約でも似たような保障があるので注意が必要です。
特に住宅ローンで加入する団体信用生命保険は、生命保険の死亡保障と被るので生命保険の方を解約しましょう。詳細な特徴については後述します。
ポイント③自分たちにあった団体信用生命保険をFPに相談
三つ目のポイントは、自分たちにあった団体信用生命保険をFPに相談することです。住宅ローンは主に銀行ではと思い、銀行に相談へ行ってもローンの相談しか受け付けてもらえないので、実際は保険のことについて相談したかったのにと後悔して窓口を後にする人もいます。
団体信用生命保険は、保険とついているのでFPの得意分野です。自分で悩んでいることもFPに相談するだけで解決口が見つかるパーンが頻繁にあるのです。無料相談窓口にいけば、お金もかからず、第三者の目線に立ってアドバイスが受けられます。しかしこれにも実は相談窓口を選ぶコツがあるのです。
銀行に所属しないFPさんなら幅広いアドバイスがもらえる
完全に第三者の立場の目線でアドバイスを求めたいなら、FPなら誰でもというわけにはいきません。必ず、銀行には所属しないFPを選ぶことです。銀行以外の無料相談窓口を利用すれば、問題ではありません。幅広いアドバイスをもらうための必須条件です。オススメの窓口は文章最後をご覧ください。
住宅ローンをするときに必ず加入する保険
では次に、住宅ローンで必ず加入を義務付けられる団体信用生命保険がどんな保険なのかを見ていきましょう。
団体信用生命保険(通称団信)
団体信用生命保険は、契約者が死亡したときに、ローンの返済を金融機関に支払ってくれる保険です。ということは、もし契約者が万が一ローン返済ができなくなったら、遺族が代わりに支払うことは絶対にありません。分類は死亡保険です。
特約で保章を拡大
保険会社によっても違ってきますが、特約をつけることで保障を拡大することができます。例えば、三大疾病特約やがん特約、リビングニーズ特約等があります。特約をつければつけるほど保険料が上がるので、つけすぎ厳禁です。
これまでは、任意でフラット35に加入もできたのですが、平成29年10月からフラット35が団体信用生命保険がつきましたので選択の幅が増えました。
フラット35(平成29年度から新制度移行)
フラット35は、これまでは住宅ローンの機能しかありませんでしたが、平成29年度から団体信用生命保険の保障がつき、更に特約保障で介護保障と身体障害保障がつくようになったのです。これまでは、団体信用生命保険と別々に保険料を納めていたのですが、一括でお支払いすることができます。
住宅ローンで加入した団体信用生命保険は実際どれくらいの削減が見込まれるのか?
では、実際に団体信用生命保険でどれくらいの削減が見込まれるか気になるところ。あくまでも目安なので、見直しによっては、想像以上に削減できる可能性もあります。
年間6万円のコスト削減
まず、年間にして6万円の保険料を削減した例です。この場合は、生命保険を収入保障保険に変えることで実現しています。やばくないですか?この状態で生活していくと、5年で30万節約できるので、一つ上の楽しみ方ができます。海外旅行も楽しめたりで節約の効果が恐ろしいことなります。
この節約を実現する為にも、FPの相談が必要になってきます。相談する前に話をスムーズに進めたいですよね?必要なものを紹介していきます。
FPさんに相談する前にあったほうがいいもの
ご自身の年収がわかるもの
まずは、ご自身の年収がわかるものを用意しましょう。できれば正確にわかるものの方がベストです。源泉徴収表があれば持参しましょう。また、ない場合は1月から12月までの給与と賞与の額を計算することです。
支出や収入がわかるもの(家計簿でも可)
次に本格的に見直す場合は、支出と収入のバランスを知る必要があります。わかるものを利用しましょう。また、1番わかりやすいものは、家計簿です。でも普段から家計簿なんてつけてない人は、以下のアプリで自動化しておくと家計簿がわりになりますよ。
家計簿なんてつけない人はアプリマネーフォワードで家計簿を自動化
家計簿をつけない人は、マネーフォワードがオススメです。マネーフォワードは、金融機関と連携してログインすると連携され、給料を含め支出も自動で計算してくれます。家計簿をつける必要がないので、1ヶ月分の様子を印刷するだけで立派な家計簿代わりです。
まとめ
今回は、住宅ローンで保険料を節約する方法をお伝えしてきました。
- 保険を見直して新たな保険に加入するときは既存保険のを解約してから
- 保障部分の重複は避ける
- 保険についてはFPに相談
特に住宅ローンは、団体信用生命保険への加入が必要なので、既存で生命保険に加入している場合は、死亡保障と保障が重なってしまいます。保障が重なると保険料が上がるので節約にはつながりません。保険料の節約は、是非とも保険の無料相談をご利用ください。また、住宅ローンの場合は銀行に所属しないFPを選ぶと、第三者の視点でアドバイスがもらえます。
相談するときには、ご自身の正確な年収と家計簿があると話がスムーズです。家計簿がない場合はアプリを利用しましょう。