あなたもどこかで思ったことありますよね?
そろそろ生命保険の終身タイプを解約したいと。
しかし、タイミングを間違えるとせっかく終身に入っていてもお金が少額しか戻ってこなかったりします。
そうはならないように、あなたにどれくらいお金が戻ってくるのか把握してから、解約しましょう。
その方法も含め、解約する方法と、保険に関しての基礎用語も一緒に合わせて覚えておきましょう。
保険の解約について知ってほしい3つの基礎用語
満期
終身保険ではあまり耳慣れない言葉です。
これは、定期保険や養老保険に主にあるもので、契約の終了を表す言葉です。
つまり、保障期間が終わるので、この先も更新するのか、もう辞めるのかあなたが決め、その旨を保険会社に伝えないといけません。
もちろん、辞めてしまうと保険払込期間も終了します。
配当金
各保険会社が、決算の時点で、余ったお金があれば、それがあなたのもとに帰ってくるお金のことを配当金といいます。
配当金の中にも3種類あり、有配当保険(年ごとの決算でプラスになったら戻ってくるお金)、利差配当付き保険(運用でプラスになったら戻ってくるお金)、無配当保険(配当を行わない分保険料が安い)に分かれます。
解約返戻(へんれい)金
終身保険でよく見られるのが、この解約返戻金です。
会社によっては解約払戻金とも呼ばれることがあります。
これらは同じ意味なので覚えておきましょう。
解約した段階で、いくらかあなたにお金が戻ってきます。
もちろん、保険料払込期間が終わっていれば、払い込んだ分以上にプラスアルファで戻ってくる場合もあり、人によっては、貯蓄に回します。
解約返戻金は、どの保険に発生するのか見ていきましょう。
解約するときに解約返戻金が発生する3つの保険
終身保険
まずは、保障が一生涯でお馴染みの終身保険です。
一定期間の保障ではない分、保険料が高いですが、一番多くの人がはいっているのではないでしょうか。
何かあったときの頼もしい保険でもあります。
学資保険
主に、子供の進学のために使われる保険で、お子さんが生まれたときから6歳までの加入制限がある保険。
実は、これも解約するとお金が戻ってくる場合があります。
定期にしては珍しい保険なので、忘れないようにしておきましょう。
養老保険
最後は、養老保険。
こちらも満期がありますが、きちんとお金が戻ってきます。
生きているときにお金が受け取れ、万が一のときにもお金が受け取れる保険です。
人によっては、こちらを学資保険にして運用する人もいます。
お金が戻ってくると嬉しい気分になりますよね?
ではどれくらいあなたのもとにお金がもどってくるのでしょうか?
あなたの解約返戻金がいくらか知る方法
終身保険に加入したも、あなたの解約返戻金がいくらになるのかです。
加入する前に大体こんな感じですと見せられた資料がありますが、細かいところは、一度保険会社に電話をして、自分の解約返戻金がいくらくらいなのか聞くのが一番確実です。
少し昔の保険ですと、解約返戻金がものすごい額になっているケースもザラではありません。
解約するときには、必ず解約返戻金がいくらかなるか調べてからにしましょう。
無闇に解約して、何も残っていなかったとはならないように注意が必要です。
解約するタイミングとは?
最低でも2年以上は加入するようにしておきましょう。
2年未満の解約は、解約返戻金も少額で貯蓄どころではないからです。
もし、お手元に資料が残っているなら、払込の金額と、解約返戻金の金額も一緒に知れるので、そのタイミングが明確に分かります。
そうでなければ、保険会社に電話して調べてもらいましょう。
では、実際解約するときに、どうすればいいのかお話します。
保険を解約する方法
コールセンターに電話
解約する方法は、意外に簡単で、一番無難なのは、保険会社のコールセンターに電話をすることです。
この電話一本で、解約するための手続き申請書があなたの元に送られてきます。
それを記入し、また保険会社に送り返せば解約完了です。
一見、加入と同じように窓口、又は家に担当者をよんでややこしいことをすると思いきや、ものすごい簡単すぎて、本当にこれでいいのかと思う人もいるかもしれませんが、これが一番無難な解約方法です。
窓口に出向くと、混んでいたらその分待たないといけませんが、コールセンターなら一言で済みます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
主に終身保険の解約と解約返戻金、そして解約方法についてお話しました。
解約方法も保険会社コールセンターに電話一本であっさりと済むのには、驚いています。
解約返戻金は、2年未満の間は、解約はしないほうがいいでしょう。
損をするだけです。
解約返戻金に関しては、保険会社に聞いて正確な額を把握しておいたほうがいいでしょう。
ある意味、終身保険は、解約返戻金との戦いのような気もします。
これほど忍耐強く、いかに保険料を上回る金額をあなたのもとに返ってこさせるかです。
それを見極めるのもあなた次第です。