最近、芸能界でも離婚のニュースを良く聞きます。
加えて井戸端会議でも、あのご家庭離婚したんですって!と10数年前よりかはよく聞くようになりました。
理由に上がっているのは、日本の離婚率が3組に1人と増加しているからです。
実は、保険にでに離婚をしてからどうしていいのかわからない人が多く、見直していたら思わぬ負担料が増えたといった声もよく聞きます。
今回は、母子家庭になったときにいかに負担をなくして子供を安心させてあげる方法を紹介していきます。
母子家庭で生命保険を選ぶときに負担をなくす3つの方法
母子家庭で生命保険を選ぶとなると、どうしても負担が増えてしまうものだと思います。
しかし、3つの方法で少しでも減らすことができます。
方法① お子さんの医療費が大幅減額に!?公的保障を理解する
まず、真っ先にしてほしいことは公的保障を理解して利用することです。
公的保障は、自動的にやってくることはなくきちんと理解して申請した人のところにしかきません。
多くの方が、まず保険に悩んであとで公的保障があるのかと気がつく方が多いのです。
保険に加入したあとで気がつくと、すぐには保険を止められないので負担が増えてます。
母子家庭に有利な公的保障は、お子さんの医療費です。
自治体によって期間が定められています。
期間内のお子様なら、医療費が安くなります。
特に小学生のお子さんなら、高い確率で医療費が安く可能性があります。
保険のことに悩むのもわかりますが、公的保障もしっかり理解しておきましょう。
方法② お子さんが大学までの教育費をまかなう学資保険
次に、お子さんで一番お金がかかるのは、教育費です。
母子家庭になって一番困るのは、教育費といわれるくらい悩ましいことです。
特にお子さんが小学生だった場合、まだまだ先があるので負担も増えていく一方です。
うちの子、無事大学までいって社会人になれるかしらと多くのシングルマザーが心配しています。
教育費の心配は、学資保険が解決してくれます。
大学進学まできっちり保障されますので、お子さんにあった進学を選択させてあげることができますよ。
方法③ 必要な保障が徐々に減っていく収入保障保険で万が一のときに備える
次に、お子さんが小さいうちは、ご自身に万が一のときに生活できないのではないかという不安です。
生活できない不安に対しては、収入保障保険が一番の味方になります。
実は生命保険よりも安い保険金額で将来をがっちり守ります。
収入保障保険は、お子さんが成長するほど負担が減るので、徐々にお支払い金額は減るものの万が一のときがあればお子さんに生活費として残すことができます。
方法④ 余裕があれば生命保険でも万が一の時に備える
③つの方法を紹介してきましたが、余裕があれば生命保険にも加入しておきましょう。
生命保険は、万が一の時があれば残された家族に一括してお支払いされます。
余裕があるご家庭は、生命保険も加入しておき、万が一の時があれば学資保険や収入保障保険と合わせて、教育費に残しておくと考えられる方もいます。
無理強いではありませんので、基本的には上位③つの方法を念頭にいただければ幸いです。
母子家庭になった時に頭に入れておきたい公的保障一覧
先程公的保障の話をちらっとしましたが、何も医療費だけではありません。
医療費を含めて、母子家庭に役に立ちそうな公的保障一覧をまとめました。
ひとり親家庭医療
まず、先程もご紹介した医療費に関する公的保障『ひとり親家庭医療』です。
自治体によっても対象期間が異なるので、お子さんがいれば誰しもが対象となるわけにはいきません。
ご自身がお住まいの自治体のホームページから対象なのかどうか確認しましょう。
Googleでひとり親家庭医療 ご自身のお住まいの都市と検索すると出てきます。
例えば、大阪市にお住まいの場合『ひとり親家庭医療 大阪市』と検索すれば対象と助成金額を知ることができます。
遺族基礎年金と遺族厚生年金
2つ目は、遺族基礎年金と遺族厚生年金です。
母親に万が一のことがあれば、支給される年金です。
基礎年金と厚生年金の違いは、国民年金に加入しているか、国民年金+厚生年金に加入しているかの違いです。
前者は、自営をされている方、後者は会社に勤めている方が対象になります。
公的保障を知ることで、保険の代わりになることもできます。
特に医療費は、大幅に抑えることができるので是非とも知っていただきたい項目です。
生命保険の基本的なことを理解しておこう
では、生命保険の基本的なところを理解しておきましょう。
生命保険
生命保険は、加入者に万が一のことが起これば、残された家族に一括してお金が支給される保険です。
結婚してから、お子さんができたときの加入がほとんどです。
母子家庭でも、余裕があれば加入しますが、生命保険に関しては、収入保障保険でも備えることが多く切り替えられる方も多いです。
学資保険
加入年齢に制限があり(ほとんどが0歳~6歳まで)、教育費に備えられる保険です。
一定年齢に達するとお祝い金がもらえ、大学入学と同時に満期を迎えるのが特徴です。
満期を迎えると、まとまったお金が受け取れます。
お子さんが、中学生、高校生と成長するときには、教育費が一番かかりますので、あると不安は取り除かれるのではないでしょうか。
収入保障保険
最後に収入保障保険は、生命保険と同じくご自身に万が一のときに残されたお金が支給される保険です。
生命保険との違いは支給額にあります。
生命保険は一括で支給されることに対して、収入保障保険は月額で支給されます。
お給料と同じように支給されており、支給期間も決められるのが特徴です。
母子家庭には、生命保険よりも収入保障保険に加入される方が多いです。
というのも、保険料が生命保険よりも格安の金額で将来は1ヶ月生活できるだけのお金が支給されます。
保険の基本的なことを紹介してきましたが、母子家庭で一番心配なのがいくらかけたらいいのかですよね?
相場を理解して、必要最低限の保障を手に入れましょう。
いくらかければいい?母子家庭の保険の平均相場
生命保険
生命保険の相場は、1000万円です。
将来は1000万円受け取れる保険に加入すれば、まず問題はありません。
保険料にすると、月々1,000円からとなっております。
保険商品は、各保険会社によって同じ掛け金でも保険料が異なることがあります。
余裕があれば、加入する程度で大丈夫です。
学資保険
学資保険は、満期になってからの受取金額は、100万~200万円が相場です。
月々に換算すると、5000円から1万円程度になります。
進学する大学の学部にもよりますが、大学4年分の保障はないと思っておいたほうがいいでしょう。
ちなみにお子さんが私立大学に通われる場合は、大学1年分(入学金・春期・秋期込)で120万~150万ほどかかります。
収入保障保険
収入保障保険の相場は、月々10万円の支給です。
保険料に換算すると、月々2000円までです。
2,000円もかからずに、1ヶ月程度の生活が保障されるのは大変大きなことです。
まさに母子家庭の味方でもあると言えるでしょう。
生命保険よりかは収入保障保険の方が備えやすいので、生命保険にまで入る余裕はないけど万が一のことには備えたい方は、真っ先に収入保障保険を考えましょう。
まとめ
今回は、母子家庭の生命保険の選び方について説明してきました。
親たるもの、お子さんへの心配は最低限にして将来安心して生活をしてほしいものです。
母子家庭になったら真っ先に公的保障を利用できないかどうか考えてみましょう。
保険は二の次でも構いません。
理由は、保障が被る可能性があるからです。
保険商品は、加入したら保障がいらないからといってすぐに止めれるものではありません。
まず、公的保障で医療費を抑え、万が一のことは、収入保障保険に頼りましょう。
お子さんが小さいうちは、学資保険で教育費にも備えておきましょう。