自分に必要な保障が大体決まれば、次は生命保険会社をどこにするかですよね。
なんとなく保障が魅力的で保険会社を決めていませんか?
生命保険は会社によって運営されているので、倒産のリスクが絶えずあります。
今後数十年に渡りお世話になる保険なので、できたら未来永劫続きそうな会社を選びたいですよね?
今回、ずっと続きそうな生命保険会社の選び方のコツを3つお伝えします。
コツを知ることで、より安心した会社で自分の人生を預けることができますよ。
安心できる生命保険会社の選び方とは?
生命保険会社を決めるときに、自分の人生の半分を預けるわけです。
安心して生命保険会社に任せたいですよね?
ここでは、安心できる生命保険会社の選び方をお伝えします。
ポイント①知名度がある生命保険会社を選ぶ
まず一つ目が認知度の高い生命保険会社を選ぶことです。
知名度の基準は人によって違ってきますが、TVのCMで聞いたことのある会社、友達が加入している会社、勤めている会社で加入している会社等耳に入ってくる会社が認知度の高い会社と言えるでしょう。
実際FPさんに相談した時も、いくつか候補の会社が出てきます。
出てきた会社も大体が知名度のある会社と言えます。
ポイント②生命保険会社を第三者の目線で評価した格付けを知る
2つ目のポイントが、生命保険会社の格付けを知ることです。
格付けを知ることによって、現段階での生命保険会社の状態を知ることができます。
生命保険会社の格付けとは?
生命保険会社の格付けとは、第三者の立場をとり客観的に判断をする民間会社が、保険会社の財務状況を元に安心できるのか評価をしています。
主な民間会社は、スタンダーズ&プアーズ、格付投資情報センター(日本)です。
格付けのランクは最高がAAA、最低がCで評価されます。
Aが多いほど信頼が高く、Cがあまり信用できない会社となります。
有名な保険会社のほとんどがAランク以上を獲得しています。
また、Cランクの会社では、倒産のリスクが高い会社です。
Bランク以下の会社は選ばないほうが賢明です。
格付けに関する詳細な説明は、生命保険の格付けとは?知らないと損をする!を参考にしてください。
ポイント③会社の支払い能力を見るソルベンシー比率を知る
3つ目のポイントが、保険会社の支払い能力を測るソルベンシー比率を知ることです。
保険会社は、保障が必要な人全てにお支払いをしています。
お支払いが滞ってしまうと、必要な保障が受け取れない人が出てきます。
保険会社としてはまずいことですよね。
ソルベンシー比率とは?
ソルベンシー比率とは、生命保険会社の支払い余力がどれくらいあるのかを数値化したものです。
生命保険会社は、日々保障が必要な人すべてに行き渡るようにしなければなりません。
となると、余力がないといけませんよね。
ソルベンシー比率の基準とは?
ソルベンシー比率は、%で表記されます。
安心な比率は最低でも200%以上だと言われています。
もっと安心したい場合は、倍の400%以上あるといいと言われています。
ソルベンシー比率で注意してほしいこと
ソルベンシー比率は200%以上で比較的安心、400%以上あればほぼ安心という評価です。
比率の中には、1000%を超えるものがあり、超安心だと思われますが、数値が高すぎるものは、保険の事業として参画したばかりであまり実績がない会社の場合もあります。
保険会社を選ぶときには、比率が高すぎるものも基本的にはNGです。
何故生命保険会社を慎重に選ばないといけないのか?
生命保険会社の認知度、格付け、ソルベンシー比率とみてみると、どうしても保険会社選びには慎重になってしまうもの。
何故慎重に選ばないといけないのか?
ここでは、何故保険会社を慎重に選ばないといけないのか?の理由についてお伝えします。
生命保険会社も倒産するリスクがあるから
生命保険会社とついている以上は、会社という組織が運営しています。
会社である以上は、当然倒産するリスクがあります。
せっかく保険に加入したのに、数十年後には倒産してしまっては元も子もありません。
倒産のリスクを避けるためにも、会社を慎重に見極めないといけません。
生命保険会社が倒産するとどうなるのか?
生命保険会社が倒産すると、契約していた条件と同様の保険に加入することが難しくなります。
また、加入できても保険の支払金額があがったり、加入していた保険よりもらえるお金が少なくなったりもします。
日本で知名度が高い生命保険会社とは?
知名度が高い会社とは具体的にどんな会社を指すのでしょうか?
下記に紹介する保険会社だと、運営実績もよく今のところは倒産リスクも少なく、お支払い余力もある会社です。
ここでは、日本では知名度の高い生命保険会社を紹介します。
日本生命
NISSAYの愛称で親しまれている保険会社。
総資産においては、かんぽ生命に次ぐ第2位です。
比較的将来にわたっても安心できる保険会社です。
会社の歴史も古く、創業が1889年と明治時代にまでさかのぼります。
またUSJ絡みのキャンペーンが盛んにおこなわれています。
知名度でも資産でも文句なしの会社です。
第一生命
日本生命と同じく生命保険会社大手の会社。
また、ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーとしても有名です。
TVCMもちらりとディズニーグッズが映っていたりするので、ディズニー好きにはたまりません。
日本生命と同じく歴史も古く創業は1902年から始まり、2007年に株式会社に移行ししています。
ちなみに、経営理念は『お客さま第一主義「一生涯パートナー」』です。
明治安田生命
明治安田生命は、明治生命と安田生命が合わさった保険会社です。
日本で最初にできた生命保険で歴史がもっとも古く、安田生命が1880年、明治生命が1881年に創業しています。
現イメージキャラクターは、業界でも最も熱い男として有名な元プロテニス選手松岡修造さんを起用しています。
かんぽ生命
2017年現在においても、総資産が日本第一位の保険会社。
2005年の郵政民営化の影響で、運営が民間になり株式会社かんぽ生命に至る。
TVCMもよく流れており、『保険のことならかんぽさんに話そ』のフレーズが大変有名になり、頭に残っている人も多い。
メットライフ
メットライフは、アメリカ最大手の保険会社。
日本から見れば外資系にあたる。
創業は1863年と古く、南北戦争時代負傷した兵士たちに保険を支払った話が残っています。
日本の他にも、アメリカはもちろんのこと、アジア、ヨーロッパとグローバルに事業を展開し、世界規模で有名な保険会社でもある。
まとめ
今回は、生命保険会社の選び方!損をしないポイント3つをお伝えしました。
保険会社と会社とつくものは、倒産のリスクが絶えずあります。
これまで多くの保険会社が倒産してきました。
明日は我が身とならないためにも、保険会社を選ぶときには慎重になってほしいものです。
保険会社を選ぶときには、まずTVCMや口コミ等で聞かれる知名度の高さ、保険会社の財務状況を見る格付け、保険会社の支払い余力を見るソルベンシー比率の3つが参考になります。
魅力的な商品があっても運営している会社があまり信頼のないと、大変な目にあいます。
また、倒産してからの保険の加入は条件が厳しくなる場合もあります。
同じような保障が欲しい場合には、ほぼ厳しいことを知っておきましょう。
倒産リスクを避けて、賢く保険を選んでくださいね。