保険の見直しは年代によって見直すポイントが異なってくることをご存知ですか?特に50代になると、これまで入っていた生命保険の死亡保障とご自身の家計バランスが大きく崩れてしまう年代です。
最近、保険料が高いと口癖になっていませんか?保険料が高いと思ったら保険を見直す絶好のタイミングです。
今回は、50代の方を対象に、保険を見直すポイントをお伝えします。
50代で保険を見直す時の4つのポイント
50代で保険を見直すときには、4つのポイントを抑えておくとピッタリな保険にたどり着きやすいです。
ポイント1:死亡保障は減らす又は解約でもいい
まずは、死亡保障(生命保険)は減らすか解約です。
せっかく加入したのに、減らすか解約だなんてなんてもったいないと思うかもしれませんね。
生命保険は、加入者が万が一ことがあれば、支払われる保険です。万が一のことがなければ、お祝い金がもらえるわけでもなく払うだけ損になります。お子さんが小さいときには、教育費がかかりますので大きな額で加入しますが、50代ともなると中には、社会に出て働いているので、よっぽど事情がない限り大きな額を残す必要がなくなります。
もう不要なら、生命保険の解約でもいいです。いきなり解約がきつければ、保障額を減らしましょう。特に3000万以上の生命保険は50代にとってはバランスが悪いので1000万程度に減らすことをオススメします。
ポイント2:医療保険は定期から終身に切り替える
ポイントの2つ目は、医療保険は定期から終身に切り替えることです。
50代からは、病気の心配も増えます。井戸端会議でも足が痛い、膝が痛い、腰が痛いと痛みと病気の話が中心となります。
医療保険には、入っているもののお子さんがいる人は一度定期保険で自分の保障は後になりがちです。定期保険では更新がつきもので、一定期間になると保険料はあがりますが、定期のままでといかれる方も多いのです。
しかし、50代からは定期保険の更新料も一気に上がります。
これまで1万円だった定期保険が3万円と急激な上昇でこのままではやっていけないと嘆く人も結構います。
定期保険を再度終身保険に切り替えると保険料の大幅な上昇を抑えることができます。さすがに2万円もあがるとショックを通り越してため息が出てきますよね。
ポイント3:新たに保険に加入する場合は一時払いで上手に節約
ポイントの3つ目は、保険加入するときの支払い方法は一時払いを選ぶことです。
一時払いは、保険料を一括で支払い保障だけ一生涯に渡っていただくお得は支払い方法です。50代になると、お金に余裕が出てきます。保険料は、クレジットカードと同じ仕組みをしているので、分割にするとどうしても多めに支払うことになります。逆に一括だと一度の金額は多めですが、月額よりかは支払う金額が少なくなります。
したがって、一時払いの方が節約できます。
ポイント4:障害・介護は介護保険制度を利用する
ポイントの4つ目は、障害・介護は介護保険制度を利用することです。介護保険は、40歳になれば誰でも加入しなければならない制度となっています。国の制度なので、要介護状態になればデイサービス等受けることができます。
50代になると、病気の他にも自分が寝たきりになってパートナーや自分の子供の援助が必要になることを心配します。どうしても心配なら保険という考え方があるので、保険でプラスしがちです。
しかし、日本の介護保険制度は充実しており、心配は不要です。今後も超高齢化社会になるので、介護保険は更に便利になる傾向があります。
では、次に各項目の理由について説明していきます。
50代では何故死亡保障がいらないのか?
お子さんがいる場合、成長して残す必要がないから
50代は、どうして死亡保障がいらないのでしょうか?できるだけ手元にお金があったほうがいいと思う人がほとんどですよね。
50代で死亡保障がいらない理由は、大きな金額を残す人がいないからです。もちろん事情がある人は除きます。子供も独立して働いているなら、お子さんにお金を残しても生活には困らないでしょう。
最近では、高齢出産する人も多いので場合によってはまだまだ大きな金額を子供に残さないと行けない人が増えてきています。ライフステージに合わせて判断していきましょう。
次は、50代で医療保険は何故定期から終身に切り替えたらいいのかです。
50代では何故医療保険は定期から終身に切り替えるのか?
保険を定期から終身に切り替えたほうがいい理由は、大きく分けて3つあります。
終身保険でご自身の葬儀代にするため
1つ目は、もし健康体であれば、まとまって必要なお金は、ご自身の葬儀代のみとなります。定期保険のままだと、解約した時にお金が全く戻ってこないので、 万が一の時に困ります。
終身保険に切り替えることによって、解約した時に戻ってくるお金がそのまま葬儀代金に充てられます。100万以上は戻ってくるので、保険を見直すときには、解約した時にどのくらいお金が戻ってくるのかきちんと把握しておきましょう。
葬儀代は高いイメージがありますが、最近では葬儀会社に会員登録しておくと、葬儀代金が割引になったりするので、合わせて覚えておくと葬儀代もかなり抑えられます。浮いたお金は好きなものに使いましょう。
定期保険の更新は50代から金額があがるため
2つ目の理由は、定期保険の更新は50代から金額があがる傾向があるからです。更新のはがきをみて興ざめるのが50代です。場合によっては万単位で上がるので、医療保険の定期で継続するなら、終身に再度切り替えたほうが保険料も上がら無くて済みます。
更に、終身保険で一時払いにすると、以降お金もかからず保障だけ一生涯受けられます。何がきても保障があると、理想ですよね。
50代から病気のリスクが上がるため
3つ目の理由は、50代から病気のリスクがあがるからです。保険業界では、40代から病気が増えやすいリスクがあると捉えます。病気が増えると、診断一時金や手術費用の支払いが多く発生してしまいます。
すると、他の人のお支払いが滞ってしまっては元も子もありません。そういった状態を防ぐために、病気のかかりやすい年代から保険料を一気に値上げしているのです。
50代で保険について気になったらどこに相談したらいいのか?
では、保険料が高くて今すぐ見直したい方もいらっしゃるかと思います。保険を見直すにはどこへ行けばいいのでしょうか?
複数の保険商品を一括で比較できる保険の無料相談窓口へ
50代の方が20代のときに一度保険にはいるときには、ほとんどが大手会社のスタッフにきてもらった方法が圧倒的多数です。そのときにはインターネットがなかったので、情報の集め方が極端に限られていたからです。
しかし、50代となった今ネットが発達して保険の複数比較も容易なりました。これから相談にいくときには、複数の保険商品を一括比較できる無料相談窓口がオススメです。
保険に相談するときは、上記4つのポイントをしっかりFPさんに伝えるとあなたにピッタリの保険が高い確率で見つかります。
まとめ
今回は50代から保険を見直す4つのポイントについてお伝えしてきました。
- 死亡保障は減らす又は解約でもいい
- 医療保険は定期から終身に切り替える
- 新たに保険に加入する時は支払い方法は一時払いで
- 介護の心配事は、介護保険を利用するだけでOK
上記4つのポイントを複数比較できる保険の相談窓口のFPさんにしっかり伝えるとミスマッチの保障が大分減り、家計を圧迫することなく老後に備えられます。