女性は、人生におけるイベントが多いです。
結婚、出産、子育て目まぐるしい変化についていけない人も多いことでしょう。
結婚してから会社を辞めて専業主婦になったり、お子さんが中学生くらいになったので、パートにでたりする方もいます。
でも、主婦の人って保険どうしているのか気になりますよね?
主婦は職業でありながらもお給料が発生するわけでもありません。
貯蓄も自分でやりにくいことから、やるとすれば保険に限ります。
今回は、主婦になってから真っ先にどの保険を検討すればいいのか紹介していきます。
目次
主婦になったら加入しておきたい保険とは?
主婦になったら是非とも加入を検討して欲しい保険を紹介します。
生命保険
1つ目は、生命保険です。
生命保険は死亡保障がついた保険です。
受け取るときには、掛けた金額一括して受け取れるのが特徴です。
主に、お子さんが小さかったり、奥様が主婦の場合に使われます。
収入保障保険
2つ目は、収入保障保険です。
収入保障保険は、生命保険と同じく死亡保険ですが、生命保険と違うところは、支給されるときには月額で給料のようにもらえます。
月々の生活費の補てんのためにも、一ヶ月の生活費を把握しておくことで掛ける額もおのずと決まってきます。
具体的な金額については、後ほどお話します。
医療保険(終身保険)
3つ目は、医療保険(終身)です。
医療保険は、病気全般に備えられる保険です。
また入院保障もあります。
終身タイプに加入しておくと、解約返戻金でお金が戻ってくるので、ご自身の葬儀代として残しておく場合がほとんどです。
また、お支払いしている額を上回る場合もあるので、余裕があれば貯蓄として将来に残される方もいます。
学資保険(お子さんがいる場合)
4つ目は、お子さんがいる場合の学資保険です。
主婦にとって一番大変なのが、貯金です。
お子さんは、小学校から大学まで通うことがほとんどなのでまとまったお金が必要になってきます。
加入期限がお子さんが6歳になるまでと限られてくるので、加入する場合にはお子さんの年齢に注意しましょう。
お子さんが一定年齢に達すれば、お金がもらえますので、その分も含めてお子さんの将来のために貯める方が多いです。
個人年金保険
最後は、個人年金保険です。
個人年金保険は、一定年齢まではお支払いしておき、支給年齢がきたらお金がもらえる保険です。
仕組みが年金と同じなので、近年では年金の足しにと考え老後のために加入される方がほとんどです。
主婦の場合、年金は国民基礎年金しかもらえないので老後に備える場合は必須となります。
主婦が加入するときに抑えておきたいポイント4つ
次に、主婦が保険に加入する時に抑えておきたいポイントを紹介します。
保険はあくまでも夫優先で考える
まず、1つ目は保険はあくまでも夫優先で考えておきましょう。
主婦が加入する保険だから主婦中心でいいのではと思うかも知れませんが、主婦中心にすると保障の面で不安が出てきます。
特に将来への貯金が少なくなってしまいます。
保険については夫の保障を厚くすることにより、夫に万が一のことがあれば最終的には受取が奥様になり、生活も安定します。
一ヶ月の生活費を把握しておく
2つ目のポイントが、一ヶ月の生活費を把握しておきましょう。
把握することで、死亡保障をどれくらいにするのか決まるからです。
特に、収入保障保険に加入する場合は、月々どれくらい受け取るのか決めます。
生活費くらいに設定しておくと、夫に万が一のことがあればご自身は仕事を探しながら生活が送れます。
お子さんがいれば大学進学まで考えておく
もし、お子さんがいれば大学進学まで想定しておきましょう。
ここは、それほどうるさく言わなくても保険のことについて相談した時に向こうから大学進学を想定してシミュレーションしてくれます。
自身の老後のことも考えておく
最後に、ご自身の老後について考えておきましょう。
特に主婦の年金は、国民基礎年金しかもらえないのが一般的です。
派遣社員で厚生年金に加入している人は厚生年金も合わせてもらえます。
特に国民基礎年金しかない場合は、もらえる額も少ないので個人年金保険で補てんしたほうが心配事が減ります。
何故主婦には生命保険や収入保障保険が必要なのか?
続いては、主婦には何故生命保険や収入保障保険が必要になるかの理由です。
大きく分けて2つ挙げられます。
生活費に直結するから
1つ目の理由は、生活費に直結するからです。
パートに出ている主婦もいれば、完全に専業主婦の方もいらっしゃいます。
どうしても心配になるのが、夫亡き後のご自身の生活費です。
夫が亡くなったら、生活ができない事態は避けたいものです。
夫に万が一のことがあれば、バランスが大きく崩れてしまうから
2つ目の理由が、生活バランスが大きく崩れてしまうからです。
特に主婦の場合、頑張って稼いているのは夫だけになります。
その夫に万が一のことがあれば、一気に生活バランスが崩れてしまいます。
せめて、仕事を探しながら生活費は確保したいものです。
何故主婦の医療保険は終身のほうがいいのか?
実は、主婦も医療保険に関しては終身のほうがいいと言われています。
中には、定期保険に切り替えてといった意見もありますが、今回は生活費に焦点を当てると終身のほうがいいのです。
解約返戻金で貯蓄もできるから
医療保険、終身タイプには解約返戻金があり、解約したらまとまった額が戻ってきます。
ご自身の葬儀代として残される方もいますし、解約返戻金が多い場合には、プラスして生活費にも当てることができます。
人によっては、解約返戻金でお子様の教育費にも当てる猛者もいます。
入院保障もしっかりしており急な病気にも対応できる
2つ目は、入院保障があるからです。
今では入院保障は1万円くらいあればいいと言われています。
入院するといろいろお金がかかるので、退院したあとに真っ青にならなくても済みます。
主婦にオススメ!保険の掛け金はいくらぐらい?
実際、保険の掛け金の具体的な金額をお教えします。
掛け金を知ることで、月々お支払する保険料とバランスが取れます。
生命保険は一ヶ月の補てん費用から捻出!
生命保険は、一ヶ月の生活費でどれくらい補てんが必要かによって変わってきます。
補てん費用×年数分が生命保険の必要な額になります。
例えば、補てん費用が一ヶ月3万円だったとすると、20年かけるとしたら3×12×20で720万円が最低必要になってきます。
その場合は、1000万円の生命保険に加入すると、生活できます。
収入保障保険は月額20万程度
もし、収入保障保険に加入するなら、月額20万円ほどあれば生活できます。
掛ける金額に迷っていれば、月額20万に設定しておきましょう。
20万円以上は、逆に月々の保険料のお支払いが大変になるのであまりオススメできません。
医療保険は葬儀費用として200~300万程度の解約返戻金が戻ってくるように
医療保険は、第一に葬儀費用として残すためのものなので、解約返戻金が200万~300万になるように加入しておきましょう。
解約返戻金の額は加入する前にも確認できるので、何年加入すれば目標の額になるのかもしっかり確認しておきましょう。
学資保険は200万程度
学資保険は、満期のときに大体大学一年分くらい通える額に設定しておきます。
入学金と春期と秋期分お支払いができる200万くらいが丁度いい額です。
個人年金保険は月額10万程度
個人年金保険は、月額10万円くらいになるようにしましょう。
国民年金しかもらえないので、生活費を補てんする形を考えておきましょう。
主婦になる前に、会社勤めをされている方はいくらか厚生年金分も出ますが、会社勤めが少なければあまり期待はできません。
まとめ
今回は、主婦になってから加入しておきたい保険を紹介してきました。
主婦になったら、夫優先に保険を考え、生命保険、収入保障保険、個人保険、医療保険、子供がいれば学資保険がオススメです。
主婦は、どうしても夫に万が一のことがあれば、一気に生活バランスが崩れてしまいます。
バランスが崩れないように、夫の保障を厚くしておきましょう。
また、ご自身の老後のためにも、国民年金に補てんする形で個人年金保険に加入しておきましょう。
いつでも安心した生活のために保険があります。
生活費を補てんする形で考えると、自ずと自分にはどれいくらいの額が足りないのかが見えてきます。